とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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赤ヘル1975 重松清

1975年の広島を舞台にした中学生の友情物語。広島カープの初優勝の軌跡がファン目線で書かれていて、それと絡める形で物語が展開する。終盤の描き方なんかもういつものパターンだと分かっているのに、それでも切ない気分にさせられる。スポーツ小説というよりはある種昭和という時代の「時代劇」として楽しめる作品である。
赤ヘル1975赤ヘル1975
(2013/11/28)
重松 清

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とにかくうちに帰ります 津村記久子

本当にどこにでもありそうな変な人、変な話を非常にうまく描き出した短編集。誰でも持っている変な部分に焦点を当てて描かれているので、ついつい「ああこういうのあるある」と思ってしまう。事例ごとに見るとおかしな話なのだが、そういう変な部分は誰しも持っているということを描き出しているので、妙に共感できてしまう作品である。
とにかくうちに帰りますとにかくうちに帰ります
(2012/02/29)
津村 記久子

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春の駒 鷺澤家四季 福田栄一

いわゆる日常ミステリーもので顧問の先生が推理をし、仕上げを主人公がやる、という感じの作品。ネタとしてはそれほど大掛かりな事件ではないのだが、何か違和感がある。全体的に無理やりミステリーにしているような感じがしていて、それほど質の高いミステリーとは思えなかった。
とはいえ、家族の小説という点ではそれなりに楽しめるので、そこまで非難したものでもない。軽めのミステリー風小説くらいで読めばいいだろう。
春の駒 鷺澤家四季 (ミステリ・フロンティア)春の駒 鷺澤家四季 (ミステリ・フロンティア)
(2013/06/28)
福田 栄一

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開かせていただき光栄です 皆川博子

18世紀のイギリスを舞台にしたミステリー。解剖への理解がまだまだ足りない時代の様子がうまく描かれていて、簡単に物語に入っていける。皆川博子の作品としてはかなり読みやすい部類に入るが、知識的にいい加減ということはまったくない。80を過ぎてなおこのような物語を書ける皆川博子のすごさを感じる作品である。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
(2013/09/05)
皆川 博子

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王妃の帰還 柚木麻子

女子中学生の人間関係に関する話、といってしまっていいのだろうか。学園ものとしては結構ハードなものに思える。女子校特有のものもあるのかもしれない。だが、それが男性にとって理解不能かというと決してそんなことはなく、「王妃」などというフランス革命をイメージしたたとえが効果的に使われていて、楽しめる。柚木麻子独特の表現を楽しむもよし、ストーリーを追うのもよし、といろいろな読み方が出来る本でもある。

王妃の帰還王妃の帰還
(2013/01/19)
柚木 麻子

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大きな音が聞こえるか 坂木司

男子高校生を主人公にした作品で、ミステリーではなく、冒険もの(というほどでもないか)で、平たく言えば少年の成長物語。友達関連で複雑な話にしていないせいか、坂木司の欠点があまり気にならない。
「大人」がそんなに「大人」ではないということがうまく描かれていて、面白いが、ちょっと長すぎるようにも思えた。
大きな音が聞こえるか大きな音が聞こえるか
(2012/12/01)
坂木 司

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リバーサイド・チルドレン 梓崎優

カンボジアのストリートチルドレンをテーマにしていて、まあ貧困層の問題とかを書いているといえなくもない。だが、主人公の設定が若干特殊で、それゆえに何か問題提起というところまで至っていないような印象を受ける。また、叙述トリック風に設定を小出しにしていくので、結局中途半端に謎をかけられた感じになり少々イラッとする。「叫びと祈り」が次回作を期待させるような内容だっただけに、今回は正直、がっかりする作品であるといわざるを得ない。
リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)
(2013/09/11)
梓崎 優

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村田エフェンディ滞土録 梨木香歩

「冬虫夏草」でやたら村田の名前が出てきたので、読んでみた。幻想的なエピソードがないわけではないが、家守奇譚のシリーズよりは若干現実的である。18世紀末のトルコの様子がなんとなく伝わってくるところがいい。エンターテインメントとしても面白いのだが、さりげなく今の社会に通じるようなセリフが織り込まれていて、考えさせられる作品でもある。
村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)
(2007/05)
梨木 香歩

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雀蜂 貴志祐介

貴志祐介の久々の新刊。ホラー文庫ではあるが、非常にリアリティがあって、むしろミステリーとして楽しめる作品になっている。多少強引なところがないわけではないが、勢いがあるので気にならない。舞台設定も丁寧に描かれているし、最後のオチもきれいに決まっている。そういう点で貴志祐介らしい完成度の高い作品と言える。
雀蜂 (角川ホラー文庫)雀蜂 (角川ホラー文庫)
(2013/10/25)
貴志 祐介

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思い出のとき 修理します2 明日を動かす歯車 谷瑞恵

「思い出のとき修理します」の続編。2と書いてあるので、非常にわかりやすい。そして前作を読んでいないと登場人物が把握できないので、本当に完全な続編と言える。
とはいえ、話の一つ一つがきちんと前作の良さを引き継いでいるし、ただの恋愛小説にしていないところもいい。
前作が好きな人ならぜひ読んでもらいたい作品である。
思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)
(2013/09/20)
谷 瑞恵

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きみはいい子 中脇初枝

虐待をテーマにした連作短編集。とはいえそれぞれの話自体のつながりはかなりうすいので、独立の短編集として考えてしまってもいい。
登場人物の視点が非常にあたたかくて、どの話もなにやらいい話になっているが、特に最後の話は介護の問題で、「親を捨てる」という意識を持ってしまうことをうまく描いていて、ちょっと考えさせられた。
きみはいい子 (一般書)きみはいい子 (一般書)
(2012/05/17)
中脇 初枝

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桜庭一樹短編集 桜庭一樹

タイトルどおり桜庭一樹の短編集。青年のための読書クラブの番外編のような話(後ろの桜庭一樹本人による説明ではこちらが元らしい)が入っていたりするが、基本的に他の作品を読んでなくても楽しめる作品になっていると思う。基本的には単純に楽しめる話なのだが、冬の牡丹は若干身につまされる話でもあった。
桜庭一樹短編集桜庭一樹短編集
(2013/06/13)
桜庭 一樹

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四十回のまばたき 重松清

重松清の初期の作品。重松清はだいたい読んだと思っていたのですが、こうして読んでいない作品もあったのですね。
この作品は主人公の義理の妹にあたる人が冬眠(のようなことを)するという特異な病気であり、その女性と主人公の関係が丁寧に描かれています。そこにいろいろな人物を絡めることで家族とは何かを考えさせる作品になっています。今とは微妙に言葉の選び方が違ったりするので、ちょっと新鮮な気分で読めました。
四十回のまばたき (幻冬舎文庫)四十回のまばたき (幻冬舎文庫)
(2000/08)
重松 清

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ぼくの最高の日 はらだみずき

バーに集まる人を主人公にした連作短編集。それぞれに人生を振り返っていて、それがわりとありそうなものであるところがいい。いいことばかりではないけれど、でも生きていることは悪くない、そういう気分にさせてくれる作品である。
ぼくの最高の日ぼくの最高の日
(2013/07/11)
はらだ みずき

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ふくわらい 西加奈子

直木賞候補にもなった作品であるが、正直、主人公の行動の奇抜さ、言葉に真剣であるというテーマがかかれていることなどを考えても、どちらかというと芥川賞のほうが向いている作品だろうと思う。まあ所詮はフィクションと割り切って読む分には主人公のあり得なさとかストーリー展開の不自然さとかは大した問題にならないだろう。期待せずに読むとそれなりに面白いといえなくもない作品である。
ふくわらいふくわらい
(2012/08/07)
西 加奈子

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冬虫夏草 梨木香歩

家守綺譚 (新潮文庫)」の続編。この独特の雰囲気が好きな人なら楽しめる。ただ今回は若干大がかりな人物も出てきていて、それがあまりにも日常と離れすぎていたところがあまり面白くなかった。せっかくの奇妙な日常を幻想的な雰囲気で仕立て上げた作品であるだけに。あまりにも日常から離れてしまうとかえって逆効果なのだなあと感じた。
冬虫夏草冬虫夏草
(2013/10/31)
梨木 香歩

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