とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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95 早見和真

95年という年代と20年後の現在を対比させながら描いた作品。95年という時代の描き方がいい。そして何より早見和真の描く少年というのは本当にリアルで、その時代に引き戻されるような感覚がある。今年も終盤になって今年を代表するといってもいい作品を読めたのはよかった。

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遠すぎた輝き、今ここを照らす光 平山瑞穂

中学の同級生である「正しすぎる」女性と偏屈な男性を描いた作品。この二人の対比がなかなか面白いのだが、何よりもこの偏屈な男の少年時代の描き方が素晴らしい。こういうイタイ少年の描き方が本当にリアルでいい。この手の男子を描く人はどうもこういう人を馬鹿にしているので、嘘っぽさが出てしまうのだが、この作品は本当に説得力があり、非常によかった。

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ユートピア 湊かなえ

田舎の町を舞台にして、もともと地元の人、夫の転勤で来た人、理想郷を求めて来た人という3人の立場の違う女性の視点で描かれた作品。下手な「文学作品」のような田舎礼賛になっていないところがいい。いい点悪い点をきっちり描き出し、それでもそこで生きる道を選ぶのか、出ていく道を選ぶのか、という問題に向き合っているところにただのミステリーとは違うものが感じられた。

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女のいない男たち 村上春樹

久々に村上春樹の短編集を読んだ。正直、よくわからない話もあった。女性の果たす役割が村上春樹っぽい気がする。まあ村上春樹をお手軽に読みたい人向けの本かもしれない。

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りはめより100倍恐ろしい 木堂椎

ずいぶん前に話題になったことを思い出してちょっと読んでみた。要するに「いじり」のほうが「いじめ」より恐ろしい、と言いたいらしいが…正直、私には作中での「いじり」がただの「いじめ」にしか思えなかった。とはいえ、いじめの描写やいじめられっこの描き方は非常にリアルで作品としてはわりとよかったと思う。

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透き通った風が吹いて あさのあつこ

あさのあつこの定番ともいえる田舎の少年を主人公にした話。野球部設定だったので、最初もう少し野球が出てくるのかと思ったが、結局、傍観者を主人公にしただけの話だった。話としては悪くないが、何かが起こりそうで結局何もなく終わってしまった感じがするところが残念だった。

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卒業するわたしたち 加藤千恵

卒業をテーマにした短編集。いろいろな形の「卒業」が描かれていて、面白い。若干男性の描き方に違和感はあるが、まあ女性から見たらこんなものなのだろう。

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それは甘くないかなあ、森くん。 小野寺史宜

勢いで会社を辞めてしまった若者が1週間知り合いのところを泊まりながらいろいろと成長していく物語。話としては若干ご都合主義的ではあるのだが、かといってそれほど嘘っぽくもなく、楽しめる作品である。

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トオリヌケキンシ 加納朋子

病気を抱えた人々を描いた連作短編集。一般人になかなか理解されないという部分がうまく描かれていて非常によかった。無菌室の話は体験談も入っているのだろうかとよけいなことも考えてしまった。

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失恋天国 瀧羽麻子

長年付き合った婚約者にいきなり別れを切れ出された女性が失恋学校なる場所に行く話。失恋学校という設定がなかなか面白い。若干のご都合主義はあるが、これはこれでありだと思う。

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世にも奇妙な君物語 朝井リョウ

朝井リョウ風「世にも奇妙な物語」。「世にも奇妙な物語」自体はそんなに見ていたわけではないのだが、雰囲気はよく出ていると思う。不思議さと妙な説得力とが同居していて楽しめる作品である。

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全員少年探偵団 藤谷治

久々に藤谷治の本を読んだ。
が…たぶん江戸川乱歩の少年探偵団のシリーズを読んでいない人には面白くない本なのだろうなとしか言えない。少年探偵団を読んだことがない私にはネタもよくわからなかったし、キャラ設定もよくわからなかったので、つまらない本だなあとしか感じられなかった。伏線なのか、そうでないのか、自然なのか人工なのか、いろいろと区別がつきにくく、読み終わっても何かすっきりしない。正直、この本を読んで江戸川乱歩の少年探偵団のシリーズを読みたくなるかというと、読みたくはならない。そういう意味では敬意の空回りという感じだろうか。

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いつか来た町 東直子

東直子のエッセイ。エッセイではあるのだが、東直子の独特の感覚がふとしたところに現れていてなかなか面白い。ものすごく面白いとか、感動するとかいうわけではないが、ちょっといい気分になれる本である。

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宇喜多の捨て嫁 木下昌輝

暗殺を得意とした戦国大名・宇喜多直家を軸にその周りの人物を主人公にした話を描いた連作短編集。戦国時代の描き方が残酷で非常にいい。また、それぞれの人物がそうせざるを得ない状況に追い込まれていくところが非常に説得力がある。時代小説系は苦手なのだが、この作品は素直に楽しめた。

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だれもが知ってる小さな国 有川浩

佐藤さとるの名作「だれも知らない小さな国」のオマージュというかなんというか。あえてあの書き出しをしているところからもかなりの熱意が伝わってくる。いくらなんでも作品中で佐藤さとるを持ち上げすぎなんじゃないかとは思ったが。
基本的に別の場所という設定にしてあるので、従来のコロボックルシリーズが好きな人でも、そもそもそれを読んだことがない人でもそれなりに楽しめる作品ではないかと思う。
余談だが、どさくさに紛れて旅猫リポートの話を入れたり、高知県アピールしたりと変なところで有川浩らしさがあった。

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君は素知らぬ顔で 飛鳥井千砂

子供が主人公の人気ドラマを見ていた人々の世代が徐々に成長していく連作短編集。ドラマが軸になってはいるものの、ポイントはその当事者ではないところだと思う。まあそういう意味では最後の話はお約束っぽくてあまり好きになれなかったが、全体としてはそれなりに楽しめる作品である。

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きのうの影踏み 辻村深月

辻村深月のホラーの短編集。かなり短い話もあり、ショートショートというにはちょっと長いも入っているという感じである。そんなに理不尽な感じの作品というのはあまりないので、ホラー作品に関して時々感じる腹立たしさはそんなになかった。

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槐 月村了衛

中学生の集団が暴力団というかチンピラというか犯罪者集団の抗争に巻き込まれる話なのだが、意外な展開を見せる。話としては全く違うのだが、なぜか「バトルロワイヤル」を思い出してしまった。肉弾戦の描写が細かいからかもしれない。
まあそれはおいておいて、話としてはわりといい感じで終わっているので、人はかなり死ぬが、そんなに読後感は悪くない作品である。

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ウォーク・イン・クローゼット 綿矢りさ

綿矢りさの久々の新作。短篇というには少し長い2つの話から構成されている。
「いなか、の、すとーかー」は雑誌で読んだことがあり、単行本になるのを1年以上待った。なかなかいい作品だと思う。また女性同士の友情を描いた表題作は幼馴染というところで「亜美ちゃんは美人」を思い出すが、こちらのほうがわりといい関係だと思う。これからの二人の関係が気になる作品である。まあ続編は出ないだろうが。

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九年前の祈り 小野正嗣

芥川賞だったので読んでみた。連作短編集だが、最初に田舎に帰ってくる設定の感じが、ああこれは苦手なタイプの作品かなと思ったら、まさにその通りだった。こういう田舎を舞台にしているだけで何か文学的だと大喜びする人も世の中には結構いるようだが、私にはこれといって何か面白いポイントが感じられなかった。正直、田舎を舞台にすればいいってもんでもないんじゃないかと思った。

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