とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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MEMORY 本多孝好

「MOMENT」が神田が主人公の話、「WILL」が森野を主人公にした話、ときてこの作品はそれ以外に彼らに関わった人々の話である。短編集でいろいろな人物が登場し、年代も様々である。なんとなくその後の神田と森野がわかるので、今までの作品を読んだ人には楽しめる。まあさすがに3冊目から読む人もいないと思うので、特に問題はないだろう。
MEMORY (集英社文庫)MEMORY (集英社文庫)
(2013/09/20)
本多 孝好

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ここを過ぎて悦楽の都 平山瑞穂

平凡な男がひょんなことから近未来都市に足を踏み入れる。それが現実なのか夢なのかわからないうちに、会社をクビになり、正体不明の別の会社に就職することになる。
現実社会が嫌になった人達が集まる幸せな都市とそれでも現実を生きるほうとで揺れ動く主人公がなかなかよい。ただ伏線が処理しきれていない気がしたので、そのあたりは少し残念だった。

ここを過ぎて悦楽の都ここを過ぎて悦楽の都
(2014/03/11)
平山瑞穂

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手の中の天秤 桂望実

執行猶予の遺族預かりという架空の制度をもとに、被害者遺族や加害者を描いた作品。いわゆる刑事ものの事件の真相云々というよりもより人々を描く方に重点が置かれている。「人それぞれ」という先輩係官のセリフが本当によくはまっている。
なかなか人の気持ちは割り切れないものなのである。それがよく描かれている作品である
手の中の天秤手の中の天秤
(2013/07/11)
桂 望実

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スープの国のお姫様 樋口直哉

久々に樋口直哉の本を読んだ。
そして今まで読んだ樋口直哉の本の中で一番おもしろかった。
スープにまつわるちょっとした謎を解くというミステリー風の造りだが、お姫様的存在の千和が主に謎を解き、それにしたがって主人公が料理をするという構造がいわゆるミステリーとは少し違っていて新鮮だった。
著者の経歴をうまくいかした作品であり、樋口直哉の本で初めてもっと読みたいと思った作品である。
スープの国のお姫様スープの国のお姫様
(2014/02/27)
樋口 直哉

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ナーダという名の少女 角野栄子

何かもっと書きようはなかったのだろうか。ブラジルを舞台にした引っ込み思案な少女がナーダという不思議な少女にあって・・・という話なのだが、ブラジルを舞台にしている意味がよくわからないし、ナーダの行動も今ひとつわからないし、全体的な設定もきちんとなされていないように感じられた。
正直、角野栄子の良さが感じられず、残念だった。
ナーダという名の少女ナーダという名の少女
(2014/02/06)
角野 栄子

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私はフーイー  恒川光太郎

怪談短編集ということで、面白い話もそうでない話もあった。ただ全体としてそれほど面白くない話の割合が高いように思えたのが少し残念だった。
私はフーイー 沖縄怪談短篇集 (幽BOOKS)私はフーイー 沖縄怪談短篇集 (幽BOOKS)
(2012/11/30)
恒川光太郎

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百年法 山田宗樹

先日、宮部みゆきの「ソロモンの偽証」を大作として紹介したばかりだが、この作品も大作である。2012年は本当にあたりが多かったと思う。
不老不死の技術ができ、その代わり100年後に人権を失うという設定、そしてそんな社会で生きる人々をまるでそんな社会が実際にあるかのようにリアルに描いている。
死とは何かを考えさせられるというだけでなく、民主主義である以上、社会を悪い方に持っていくのは実は自分たちなのだということを突きつけるところもあり、単なるSF作品というだけではない優れた作品である。
百年法 上百年法 上
(2012/07/28)
山田 宗樹

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百年法 下百年法 下
(2012/07/28)
山田 宗樹

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隠し事 羽田圭介

同棲している彼女に自分の知り合いらしき人からメールが届く、というところから彼女に疑惑が生じて・・・という物語。
携帯を見るというところが現代っぽい。そして携帯を見られて困らない私は逆の意味で問題がありそうな気がしないでもない。
隠し事隠し事
(2012/01/13)
羽田 圭介

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神様は勝たせない 白河三兎

高校サッカーの話なのだが、主人公がキーパー、マネージャー、ムードメイカー、エース、控えなどいろいろな選手の視点から描かれている。サッカーを知らなくても楽しめる作品であることはいいのだが・・・正直、少年たちの描き方に差があった。全員を違うようにしたかったのだろうというのはわかるが、結果的に嘘くさい人間像になってしまっている人物がいるのが少し残念だった。
神様は勝たせない (ハヤカワ文庫JA)神様は勝たせない (ハヤカワ文庫JA)
(2014/03/20)
白河 三兎

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魔女は甦る 中山七里

ヒートアップ」の前の作品というか同じ「ヒート」という麻薬を扱った作品。ヒートアップを先に読んでしまっていたので、七尾が無駄に登場しているなあくらいにしか思わなかったが、こっちが先だった。
作品としてはきちんと構成されたミステリーといっていいだろう。後味は悪いが、まあそんなものと思えないこともない作品である。
魔女は甦る (幻冬舎文庫)魔女は甦る (幻冬舎文庫)
(2013/08/01)
中山 七里

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ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾

「生協の白石さん」のような悩み相談をやっていた雑貨屋に忍び込んだ若者たちの話・・・という説明は間違っていないが、確実に違う印象を与えるだろう。まあとにかく結果として彼らは悩み相談に答えることになるのだが、どこか奇妙なことに気づいて・・・という話である。
東野圭吾にしてはずいぶん読後感がいい。感動するとは言わないが、いい気分になれる作品である。
ナミヤ雑貨店の奇蹟ナミヤ雑貨店の奇蹟
(2012/03/28)
東野 圭吾

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盤上の夜 宮内悠介

囲碁や将棋といったゲームをテーマにした短編集。小川洋子の「猫を抱いて象と泳ぐ」のようなファンタジーを無理やり現実に持ち込んだ気持ち悪さがあったが、短編なので、耐えられなくなる前に読み終えることができる。題材は面白かったし、ストーリーの組み立てもいいと思うのだが、どうしてこんな意味不明な設定を作りたがるのかよくわからなかった。
盤上の夜 (創元SF文庫)盤上の夜 (創元SF文庫)
(2014/04/12)
宮内 悠介

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盲目的な恋と友情 辻村深月

タイトル通り盲目的な恋と盲目的な友情を描いた作品である。前半が恋、後半が友情。女の友情は男にはわからない、といってしまうのは簡単だが、そういう物語ではないような気がする。もちろん男性にはわからないだろうと言われてしまえば、この物語を本質的に理解しているかどうかは自信がないが、男性が楽しめない物語ではない。
ただ、ラストは今ひとつだった。あそこまで書く必要があったのか、もっと手前で切り上げても良かったのではないかという気がした。
盲目的な恋と友情盲目的な恋と友情
(2014/05/22)
辻村 深月

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11 津原泰水

何やら気持ちの悪さのある短編集である。表紙の四谷シモンの人形と本の世界がよくあっていて、正直、気持ち悪くなるほどである。だが、ただ気持ち悪いだけの作品ではなく、読ませる作品だからこそ内面に響く気持ち悪さを持っている。苦手な人も多いとは思うが、考えさせられる作品でもあり、読んで損はない作品である。
11 eleven (河出文庫)11 eleven (河出文庫)
(2014/04/08)
津原 泰水

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おれたちの約束 佐川光晴

「おれのおばさん」のシリーズもいつのまにか3冊目。今回は高校に進学した主人公が、そこで繰り広げる物語である。主人公が徐々に成長していくため、シリーズものだが、毎回新しさがある。なかなか優れた作品である。
おれたちの約束 (おれのおばさん)おれたちの約束 (おれのおばさん)
(2013/06/26)
佐川 光晴

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平凡 角田光代

もしあの時、別の方を選んでいたら別の人生があったのではないか、誰もが一度くらいは考えることである。そうした「別の自分」を考えてしまう人たちを描いた短編集。自分にもありそうと思わせるところがさすが。普通の物語なのに一気に読める作品である。
平凡平凡
(2014/05/30)
角田 光代

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さいごの毛布 近藤史恵

老犬ホームを題材とした作品。ミステリーという感じではなく、普通にそういう変わった仕事に就いた人の物語という感じである。人間関係の描き方が近藤史恵らしくてなかなか面白かった。
さいごの毛布 (単行本)さいごの毛布 (単行本)
(2014/03/26)
近藤 史恵

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ソロモンの偽証 宮部みゆき

これは大作と言っていい。700ページを超えるもので3冊。普通ならこういう本は図書館で済ませるのだが、ついついハードカバーで買ってしまった。こんなことなら消費税が上がる前に買っておけばよかったと思った。長いだけの作品なら大作ではない。この作品は人物の描き方や事件の描き方が本当にすごいのだ。これほど強烈な作品はそうそうあるものではない。中学生らしさ、教師の事情、そういったものが複雑かつリアルに描かれていて時間を忘れて読んでしまった。終わり方も素晴らしかったし、伏線の処理も素晴らしかった。これだけの長さを全く飽きさせずに作品の世界に引きずり込んだ宮部みゆきはさすがである。
ソロモンの偽証 第I部 事件ソロモンの偽証 第I部 事件
(2012/08/23)
宮部 みゆき

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ソロモンの偽証 第II部 決意ソロモンの偽証 第II部 決意
(2012/09/20)
宮部 みゆき

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ソロモンの偽証 第III部 法廷ソロモンの偽証 第III部 法廷
(2012/10/11)
宮部 みゆき

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火山のふもとで 松家仁之

建築家を題材とした小説で、コンペに向けて盛り上がる様子はスポーツのようでいて少し違い、それが面白かった。ただ、あとで真相がわかるのではあるが、終盤になるまで若い女性2人だけが下の名前で呼び捨てで書かれているのかが気になり、この人は女性蔑視なのかとあらぬ疑いを抱いてしまった。そういう意味ではもう少し書き方に工夫があっても良かったのではないかとは思う。
火山のふもとで火山のふもとで
(2012/09/28)
松家 仁之

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迫りくる自分 似鳥鶏

自分とそっくりな人間に出会い、たまたま一度一緒にバーで飲む。するとそれがきっかけでとんでもないことに・・・という話で出だしは面白かったのだが、すぐに息切れというか勢いが止まってしまった。最終的にわりとあっさりまとめすぎてしまっていて、何やらしっくりこなかった。
迫りくる自分迫りくる自分
(2014/02/19)
似鳥 鶏

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貘の檻 道尾秀介

道尾秀介らしいミステリー。長野の山奥の村を舞台に、複雑な過去を持つ主人公とその過去に関わる事件の真相を徐々に明らかにしていく。最後の展開も含めてよくできていたと思う。
貘の檻貘の檻
(2014/04/22)
道尾 秀介

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楽園の蝶 柳広司

満州国があった頃の満州を舞台にした話。映画作りにかける人々の描き方がなかなか面白かったのだが、主人公の恋の設定が安っぽくって何か無理してくっつけたような感じがした。
楽園の蝶楽園の蝶
(2013/06/21)
柳 広司

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消えてなくなっても 椰月美智子

小さい画像にしておいていうのもなんだが、そんなに悪い作品ではない。だが、個人的にこういう処理は何か気分が悪くなる。なんだかんだ言い繕ったところで結局意味がないんじゃないか?と思ってしまったので、物語のメインテーマ的な部分が納得できなかったといえる。したがっておすすめはしない。
消えてなくなっても (幽ブックス)消えてなくなっても (幽ブックス)
(2014/03/07)
椰月 美智子

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四〇一二号室 真梨幸子

「心理的瑕疵物件」を紹介する不動産屋を語り手にし、その部屋で何が起こったかを描いている。幽霊とかそういうものよりもむしろ現実的な怖さのある作品である。
四〇一二号室四〇一二号室
(2012/10/12)
真梨 幸子

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中途半端な密室 東川篤哉

東川篤哉の初期の短編集。軽く楽しめる作品になっている。ミステリーとしてどうこうというよりはエンターテインメントとして楽しんだほうがふさわしい作品だろう。物によっては少し時代を感じるものもある。それほど昔でもないのだが、意外と意識しないところで変わっているものだと気づかされた。
中途半端な密室 (光文社文庫)中途半端な密室 (光文社文庫)
(2012/02/14)
東川 篤哉

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白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋 瀧羽麻子

タイトルが長かったのと、「仕事と恋」なんて書いてあるので安っぽい小説を想像していたのだが、とんでもない。
これはドラマの中にしかないような、おとぎ話と割り切って楽しむ作品ではなく、きちんと地に足のついた作品として楽しめる。恋も仕事もドラマのようにはいかない、そういうところが上手く描かれていて好感が持てた。
白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋 (角川文庫)白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋 (角川文庫)
(2013/01/25)
瀧羽 麻子

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