とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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たったそれだけ 宮下奈都

ある事件の犯人とその周りの人々を描いた連作短編集。事件と言っても殺人事件とかそういうものではないので、ミステリーではない。人物の描き方が宮下奈都らしく、面白い。特に身内の微妙な気持ち悪さの描き方は素晴らしいと思う。無駄に悲劇にしないところも好感のもてる作品である。
たった、それだけたった、それだけ
(2014/11/12)
宮下 奈都

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奇貨 松浦理英子

中年の男性小説家が、レズビアンの女性と同居しているという話。私小説風に書かれている・・・というか私小説を書く人という設定なので、そういう風に読むべきであろうという解釈。単純に面白くない。私小説風にしたら何か面白いとかそういうことがあったのかもしれないが、なんかあんまりリアルに感じられず、正直、面白いとは思えなかった。
奇貨奇貨
(2012/08)
松浦 理英子

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敗者たちの季節 あさのあつこ

甲子園を目指す少年たちを描いた連作短編集。「バッテリー」以後、あさのあつこは何作かスポーツ関連の作品を描いてきたが、その中でもこの作品は特に優れている。少年たちが生き生きしていて、久々にあさのあつこの良さが全開といった感じである。テーマとしては明るいものではないけれど、しかし、それでも希望のある作品である。
敗者たちの季節敗者たちの季節
(2014/07/26)
あさの あつこ

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鏡よ、鏡 飛鳥井千砂

飛鳥井千砂の会心の作といっていいかもしれない。叙述トリックっぽくしたかったんだろうなという妙な書き方をしているところはあるが、全体としては非常によくできていたと思う。化粧品会社に入った対照的な同期の2人の女性を主人公に、最初はお互いに嫌い、そしてひかれあい…と続いていく展開で、なかなかうまくいかない日常をうまく描いている。社会の中で自分らしく生きていくことの難しさを描いた作品といえるかもしれない。
鏡よ、鏡鏡よ、鏡
(2014/03/19)
飛鳥井 千砂

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僕は小説が書けない 中村航 中田永一

根暗な少年が高校に入って文芸部に入る話。正直、中村航と中田永一のよくない部分が出ている作品といえるような気がする。どこをどちらが書いたのかがわかっているわけではないのだが、全体的な雰囲気として展開もキャラクター作りもいろいろと失敗しているような気がする。期待値が高かっただけにがっかりした作品である。
僕は小説が書けない僕は小説が書けない
(2014/10/31)
中村 航、中田 永一 他

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マツリカ・マジョルカ 相沢沙呼

学校では目立たない(というかほとんど存在感のない)少年が、偶然、学校近くのビルから飛び降りそうな少女を見かける。ところが少女は自殺しようとしていたわけではなくて…というところから話が始まる。マツリカと名乗る少女の傲慢さとそれに振り回される主人公との関係が面白い。いわゆる日常のミステリーというジャンルで大がかりな事件にならない分、説得力があって楽しめる作品である。
マツリカ・マジョルカマツリカ・マジョルカ
(2012/03/01)
相沢 沙呼

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ワンナイト 大島真寿美

連作短編集と言っていいのだろうか。ステーキハウスで合コンをすることになり、ステーキハウスのおかみさんの話、義妹の話とその合コンにかかわった人の視点で話が展開する。登場人物の考え方がそれぞれあってなかなか面白い。また終わり方もタイトルを踏まえてきれいに決めているのでそのあたりも好感が持てる作品である。
ワンナイトワンナイト
(2014/03/20)
大島 真寿美

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穴 小山田浩子

芥川賞ということで読んでみた。場面転換が分かりにくく、時間がすぐに飛ぶので、ストーリーを追うのが大変である。そこが「文学的」と言えるのかもしれない。設定にも人物の描き方にも妙な気持ち悪さがあって、かといってそれが生きるような展開とも思えず、あまり他人に勧めたい本とは思えなかった。
穴
(2014/01/24)
小山田 浩子

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いろは匂へど 瀧羽麻子

30代女性を主人公に京都を舞台にした瀧羽麻子らしい話。安易な方向に流れるかと見せかけて、それらしい展開に持っていくところがいい。芸術家というものの描き方がとても説得力がある。
いろは匂へどいろは匂へど
(2014/04/24)
瀧羽 麻子

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家族シアター 辻村深月

家族をテーマにした短編集。いろいろな家族があり、それぞれいろいろな事情を抱えている様子が描かれていて、なかなか面白い。最初は連作短編集かと思って読んだのだが、個々の話は完全に独立しており、無駄につなげたがる悪癖が出ていないいい作品である。
家族シアター家族シアター
(2014/10/21)
辻村 深月

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物語のおわり 湊かなえ

最初に出てくる物語が「書きかけの物語」としていろいろな人の手に渡っていくという連作短編集。その物語の結末を自分の立場でいろいろと考えるというところが面白い。ありえないと言い切るのは簡単だが、それぞれの立場で違った結末を考えるというのはそれなりに説得力があり、これはこれでありだと思った。
物語のおわり物語のおわり
(2014/10/07)
湊 かなえ

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キャロリング 有川浩

本の発売とNHKのドラマの開始が非常に近かったのが妙に印象的だったのですが、中身としては複雑な生い立ちを持った男が事件に巻き込まれる話でそんなにすごい感じでもありません。深刻になりすぎずに読めるというのを利点捉えられる方にはおすすめできますが、それを「軽さ」というふうに感じる方にはお勧めできません。
キャロリングキャロリング
(2014/10/22)
有川 浩

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あなたへの歌 楊逸

中国人留学生が日本人と結婚して…というようなわりと平凡な物語と言えるかもしれない。途中の事件で友達のためにいろいろと中国各地を奔走する場面があるのだが、中国の地理感覚がよくわかっていなかったので、巻末の地図を見ながら読んだが、この大陸っぽい感覚がなかなか面白かった。テーマ自体は平凡だが、結婚というよりも結婚以外のいろいろが楽しめる作品である。
あなたへの歌あなたへの歌
(2014/02/24)
楊逸

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ターミナルタウン 三崎亜記

設定を作り上げるのに力を入れすぎて、説明的な記述が多く、その割にストーリーがあまり大したことがないように思えてしまって、期待したほどではなかったという感じ。鉄道をテーマに突拍子もない世界を作り上げるところはさすがだと思うのだが、我々の世界とかけ離れすぎているとただのファンタジーになってしまって、三崎亜記の独特の世界という感じでもないように思えてしまった。
ターミナルタウンターミナルタウン
(2014/01/15)
三崎 亜記

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3時のアッコちゃん 柚木麻子

「ランチのアッコちゃん」の続編。構成も前作と似ていて、最初の2話はアッコさんの話で後の2話はあまりアッコさんが関係ない話。深刻に考えればいろいろツッコミどころはあるのだろうけれど、むしろこれから頑張ろうという前向きになるための本であり、そういう意味ではある種のお約束が働いていてその「お約束」を楽しむ作品である。ちょっと落ち込んだ時とか、ちょっと仕事行く気ないなとかいう「ちょっとネガティブな気分」のときに読むといい本である。
3時のアッコちゃん3時のアッコちゃん
(2014/10/15)
柚木 麻子

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ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん
(2013/04/17)
柚木 麻子

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暗黒女子 秋吉理香子

自殺した少女の真相を文学サークルのメンバーが小説にしてそれを朗読していくという方式で描かれている。「藪の中」のような形式とも言えるが、ポイントは各メンバーが書くものが「小説」であることである。つまりフィクションを前提としているところが最後に生きてくる。終盤のまとめ方は本当に見事なのだが、それゆえにあともうちょっと書いて欲しかった部分もあった。
しかし、それでも十分に楽しめる作品である。
暗黒女子暗黒女子
(2013/06/19)
秋吉 理香子

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猫鳴り 沼田まほかる

第1章が猫を飼うことにした女性の話、第2章が自分に関心がなさそうに見える父をもつ少年の話、第3章が最初の女性の夫の話。
共通してある猫がでてくるのだが、別にホラーとかミステリーとかではない。第1章は何かあるのかと期待しながら読んだのだが、そういう本ではなかった。
ペット小説として楽しむべき本なのだろう。
猫鳴り (双葉文庫)猫鳴り (双葉文庫)
(2010/09/16)
沼田 まほかる

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だいじな本のみつけ方 大崎梢

大崎梢は中高生むけの本のほうが、中途半端に大人を主人公にする話より面白かったりするのだが、この作品はなかなか微妙である。ちょっと中学生向けということを意識しすぎたのか、それとも出版社から何らかの制約があったのか、設定をあまり活用できていないような気がした。
もちろんそれなりに話はまとまっているし、楽しめないことはないのだが、ちょっと期待しすぎてしまったのかもしれない。
だいじな本のみつけ方 (BOOK WITH YOU)だいじな本のみつけ方 (BOOK WITH YOU)
(2014/10/16)
大崎 梢

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ジヴェルニーの食卓 原田マハ

昔の画家の周辺の人物を主人公に、ドガだったり、モネだったりといった有名画家を史実をもとに描いた作品。
なかなかよくできていて、結構楽しめた。
ジヴェルニーの食卓ジヴェルニーの食卓
(2013/03/26)
原田 マハ

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検察側の罪人 雫井脩介

タイトルの通り検察をテーマにした作品。丁寧に描かれていて、なかなか面白かったのだが、最後のほうは妙に気持ちの悪さが残った。それも含めてこの作品の魅力と言えるかもしれない。
全く関係ないが、読んでいる最中にどうも東野圭吾の本のような気がしてきてしまった。なぜそう思ったのかよくわからないのだが。
検察側の罪人検察側の罪人
(2013/09/11)
雫井 脩介

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マスカレード・イブ 東野圭吾

マスカレードホテルの番外編というかなんというか。山岸と新田が出会わずにそれぞれの話が書かれている。うまく描かれていて、マスカレードホテルを読み返したくなる作品である。

マスカレード・イブ (集英社文庫)マスカレード・イブ (集英社文庫)
(2014/08/21)
東野 圭吾

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