とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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明日の子供たち 有川浩

児童福祉施設をテーマにした作品で深刻な話もないことはないのですが、全体的にはハッピーエンドというか特に不幸な感じにはなりません。主人公があまりにも子供っぽく、いくらなんでもやりすぎなのではとは思いましたが、従来の有川浩にありがちな「適当に登場人物をくっつけるような恋愛に持ち込む」展開もなく、テーマがぶれなかったところはよかったと思います。人物の描き方にはいくつか気になる点はありましたが、児童福祉施設に興味を持たせるという点ではいい作品なのではないでしょうか。
明日の子供たち明日の子供たち
(2014/08/08)
有川 浩

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64 横山秀夫

横山秀夫は「もう読まなくていい作家」のリストに入っていたのだが、この本は本屋大賞関連で読んでみた。結論から言うと、読んでよかったと思う。嫉妬深さが程よく抑えられているし、事件の真相もうまく練られていると思う。いやむしろ嫉妬深さを前面に出してメンツとかそういう話をメインにしてしまっていたから今まで読んだ作品が好きになれなかったのであって、そこさえなくなれば結構面白いのかもしれない。そういう風に横山秀夫の評価を変えた本である。
64(ロクヨン)64(ロクヨン)
(2012/10)
横山 秀夫

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チョコレートTV 水野宗徳

NHKでやっていたドラマの原作ということで読んでみた。ドラマも面白かったが、原作も面白かった。弱小テレビ番組制作会社を描いた作品で、テレビ業界をもっともらしく描いている。どこまでがリアルなのか私にはわからないので「もっともらしく」としておく。
ちなみに出てくるチョコレートをすべて知っていたというのは自慢してもいいだろうか?
チョコレートTVチョコレートTV
(2012/02/17)
水野宗徳

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めぐり糸 青山七恵

料亭で生まれ育った女性が、自分の人生を語る形式で物語が進む。激しい恋の話といってしまうとそれまでだが、人を狂わせるほどの強い感情をうまく描き出している。その衝動は若いときだけにとどまらないというところもまたこの作品のすごいところである。やりすぎとみるか、これはこれでありだと思うかで評価は変わると思うが、私は後者である。
めぐり糸めぐり糸
(2013/12/05)
青山 七恵

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総理の夫 原田マハ

日本初の女性総理の夫を主人公とした物語。本格政治小説というよりは、特殊な夫婦の話、という感じ。政治部分が妙に安っぽいのが残念ではあるが、まあ特殊な家族小説と言えないこともないので、楽しめないこともない。
総理の夫総理の夫
(2013/07/11)
原田 マハ

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悟浄出立 万城目学

中国の古典をベースにした短編集。表題作とか司馬遷の話とかなんとなく中島敦の影響を感じたのだが、私の勝手な思い込みだろうか?もちろん影響を受けていようがいまいが、万城目学独自のアレンジが効いていて面白い短編集になっていることに変わりはない。
悟浄出立悟浄出立
(2014/07/22)
万城目 学

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A 中村文則

中村文則の久々の短編集。連作ではなく、それぞれ独立しているので、面白い話もそうでない話もあった。しかし後半部分の話はわりとあたりが多く、「晩餐は続く」から「A」「B」の3作は本当に素晴らしかったと思う。序盤の話がちょっと読みづらいので、中村文則の作品をある程度読んでからのほうがいいかもしれない本である。
AA
(2014/07/14)
中村 文則

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硝子の葦 桜木紫乃

釧路を舞台にしたミステリー。ラブホテルの経営者が自動車事故で意識不明の間にその若い妻・節子と思われる焼死体が出てくるというところから物語が始まる。そして少し時間を戻して節子がどういう生活をしていたかが描かれている。そして浮かび上がってくる真相もなかなか面白かったし、事件の真相を突き止めようとするのが税理士というのも独特で面白かった。
なお「ホテルローヤル」が出てくるが、物語の本筋とはあまり関係がない。
硝子の葦 (新潮文庫)硝子の葦 (新潮文庫)
(2014/05/28)
桜木 紫乃

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山女日記 湊かなえ

山に登る女性たちを描いた連作短編集。初心者向けの登山が多いのでこれから山登りをしようと思っている人には参考になるかもしれない。登場人物たちも比較的いい人たちばかりで、わりと後味は悪くない。…でも湊かなえ特有の人間の負の面を鮮やかに描き出すというようなことはこの作品にはなかったのが少し残念でもあった。
山女日記山女日記
(2014/07/10)
湊 かなえ

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こんなにも優しい世界の終わりかた 市川拓司

終末の物語というのは個人的に好きになれない作品が多い。希望がないとかなんかそういうことではなく、作者の自己陶酔が感じられることが多いからである。残念ながらこの作品もそういう感じで、感動押し売り的な気持ち悪さ、しかも世界を終わらせるという大掛かりな設定にする理由もよくわからないという不可解さが相まって、読み終えた後に疲れしか残らなかった。
こんなにも優しい、世界の終わりかたこんなにも優しい、世界の終わりかた
(2013/08/22)
市川 拓司

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校閲ガール 宮木あや子

話題になっていたので読んでみたのだが…意外にも面白かった。女性ファッション誌がやりたくて出版社に入ったのに、小説の校閲の仕事をさせられている主人公が、いろいろと事件を…というわけではなく、まあ仕事をしながら恋をしたり、失敗したりという物語。主人公がわりと女性の共感を得やすい(と私が勝手に思っている)タイプに設定されているが、男性でも楽しめる。
本筋とは関係ないが柚木麻子の「私にふさわしいホテル」を読んでいると、ちょっとだけ面白いネタがある。
校閲ガール校閲ガール
(2014/03/14)
宮木あや子

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きみの呼ぶ声 飯田雪子

なんか叙述トリック的な展開をミステリーでもない作品でやられるといやだなあと思った。多少の違和感はあったのだが、単に少年の描き方が下手なのかもと思っていたら、そういうオチか!と思う本である。まあだからといって少年の描き方が素晴らしいという感じではないので、あまりお勧めはしない。
きみの呼ぶ声 (ポプラ文庫ピュアフル)きみの呼ぶ声 (ポプラ文庫ピュアフル)
(2012/05/08)
飯田 雪子

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全部抱きしめて 碧野圭

「情事の終わり」の続編らしい。それを知らずに読んでしまい、読み始めてからどうやら続編らしいということに気づく。最後の解説ではどちらを先に読んでもいいというようなことを書いてあるが、この本を先に読んでしまった身としてはその意見に賛同できない。続編を先に読んでしまった時の「やってしまった」感がこの作品にはある。しかも今回は予備知識なしだったので余計に痛い目にあった感じがする。なまじ丁寧に描かれているだけに、描かれていない部分(つまり前作で書かれていただろうと思われる部分)が気になり、普通に不倫のその後の物語として読むにはちょっと厳しいような気がした。
全部抱きしめて (実業之日本社文庫)全部抱きしめて (実業之日本社文庫)
(2013/10/04)
碧野圭

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総理大臣暗殺クラブ 白河三兎

事情により別々に暮らすことになった双子の妹に誘われて総理大臣暗殺を企てる部活に入ることになるという物語。むちゃくちゃと言えば無茶苦茶である。が、その高校生らしい無茶苦茶さと、設定の無茶苦茶さがうまく調和していて、結構面白い物語に仕上がっている。突っ込みどころは多々あるが、この無茶苦茶さが結構楽しめる作品である。
総理大臣暗殺クラブ (単行本)総理大臣暗殺クラブ (単行本)
(2014/07/01)
白河 三兎

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世界中で迷子になって 角田光代

前半が旅に関するエッセイで後半が「もの」に関するエッセイ。題材は変わっても角田光代らしいテンポのいい文章なのでどんどん読める。所々で角田光代らしい意見が書かれていて、それが結構納得できてしまったりした。
世界中で迷子になって世界中で迷子になって
(2013/04)
角田 光代

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旅者の歌 小路幸也

動物になってしまった兄、姉、許嫁を元に戻すために旅に出るという話。一応、そういう意味ではストーリーの筋はあるのだろうが、無駄な記述が多く、世界の構築に手間をかけているだけに思えた。話が途中で終わっているので続きが出るのであろうが、世界設定を作って満足するタイプのファンタジーのような感じに思えてしまって正直、続きが読みたいとは思えなかった。
旅者の歌 始まりの地旅者の歌 始まりの地
(2013/12/12)
小路 幸也

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透明な迷宮 平野啓一郎

変な人を主人公にした短編集。もっとストレートにいってしまうと変態的な人がやたら出てくる短編集ともいえる。しかし、ただの変態小説ではないので、そこは安心していいだろう。
透明な迷宮透明な迷宮
(2014/06/30)
平野 啓一郎

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ぱりぱり 瀧羽麻子

変人の姉・菫と普通の妹・桜の話から始まる連作短編集。最初の話が桜の視点からなので、てっきり桜が主人公なのかと思ったが、メインは菫のほうで、彼女の周りの人々を主人公にいろいろな話が描かれている。変人と天才は紙一重なのだなとつくづく思い、そういう変人を浮かび上がらせる「普通」の人の描き方のうまさを感じる作品である。
ぱりぱりぱりぱり
(2014/07/10)
瀧羽 麻子

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そこのみにて光輝く 佐藤泰志

映画の宣伝が興味深かったので読んでみた。しかし期待したほどではなかった。それなりに救いのある展開になっているし、極限の闇を見せられる感じもやるせなさもない。そんなどん底を読みたくないという人にはお勧めできるが、もうちょっと何かあってもいいかなという気もした。
そこのみにて光輝く (河出文庫)そこのみにて光輝く (河出文庫)
(2011/04/05)
佐藤 泰志

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鼻に挟み撃ち 他三編 いとうせいこう

最初の「今井さん」からして表現を追求したいのだかストーリーを追えばいいのだかわからない作品だったが、まあ次の「私の描いた人は」まではまだストーリーを追えた。だが、表題作はもはや意味不明で、正直何を楽しめばいいのかよくわからない作品だった。芸術なのか単なる自己陶酔なのか評価は分かれるだろうが、私には後者にしか思えなかった。
鼻に挟み撃ち 他三編鼻に挟み撃ち 他三編
(2014/05/02)
いとう せいこう

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