とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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氷の轍 桜木紫乃

身寄りのない老人の遺体が発見されるところから事件が始まる。そしてその老人の過去をたどっていくうちに事件の真相が明らかになるのだが…主人公に複雑な生い立ちを持つ女性刑事をおき、複雑な家庭環境ゆえの事件の捉え方や、感情の動きが非常に面白い。一つだけ惜しまれるのは、脇役で「凍原」の松崎比呂がところどころ出てくるところである。別に重要な役割ではないので、あえて出さなかったほうがよかったのではないかと思うのだが。

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家族のシナリオ 小野寺史宜

元女優の息子である主人公が、ふとしたきっかけから演劇部に入る話。
母親の過去を知っていく過程がなかなか面白い。ちょっと特殊な家族事情であるが、深刻になりすぎないところも妙に説得力があってよかった。

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メビウス・ファクトリー 三崎亜記

企業城下町が舞台になっているのだが、特殊な設定の中に非常に現実的な問題提起を投げ込んでくるところが何とも三崎亜記らしくていい。自分の意志なのか、それはそうなるように仕向けられたものなのか、演じているのか、本物なのか、いろいろなことを考えさせられる作品である。

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みかづき 森絵都

千葉県を舞台に戦後の塾創世記から現代までを描いた作品。塾の先生というものにスポットを当てた作品はいくつかあるが、塾の経営や時代背景などをここまで丁寧に描いた作品はなかなかないだろう。それなりに説得力があり、面白いのは認めるのだが、何か違うだろうと思う部分も少し残った。

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望み 雫井脩介

加害者のほうがいいのか、被害者のほうがいいのかというのはよくある問なのかもしれない。しかし、実際、そういう問題に直面した時、加害者の家族として糾弾されるのがいいのか、それともたとえ息子は戻ってこなくても被害者として同情されたほうがいいのか、というのはなかなか難しい問題である。
大衆の無責任さの描き方がうまいので、全体として非常に考えさせられる作品になっている。

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女子的生活 坂木司

ミステリーではない坂木司の本というのはわりとはずれが多い。そしてこれもはずれである。これが女子的生活なのかは私には判断できないが、なんというかいろいろと違和感があった。

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明るい夜に出かけて 佐藤多佳子

ラジオのリスナー、いわゆる「はがき職人」だった大学生が主人公。インターネットの怖さというか無責任な人々の描き方が非常にいい。今でもラジオを聞く人たちを描くというのもなかなか面白い視点だと感じた。

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遠い唇 北村薫

北村薫の短編集。大掛かりな事件ではないので比較的気楽に読める。あとがきにもあったが、ネットのおかげで誰でも名探偵になれるという発想は確かにそうだと思った。

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よっつ屋根の下 大崎梢

父が正義感を発揮したことによって左遷され、それによってばらばらになってしまった家族を描いた作品。家族のメンバー一人一人が主人公になっているので、連作短編集という風にとらえてもいいかもしれない。田舎礼賛的な話だったらドン引きだったが、それほどでもなかったので、まあそれなりに楽しめる作品である。

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危険なビーナス 東野圭吾

獣医をやっている主人公のところに海外で仕事をしている弟の妻を名乗る女性がやってくるところから話が始まる。そこから複雑な家庭環境だったり、母親の死の真相だったりが明らかになっていくわけだが、まあ話としてはそれなりに面白い。ただそれほどハラハラするような展開でもないので、刺激がほしい人にはあまりお勧めしない。

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西洋菓子店プティ・フール 千早茜

町のケーキ屋を舞台にした連作短編集。お菓子類の説明がいろいろ書かれているところがなかなかよかった。肝心のストーリーは伏線の処理も含めて、なんか自己完結しちゃってるなあという気がしないでもなかったが、まあお菓子関係の用語が少しわかるようになるという意味では読む価値のある本である。

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Aではない君と 薬丸岳

離婚した妻に引き取られた息子が殺人を犯すという設定から話が展開する。事件の真相が明らかになっていくにつれて、加害者に同情すべき点が多い場合でも、やはり加害者は加害者として扱われるという事実。そしてなぜか関係ないはずの人まで不利益をこうむるところもテーマとしてはありがちであるが、なかなかよかった。ただ一つ残念だったのは、いじめ関連の描き方が少し甘い気がした。殺人にまで駆り立てたのならもっとあるだろうと思ってしまった。

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三人屋 原田ひ香

3姉妹がもともと親のやっていた喫茶店をちょっと変えて、それぞれの時間帯で店をやる話。といっても連作短編集で主人公は3姉妹の誰かというわけではない。まあ話としては面白いものもそうでないものもあるが、全体としてはそれなりにまとまっている作品だろう。

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Masato 岩城けい

オーストラリアに引っ越すことになった少年を主人公にした作品。少年の描き方が微妙なところはあるのだが、全体としてオーストラリアでのいじめというのは題材としてなかなか面白かった。よそものへの迫害は決して日本独自のものではないことをちゃんと書いているところがよかった。

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影の中の影 月村了衛

なんというか非公式に世直しをする人というか正義の殺し屋というか…わりと月村了衛にありがちな話なのだが、これはこれで面白い。今回は中国が敵らしい。お約束のよさというものがある作品である。

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東京會舘とわたし 辻村深月

東京會舘を舞台にした作品。長編小説という扱いだったが、連作短編集といったほうが近いかもしれない。一応メインは小椋という若手作家が東京會舘を舞台にした小説を書こうとするところから始まり、その流れで行くのだが、章ごとに主人公は異なる。とにかく辻村深月が東京會舘に強い思い入れがあることがわかる作品である。



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