とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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心配しないで、モンスター 平安寿子

平安寿子の久々の新作。連作短編集で、特に主人公に共通項があるわけではないが、どの話にも何らかの歌が出てくる。昔のヒット曲であることもあれば、アニメの主題歌だったりすることもあるが、この歌の使い方が結構効果的だと思う。妙にリアリティのある登場人物に、どんな現実も乗り越えていくしたたかさを描いているところが平安寿子らしくてとてもよかった。
心配しないで、モンスター心配しないで、モンスター
(2013/02/27)
平 安寿子

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玉磨き 三崎亜記

三崎亜記の短編集。ルポルタージュという形で書かれていて、架空の参考文献まで最後に書かれているという念の入れようである。こういう手の込んだところも面白い。
ありえないものを普通のもののように放り込んでくるのが三崎亜記の面白いところだが、ルポという形にしたことでそれが非常に効果的に表れている。
ハラルト・シュテュンプケ「鼻行類」を思い出させるような作品である。
玉磨き玉磨き
(2013/02/27)
三崎 亜記

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しょうがの味は熱い 綿矢りさ

同棲中のカップルの話としかいいようがない。なんか煮え切らない男とよくわからない女という組み合わせが説得力を出している。片方を魅力的にしてしまうと、ただの願望の投影にしか見えなくなるが、こういう風にどちらもそれほどは魅力的でない(というかまあどこにでもいそうなレベル)だとたとえそのキャラクターが好きになれなくても普通に話に入っていける。
そういう普通さがこの作品の良さと言えるかもしれない。
しょうがの味は熱いしょうがの味は熱い
(2012/12/12)
綿矢 りさ

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余命一年のスタリオン 石田衣良

仕事もそれなりに順調だった俳優にある日、突然、がんが告げられて…というお話。
妊娠の描き方などは「マタニティ・グレイ」のときに取材したのを使いまわしたのか?と思わないでもないが、ストーリーとしてはなかなか面白い。
がんに関する問題を深刻すぎず、病院を悪者にせずに描いているところも好感が持てる。
余命1年のスタリオン余命1年のスタリオン
(2013/05/16)
石田 衣良

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愛に乱暴 吉田修一

不倫から結婚へと考える女の話、と書いてしまうといろいろと問題がありそうだが、これ以上書いてしまうと読んだ時に面白くなくなってしまうので、これ以上は書けない。
都合よく考えるという人間の心理や、結婚しているのにすぐにほかの女に手を出すだらしない男、それを許してしまっている男の母親などが本当にうまく描かれている。
ちょっとした行動が他人にとっては気持ち悪いという心理もうまくついていると思う。
そして終わり方も悲惨なだけではないところがいい。
全体を通していい意味での人間のしたたかさを感じる作品である。
愛に乱暴愛に乱暴
(2013/05/22)
吉田 修一

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ヒートアップ 中山七里

「ヒート」という特殊な薬物をめぐる麻薬捜査官の話。
危険な薬であるだけに、麻薬捜査官に警察に製薬会社にヤクザ、そのほかいろいろな人の思惑が複雑に絡んでなかなか面白い話に仕上がっている。
スピード感があって、徐々に盛り上がっていくところはヒートアップというタイトルにふさわしい作品である。
ヒートアップヒートアップ
(2012/09/27)
中山 七里

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ふたつめの庭 大崎梢

保育園の先生を主人公に日常のミステリーというかまあ本当にちょっとした事件が起きつつ、恋愛もからめつつな話。現在の社会の状況についてでいろいろと考えさせられるところもある。
まあそんな深刻に捉えなくても十分にエンターテインメントとして楽しめる作品である。
ふたつめの庭ふたつめの庭
(2013/05/22)
大崎 梢

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かんかん橋を渡ったら あさのあつこ

田舎の町を舞台にした連作短編集というかまあ全体的に一つの物語とみてもいいので、その辺は解釈が分かれるところかもしれない。
話としては悪くないし、それなりに面白いと思うのだが、結局、写真の謎は解けないままだし、何か気持ちの悪さは残る。
まあ別に推理小説でもないので、そんなに気にせずに読むといいのかもしれない。
かんかん橋を渡ったらかんかん橋を渡ったら
(2013/03/26)
あさの あつこ

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ピエタ 大島真寿美

修道院のある女性を主人公に楽譜の謎などが描かれている。
全体的には平和的な作品で、もっとすごい展開を見せるかと思ったが、わりと普通の結論に落ち着き、結果として少々期待外れではあった。
もちろんそんなワクワク感を売りにした作品ではないし、当時のベネチアの様子を丁寧に描写してあるところなど本屋大賞にノミネートされたというのもうなずけるが、私としてはそこまで強く他人にすすめようとは思えない作品である。
ピエタピエタ
(2011/02/09)
大島 真寿美

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6 早見和真

六大学野球をテーマにした連作短編集。それぞれの大学にスポットを当てた話が入っている。
若者ならではの苦悩だったり、傲慢さだったり、あるいはがむしゃらさだったり、そういう青春小説には欠かせない要素が本当に鮮やかに描かれている。
大学生に戻りたいとは思わないけれど、一度くらいは神宮にいってもよかったかな、と思わせてくれる作品である。
6  シックス6 シックス
(2012/07/04)
早見 和真

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空白を満たしなさい 平野啓一郎

死んだ人がよみがえるという現象が起きた場合を扱った作品。

主人公が自分の死の真相を明らかにしていく過程で、生きることの大切さを描いているといってしまうと妙に陳腐な作品に思えてしまうが、単純に生きることの大切さという感動仕立てな物語にしているわけではない。
そこで人の悪意をうまく描くことで物語自体に深みが出ている。佐伯のような人間の描き方は本当に素晴らしいと思う。
深刻なテーマを真剣に受け止めて描いた作品ならではの良さがあるといえる。
空白を満たしなさい空白を満たしなさい
(2012/11/27)
平野 啓一郎

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