とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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てふてふ荘へようこそ 乾ルカ

格安だが、いわくつきのアパート、てふてふ荘の住人の話。最初にネタばらしをしてしまうと面白くないので、ここを伏せてしまうと、もはや何も書けなくなってしまうのだが、まあいい。
それぞれの抱える事情がうまく書かれてあって面白い。テーマとしては深刻なところもあるのだが、決して深刻にならずに読める作品である。
てふてふ荘へようこそてふてふ荘へようこそ
(2011/05/31)
乾 ルカ

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政と源 三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒」の老人バージョン、としか思えなかったあたりで、自分には合わない作品だなと思った。
まほろ駅前多田便利軒のシリーズが好きな人なら楽しめるかもしれないが、そうでない人には勧めない。
政と源政と源
(2013/08/26)
三浦 しをん

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幸福トラベラー 山本幸久

山本幸久らしい青春小説。中学生男子が偶然に修学旅行で東京に来た女子と出会うというわりとありがちなストーリーだが、やりすぎない程度にうまく描いてあるので、ご都合主義という気がしない。お約束だが、面白い、そういう作品だろう。
あまり関係ないが、上野が結構細かく書かれているので、今度上野に行くときは参考にしてみようと思った。
幸福トラベラー (一般書)幸福トラベラー (一般書)
(2013/02/13)
山本 幸久

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けさくしゃ 畠中恵

柳亭種彦をモデルにした時代小説。語句の解説が受け狙い風に書かれていて、つまらなかったが、話自体は面白かった。「しゃばけ」のシリーズの若旦那のキャラと種彦のキャラが似ているのは気になったが、話の本筋とはあまり関係がない。
けさくしゃけさくしゃ
(2012/11/22)
畠中 恵

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ナモナキラクエン 小路幸也

不思議な兄弟の話としておこう。主人公は一番上で、いろいろなことを知ることになるが、なんというか終盤があっさりしすぎていて、また最初の凧の伏線があまり生かされていなくて、個人的にはちょっと不満だった。
家族の秘密を徐々に明らかにしていくあたりはなかなか面白いのだが、今回も最後のまとめ方が今一つだなあと思ってしまった。
ナモナキラクエンナモナキラクエン
(2012/09/01)
小路 幸也

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まともな家の子供はいない 津村記久子

中学生の目からありふれた、とまではいわないが、そこまで珍しくもない家庭の抱える事情を描き出す作品。中学生らしい衝動を抑えきれていないところや、妙に達観してしまっているところが微妙に混ざっている状態を本当に見事に描いている。
タイトル通り、どこの家も多かれ少なかれ問題があるのだということを、それでも当人にとっては必死なんだよ、という描き方をしているところに好感が持てた。
まともな家の子供はいないまともな家の子供はいない
(2011/08/08)
津村 記久子

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鏡の花 道尾秀介

連作短編集。ちょっと変わっているのは登場人物の設定が各話ごとに微妙に違っているところ。死んでいる設定の人物が話ごとに異なるので、2章目あたりは違和感があったが、読み進めていくとそれが逆にいい味に思えてくる。
最終話がいいところに落ち着いた設定で、道尾秀介にしては気分良く終われる本であった。
鏡の花鏡の花
(2013/09/05)
道尾 秀介

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君のために今は回る 白河三兎

私を知らないで」が素晴らしかったので、次の作品も読んでみたという話。
事故で亡くなった女性が幽霊となり、観覧車に憑いた状態になる。そしてそこで見た話と、その親友だった女性の視点で描かれた話の2つが交互に出てくる形で物語が展開する。
過激な表現と使い手のキャラクターとの組み合わせが絶妙で、こういう形での人物の描き方もあるんだなあと思わせてくれる。欠点がないとは言わないが、十分に楽しめる作品だろう。
君のために今は回る君のために今は回る
(2013/06/27)
白河 三兎

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雷の季節の終わりに 恒川光太郎

なぜかこの作品だけいつも行く図書館になかったので、読めていなかったのだが、ようやく読んだので紹介することに。
普通の世界とは切り離された世界である「オン」の記憶を持つ人間が主人公で、その回想のような語りから始まる。
そしてほかの登場人物の視点から書かれた章を交えることで、徐々に全体像が明らかになっていく。大人の事情的なものの描き方もとてもよかったが、何より弱いからこそ見下すという人間の心理を見事に描き出しているところが素晴らしい。
恒川光太郎の長編としては一番いい作品ではないだろうか、と書いて彼はそういえば長編をあまり書いていないような気がする。もっと長編を読んでみたい気にさせる作品である。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)
(2009/08/25)
恒川 光太郎

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無垢の領域 桜木紫乃

地方で活動する書家・秋山が偶然に出会った女性・純香によって人生を変えられる話と言ってしまっていいだろうか。
こう書くと、まるでこの二人が恋愛するかのように思えるが、そういうわけではない。そのありきたりではない関係が非常に面白い。そしてそれを冷静に描き出す語り手の立ち位置もいい。最後のシーンも中途半端に終わらせた感じではないのに、今後が気になるように書かれていて非常によかった。
無垢の領域無垢の領域
(2013/07/31)
桜木 紫乃

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悪魔と私の微妙な関係 平山瑞穂

前置きが少し長いが、話としては面白い。
ファンタジーな設定と論文調の文章表現とのアンバランスさが妙におかしい。結果、胡散臭いと思いながらも結果としてそうとしか考えられない状況とのはざまで振り回される主人公に妙な現実味があって楽しめる。ただタイトルはもともとのタイトルのほうが個人的には好きだ。
悪魔と私の微妙な関係悪魔と私の微妙な関係
(2013/06/20)
平山 瑞穂

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キミトピア 舞城王太郎

舞城らしい奇妙な表現がいろいろと出てくる短編集。「美味しいシャワーヘッド」は芥川賞候補にもなった。
…が、個人的には「すっとこどっこいしょ」のほうが好きだったりする。
キミトピアキミトピア
(2013/01/31)
舞城 王太郎

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おれたちの青空 佐川光晴

おれのおばさん」の続編。ただ3つの話からなっており、1つ目は卓也を主人公に、2つ目は「おばさん」を主人公にしてあるので、むしろ番外編的な作品ともいえる。
今年シリーズ3冊目が出ているのに今頃2作目を紹介しているのが何とも微妙な感じではあるが、この作品は面白かったといっていいだろう。
おれたちの青空おれたちの青空
(2011/11/04)
佐川 光晴

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月の魔法 川上健一

小笠原に行った少年の話。悪い話ではないのだが、面白いかと聞かれると、「いや別に…」と言ってしまう自分に気づき、小さい画像にした。主人公の描き方は少年らしくてとてもよかったが、話の展開とか、伏線の処理とかが何か私とは相いれない作品であった。
月の魔法月の魔法
(2013/02/01)
川上 健一

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展覧会いまだ準備中 山本幸久

美術館の職員の話。といっても有名絵画の謎を解いていくような大掛かりな作品ではなくて、地方の美術館の苦労を描いた地味な作品である。山本幸久はこういう地味な人物を描いた作品が非常にいい。最後が消化不良になってしまうところが少し残念であるが、なかなか面白かった。
展覧会いまだ準備中展覧会いまだ準備中
(2012/12/18)
山本 幸久

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その青の、その先の、 椰月美智子

高校生を描いた作品、としかいいようがない。ちょっと変わったところと言えば主人公の恋人が落語家を目指しているくらいで、あとは普通の青春小説である。
だが、それがいい。椰月美智子の独特の視点で描かれており、かえってこういう説明するとどうということもない作品のほうが、彼女の良さが出るように思える。テーマとしてはありきたり、題材での目新しさは何もない。だが面白い。そういう作品を久々に読んだ気がする。
その青の、その先の、その青の、その先の、
(2013/08/22)
椰月 美智子

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ファミレス 重松清

ファミレスというよりは料理をテーマにした作品と言えるかもしれない。料理を作るときに現れる様々な心の動きをいろいろな登場人物にうまく重ねて描いた作品。大げさな言い方をすれば自分の生き方も考えさせられる作品になっている。ただそういうよけいなことを考えず、普通にいろいろな家族の物語として読んでも問題ない。むちゃくちゃな料理教室の先生などドタバタコメディの要素も入っていて、エンターテインメントとしても楽しめる作品である。
ファミレスファミレス
(2013/07/23)
重松 清

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夏休み 中村航

集英社文庫でアイドルの課題図書になっていた一冊。主人公の奥さんの名前が柏木ユキなのでせっかくだから同じ名前のアイドルの課題図書にすればよかったのにとどうでもいいことを思った。
妻の親友の夫という近いようでよくわからない関係の吉田君と主人公との関係の描き方が面白い。「義理の友達」という表現が吉田君と主人公の心理的距離をあらわしていて、親しげな部分がありながらそれでも自分は直接の友達ではないのだという壁のようなものを作っているところをうまく描いていてそこがよかった。
夏休み (集英社文庫)夏休み (集英社文庫)
(2011/06/28)
中村 航

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5周年記念

今年もやります。

過去1年のblog調査。
よく考えると5周年なわけですが、まあこれと言って目新しいこともなく…


過去1年(2012.9.08~2013.9.06)で記事にした回数。日付は最新記事の日付。
5回(5冊) 小路幸也 7.28
5回(5冊) あさのあつこ 7.29
4回(4冊) 角田光代 1.30
4回(4冊) 石田衣良 6.27
4回(4冊) 重松清 8.08
4回(4冊) 綿矢りさ 8.29
3回(3冊) 沼田まほかる 1.25
3回(3冊) 中山七里 6.24
3回(3冊) 辻村深月 7.17
3回(3冊) 椰月美智子 8.12
3回(3冊) 早見和真 9.05

3冊読むとベスト10に入れる、という感じ。むしろ3冊以上記事にした作家が10人以上いたというべきか。
今年から読み始めたという感じはないが、昨年の秋からというなら沼田まほかる。ただ作品数が少ないので、すぐに上位にということはないだろう。
あさのあつこは毎年上位に入っている。彼女がたくさん本を出すからというのも大きいかもしれない。


通算 ※5冊以上
①33回(37冊) 重松清 8.08
②26回(26冊) あさのあつこ 7.29
③25回(26冊) 近藤史恵 7.10
④25回(25冊) 石田衣良 6.27
⑤23回(23冊) 角田光代 1.30
⑥21回(21冊) 道尾秀介 3.15
⑦18回(18冊) 有川浩 12.11
⑦18回(18冊) 平安寿子 6.30
⑨15回(15冊) 辻村深月 7.17
⑩14回(14冊) 大崎梢 6.23

⑪13回(13冊) 吉田修一 6.26
⑫11回(11冊) 米澤穂信 2.23
⑫11回(11冊) 恩田陸 7.13
⑫11回(11冊) 森見登美彦 7.18
⑫11回(11冊) 椰月美智子 8.12
⑫11回(11冊) 桜庭一樹 9.06
⑰10回(12冊) 三浦しをん 2012.2.05
⑱10回(10冊) 瀬尾まいこ 11.20
⑱10回(10冊) 湊かなえ 12.30
9回(9冊) 宮下奈都 1.10
9回(9冊) 百田尚樹 3.18
9回(9冊) はらだみずき 7.12
9回(9冊) 東野圭吾 7.19
9回(9冊) 小路幸也 7.28
8回(8冊) 山崎ナオコーラ 2012.4.20
8回(8冊) 伊坂幸太郎 2012.6.21
8回(8冊) 畠中恵 12.05
8回(8冊) 山本幸久 12.23
8回(8冊) 奥田英朗 4.14
7回(7冊) 万城目学 2011.7.21
7回(7冊) 久保寺健彦 2011.12.10
7回(7冊) 綿矢りさ 8.29
7回(7冊) 三崎亜記 8.30
7回(7冊) 朝井リョウ 9.01
6回(6冊) 朝倉かすみ 2010.10.22
6回(6冊) 宮部みゆき 2010.10.30
6回(6冊) 本多孝好 2011.1.05
6回(6冊) 貴志祐介 2011.9.22
6回(6冊) 島本理生 2012.4.16
6回(6冊) 絲山秋子 2012.1.29
6回(6冊) 荻原浩 10.20
6回(6冊) 中村文則 12.04
6回(6冊) 恒川光太郎 2.08
6回(6冊) 坂木司 2.13
6回(6冊) 西加奈子 2.19
6回(6冊) 梨木香歩 7.30
5回(5冊) 津村記久子 2012.3.25
5回(5冊) 小川糸 2012.8.06
5回(5冊) 柳広司 9.21
5回(5冊) 東川篤哉 1.28
5回(5冊) 佐川光晴 2.06
5回(5冊) 平山瑞穂 2.12
5回(5冊) 雫井脩介 4.15
10冊以上は19人。惜しくも20人に届かず。

今年は恩田陸を久々に記事にした。
森見登美彦、米澤穂信なども久々に記事にした。


ばらばら死体の夜 桜庭一樹

いきなりばらばら死体が登場する。そしてそこから少し時間をさかのぼって安い下宿に住んでいる若い女が出てくる。そしてこの女の正体というのが物語の核になるのだが、最初はそれが良くわからない。その後、視点を変えて、物語が展開し、徐々に全貌が見えてくる。
桜庭一樹らしい気持ち悪さ全開で、面白い。後味は全くよくないし、いい気分にもなれないが、だからこそいい作品ともいえる。
ばらばら死体の夜ばらばら死体の夜
(2011/05/02)
桜庭 一樹

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ポンチョに夜明けの風はらませて 早見和真

何かこうちぐはぐな感じだった。登場人物の描き方も話の展開も面白くなりそうな要素はいろいろあったのに、結局それらがうまくかみ合わなかった気がする。
高校の卒業式を控えた若者の旅にいろいろくっつけた物語というそれだけの感じになってしまったのが少し残念である。
とはいえ、話の展開が速いので、退屈せずに読めるというのも事実。話にまとまりを求めない人には十分に楽しめる作品だろう。
ポンチョに夜明けの風はらませてポンチョに夜明けの風はらませて
(2013/07/25)
早見和真

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世界地図の下書き 朝井リョウ

施設の子供を主人公にした物語。本人が過剰な盛り上げ方を嫌ったということであったが、クライマックスの部分はむしろこの描き方だからこそよかったのではないかと感じられた。感動の押し付けにもならず、過剰なご都合主義にもならず、非常にいい形で描かれている。
子供ながらに知る世の中の不条理というものを本当に見事に描き出した作品である。
世界地図の下書き世界地図の下書き
(2013/07/05)
朝井 リョウ

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