とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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にじいろガーデン 小川糸

わりと特殊なケースの同性愛カップルの話といえるかもしれない。好意的に見れば新しい家族の在り方を描いた作品ともいえる。子供がうまく絡めてあるし、偏見についてもまあ多少描かれている。しかし、「事実婚」という形をとらざるを得ない人々との対立軸のようなものを作る必要があったのだろうか?同性愛者のほうが大変だ、というのは事実かもしれないが、その対立軸はよけいな気がした。同性の婚姻を認めない制度に意見を言うなら、その対象は事実婚の人々ではなく、行政であるべきで、そこをはき違えているため気持ち悪かった。

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桜の木の下で待っている 彩瀬まる

短編集。新幹線に乗って北に向かうという程度の共通点しかないので、一つ一つの話はほぼ別物といっていい。面白い話、そうでない話いろいろあり、正直、説明が難しい。強烈なインパクトはないが、それなりに楽しめる作品である。

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蒼林堂古書店へようこそ 乾くるみ

ミステリー専門の古本屋を舞台に、本にまつわる謎だったり、日常の問題を本をヒントに解いていったりと、わりと些細な事件を扱った話。ビブリア古書堂のシリーズのイメージに近いが、こちらのほうが先である。話の合間に書評があり、いろいろなミステリーが紹介されているので、それを読むのもなかなか楽しい。次に読みたい本というのが増える1冊かもしれない。

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ようこそ、わが家へ 池井戸潤

ドラマ化されていたので、気になって読んでみたのだが…キャストに合わせて大幅に物語を書き替えたのだろうな、という予想がついた。ドラマを見ていないので、ドラマ自体については何も言えないが、少なくとも確実に主人公は帰られている作品だろうなと思う。
主人公が駅で、たまたまマナーの悪い男を注意したところから事件が始まる。これが予想外の展開を見せる、という池井戸作品としては珍しくミステリーとして楽しめる作品であるが、これはこれでありだと思った。

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スーツケースの半分は 近藤史恵

青いスーツケースから始まる連作短編集。女性4人組を軸にしているが、それ以外の人々を主人公にした話もある。スーツケースとそれを持っていく旅の様子を通して人それぞれ違った幸せがあることを改めて考えさせてくれる作品でもある。

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作家と一日 吉田修一

ANAの機内誌に連載されていたエッセイをまとめたもの。エッセイも面白い。特に何がというわけではないのだが、作家の日常というのはこんな感じなのかな、という風に思えて、妙に親近感が持てる作品である。


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我が家のヒミツ 奥田英朗

家族をテーマにした短編集のシリーズ(?)。どこにでもありそうな家族の話が描かれていて非常に面白い。特につながっているわけではないので、それまでの作品を読んでいなくても十分に楽しめる本だろう。

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蜜の残り 加藤千恵

最近、妙に加藤千恵にはまっているのだが、なんというか短歌と短編小説というこの組み合わせに妙に惹かれる。若干、小説のパターンが似通っているのが残念だが、それなりに楽しめる作品である。

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壊れた自転車でぼくはゆく 市川拓司

ちょっと変わり者で常に引きこもっているような祖父が突然出かけようとした、その祖父の過去を探ることになった主人公の話。まあ多少突っ込みどころはあるがこれはこれで楽しめないこともない作品である。

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消滅-VANISHING POINT- 恩田陸

空港の入国審査でテロリストの疑いをかけられ、足止めされた人々を描いた作品。展開が面白かったのでどんどん読み進めていたのだが…最終的に伏線なのかと思ったら、ただの仮説でした、というのがいくつかあって、事件の真相も少々拍子抜けするものであった。結構面白かったのだけにその点だけが少し気になった。

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小人の巣 白河三兎

「小人の巣」という自殺幇助サイトの運営者に楽に死ねる薬をもらいに行くところから話が始まる。
連作短編集でそれぞれの自殺志願者の考えていることがいろいろと描かれていて興味深い。若干ご都合主義的なところはあるが、これはこれでよくできている作品である。

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MILK 石田衣良

石田衣良の久々の新作。性をテーマにした短編集で、正直、この手の作品は個人的には苦手なので、何とも言えない。性描写がきついのが気にならない人とかそういうのが好きな人にはいいのかもしれないが、結局性的関係の話というだけでストーリーを楽しめる作品ではなかったので、あまりお勧めしない。

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JUSTICE 大門剛明

大規模弁護士事務所で働く弁護士が事件の真相を明らかにしていくというミステリーで、連作短編集なのだが、それぞれの「正義」の違いが描かれているところが興味深い。以前、そこに勤めていたはずの人を思い出せないというのは不自然な気もするが、話の本筋とはそれほど関係がないので、気にしすぎるものではないだろう。

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探偵少女アリサの事件簿 東川篤哉

溝の口を舞台に、何でも屋の男が世界的に有名な探偵の娘の世話を依頼されるところから、いろいろな事件を解決に導くことになる話。いかにもコメディという感じなので、深刻にならないところがいい。殺人を軽々しく扱うなという批判はあるかもしれないが、これはこれでありだと思う。

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かたづの! 中島京子

一角獣というか角が一本のカモシカを語り手にして、江戸時代の初期のまだ安定していない時期の東北を舞台にある女性の一生を描いた作品。歴史小説とはちょっと違った雰囲気もあり、なかなか面白い。ちょっと東北に行ってみたくなる作品である。

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八月の六日間 北村薫

本当に久しぶりに北村薫の本を読んだ。ブログに書くのはなんと6年4か月ぶりになる。そういう意味ではかなり期待して読んだ。
話としては山に登る独身女性を主人公とした話で、いくつか山が出てくる。丁寧に描かれているので、これはこれで面白いのだが、勝手にミステリーだと思っていた私は少し拍子抜けしてしまった。とはいえ、いい作品であることは間違いない。

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午前零時のサンドリヨン 相沢沙呼

いまさらながら読んでみた。すでに「ロートケプシェン、こっちへおいで」は読んだのだが、妙な構図にしていない分、こちらのほうが楽しめる。というより続編から読んだ私が悪かったということになるのだろうが。

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犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼 雫井脩介

犯人に告ぐの続編。確かに前作の事件についてちょこちょこ出ては来るのだが、大してつながりがないので、前作についてほとんど忘れていても楽しめる。ただ今回はあまりすっきり終わっていないので、もしかしたらまた続編を書く予定なのかもしれない。

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うずら大名 畠中恵

畠中恵の時代小説。別に妖怪は出てこない。ひょんなことから名主を継ぐことになった主人公と、やはり予想もしなかった事情により大名の座が転がり込んだ男の再会と、彼らを取り巻く様々な事件の話。「泣き虫」設定でなんとか主人公の個性を出そうとしているのだが、正直、あまり効果的に思えない。畠中恵の時代小説における主人公のワンパターンさが気になってしまった。とはいえ、うずらを飼っていて、そのうずらに活躍させるというのはなかなか面白い設定だし、話自体は結構面白かった。主人公が微妙という点を除けば、かなり楽しめる作品である。

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霧(ウラル) 桜木紫乃

すさまじいのを書いてきたなという感じ。時は昭和30年代から40年代。地元では有名な金持ちの三姉妹の真ん中が主人公。最初は親に反発し、芸者となり、そしてヤクザの妻となり…という人生を歩む。一方、一番上の姉は常に親の期待にこたえ続け、親の言いなりに地元の名士で政治家になろうとしている男に嫁ぐ。そして二人の姉が家を出たことにより、家を継ぐ運命を背負うことになる妹の3人の立場の違いやキャラクターの違いが本当にうまく描かれている。
ヤクザの妻である主人公が表面的には一番恐れられる存在なのだろうが、本当に怖いのは長女である。決して強いわけではなかったはずなのに、運命にあらがうために強くならざるを得ない主人公に心を打たれる。今年を代表するといっていい作品の一つである。

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