とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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焔火 吉村龍一

時代としては明治から大正あたりだろうか?明確には書かれていないが、江戸時代ではない。東北から北陸あたりの田舎を舞台にしたなかなか壮絶な物語である。次から次へと主人公に災難が襲い掛かるが、それでも生きようとする主人公の強さというのがこの物語の魅力だろう。結構残酷な描写もあるので、人によっては嫌悪感を示すかもしれないが、物語としてはかなり面白い作品である。
焔火焔火
(2012/01/06)
吉村 龍一

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フラニーとゾーイー サリンジャー(著) 野崎孝(訳)

「昼田とハッコウ」や「冥王星パーティ」に出てきたので、気になって読んでみたのだが…こういうのは好きじゃないなと改めて思った。妙な理屈をこねくり回したような会話が延々と続き、正直どうでもいいよと思いながら読んだ。もちろんこういうセリフが好きなタイプの人もいるのだろうし、そういう人が支持するのはわからないでもないが、私はお勧めしない。
フラニーとゾーイー (新潮文庫)フラニーとゾーイー (新潮文庫)
(1976/05/04)
サリンジャー

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桜ほうさら 宮部みゆき

何者かに陥れられて切腹した父の事件の真相を探る浪人の話という感じだろうか。最初の舞台装置にかける説明が長く、最初の一話を読んだ段階ではまだ勢いがつかない。ただ2話以降は勢いに乗って読めるので作品としてはそう悪くない。時代小説が苦手な人でも最初のほうを乗り切れば楽しめる作品である。
桜ほうさら桜ほうさら
(2013/02/27)
宮部 みゆき

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何が困るかって? 坂木司

ショートショートとまではいかないが、まあかなり短い話を集めた短編集。正直、作品のクオリティとしては微妙。女と見せかけた男っていうネタが複数回使われていたり、それ以外にも結構ずさんなところが目立った。無理してミステリー仕立てにしている感じがして、期待外れと言わざるを得ない作品だった。
何が困るかって何が困るかって
(2014/12/12)
坂木 司

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拝啓、彼方からあなたへ 谷瑞恵

手紙に関連するものを扱う若い女性店主を主人公にした作品。ミステリーとして読むと、たぶんいろいろと突っ込みどころが出てきてしまうのだろうけど、そういう犯人を探すような読み方をするのではなくて、言えなかった言葉や伝えられなかった想い、そういうことを中心に描かれた作品としてとらえたほうがすんなりいく作品である。また、支配したがるタイプの男にハマってしまう女性の心理がうまく描かれていて、だからこその「手紙」なのかもしれないとも思った。
拝啓 彼方からあなたへ拝啓 彼方からあなたへ
(2014/12/18)
谷 瑞恵

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冥土めぐり 鹿島田真希

芥川賞受賞作である。…が、そんなにいい作品とも思えなかったが、まあ鹿島田真希にそれほど期待していないので、こんなもんかな…とおもっていたのだが、そのあとに収録されている「99の接吻」がすさまじくひどい作品で、正直、なんでこんな本を読んでいるんだろうという気分にさせられた。別の作品を収録しておけばもう少し印象が違ったのにと思う本である。
冥土めぐり (河出文庫)冥土めぐり (河出文庫)
(2015/01/07)
鹿島田 真希

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愛の保存法 平安寿子

平安寿子らしい短編集。それぞれの話は独立しているのだが、恋愛に関して妙にだらしない人々が出てくるところが共通している。それにしてももてる男を決していい風に描かないどころか、恋愛にだらしない男、流されるダメ男という描き方をしているところが非常に面白い。女性向けの作品ということなのだろうが、男性が読んでも十分に楽しめる作品である。
愛の保存法 (光文社文庫)愛の保存法 (光文社文庫)
(2007/12/06)
平 安寿子

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桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 奥泉光

「シューマンの指」がつまらなかったので、以来敬遠してきた奥泉光だが、久々に読んでみることに。
結論から言うと、コチラのほうが面白い。
ミステリーとして成立しているし、それなりに納得のいく結論である。
ただ文体が安っぽいのと、何の意味があるのかよくわからない太字が多数出てくる点が気になる。
それも含めて面白いと思う人はいるだろうが、個人的にはそういう奇妙なことをしないほうがよかったのではないかと思った。
桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活
(2011/05)
奥泉 光

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鸚鵡楼の惨劇 真梨幸子

鸚鵡楼なる場所で起きた事件の真相を解き明かすミステリーということになるのだろうが、50年前の事件と20年前の事件とさらに数年前の事件といろいろな事件が絡み合っている。
なかなか面白いのだが、あからさまな誘導はちょっと…そんな低レベルな叙述トリックを使わなくても物語として十分に楽しめるのに、あの無駄な叙述トリックのせいで作品全体が少し安っぽくなってしまったような気がした。
鸚鵡楼の惨劇鸚鵡楼の惨劇
(2013/07/23)
真梨 幸子

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教場 長岡弘樹

警察学校をテーマにした推理小説。
そこそこ面白いのだが、考え方に気持ち悪さが残る。それが現実だといわれればそうなのかもしれないが、本当にそんなことが許されるのか?といくつか疑問が残った。
教場教場
(2013/06/19)
長岡 弘樹

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人生オークション 原田ひ香

大学を出てフリーターになった女性が不倫の末に傷害事件を起こしたとされるおばさんの生活をネットオークションを利用して立て直していく話。
話としては読みやすいし、それなりに楽しめる作品ではある。
ただ、事実よりも人々が事実だと思っているほうが重要だという考え方はある意味正しいと思うのだが、しかしこの場合はなあ…とも思った。警察の取り調べに関する批判もあるのだろうか?
人生オークション (講談社文庫)人生オークション (講談社文庫)
(2014/02/14)
原田 ひ香

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冥王星パーティ 平山瑞穂

前から気になっていた本。高校時代に好きだった人と思われる女性の画像を11年後にネットで発見してしまったところから話が始まる。現在の状況と過去の状況、さらに女性側と3つの視点で描かれている。視点の切り替えがうまいので、物語の世界に入り込みやすいところもいいが、なんといっても高校生男子の描き方が素晴らしい。
はたから見ると変人にも見えるが、実は全然変人というわけではなく、どこにでもいる高校生男子なのだが、それをこういう風に描くことができる人はなかなかいないだろう。
終盤のまとめ方も非常によくできていて、もっと評価されてもいい作品だと感じた。
冥王星パーティ冥王星パーティ
(2007/03)
平山 瑞穂

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あの日の僕らにさよなら (新潮文庫)あの日の僕らにさよなら (新潮文庫)
(2012/12/24)
平山 瑞穂

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昼田とハッコウ 山崎ナオコーラ

久々に山崎ナオコーラの本を読んだのだが、直接的な主張の強さにちょっとひいた。物語の中に織り込めていないような気がして、それなら小説じゃなくてせめてエッセイにすればよかったのにと思ってしまった。
またハッコウの人間性が正直好きになれなかったし、主人公の昼田はもっと好きになれなかった。物語的にはハッコウは社会性のない人で人間的にだめなので昼田がフォローしてやっている、という風になっていたが、読んでいくうちに結局どっちも人間としてダメなんじゃないだろうかと思った。そうすると昼田とハッコウを対照的に描くことで進むはずの物語という風には読めなくなり、なんかよくわからない男の家族なんだか友情なんだかよくわからない物語になってしまったように感じられる。期待して読み始めただけに残念だった。
昼田とハッコウ昼田とハッコウ
(2013/09/26)
山崎 ナオコーラ

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あまからカルテット 柚木麻子

これで柚木麻子の既刊本はすべて読み終えてしまった。高校時代の同級生の女子4人組がそれぞれの問題を解決していく話である。ミステリーとは少し違うのだが、この4人のキャラがそれぞれにいい味を出していて、女同士の友情がいい形でからんでいるところが素晴らしい。
そんなに深刻ではないので、男性でも十分に楽しめる内容になっている。できればこちらのほうも続編が読みたいところだ。
あまからカルテットあまからカルテット
(2011/10)
柚木 麻子

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ブルース 桜木紫乃

影山博人という男について彼とかかわったさまざまな女性たちの視点から描いた連作短編集。強い人間と弱い人間の描き方が非常にいい。若干官能小説的な部分が気になるが、それをマイナスと見ない人ならかなり楽しめる作品だろう。
ブルースブルース
(2014/12/05)
桜木 紫乃

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