とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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横道世之介 吉田修一

今までの吉田修一の文章と少し雰囲気が違うなと思った。
しかし、それに気づいた時にはすでに止まらなくなっていた。
おもしろい。もしかしたら吉田修一の作品の中で一番かも知れない。


人生において誰かに話すほどのことというのは意外と少ない。
ではそれ以外の時間はどう過ごしているのか、と考えたときに何か自分の人生がひどく隙間だらけのもののように思えてくる。
この作品はそんな「隙間」の部分を丁寧に描いた作品だと言えるだろう。
そもそも横道世之介という人物自体がこの「隙間」の集大成のような人間である。
そしてそれを表すかのように世之介にかかわった人たちのその後の話がところどころに挟まっており、彼らは世之介をはっきりと思い出しはしない。
とりたてていいやつという感じではない。でもこういう人に出会えたら得をした気分になるという作者のメッセージはとてもよくわかる。
僕が世之介に出会っていたら…
そう想像せずにはいられなくなってしまう作品である。
横道世之介横道世之介
(2009/09/16)
吉田 修一

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