とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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母性 湊かなえ

湊かなえは人の無自覚の悪意をさりげなく放り込み、展開させる途中で少しずつ際立たせていくのが非常にうまいなと感じた。
ただ負の面を強調するのではなく、それが負の面だと気づいていない人を描くのがうまいというべきか。
今回もどう考えてもおかしい母親の自分のおかしさを理解していないところがうまく描かれていて、なかなか面白かった。
母性母性
(2012/10/31)
湊 かなえ

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話虫干 小路幸也

序盤はなかなか面白い。設定も独創的だし、どんな物語になるのか気になる感じである…が、話虫とやらの正体をああいう風にしてしまうと、反発があるのではないだろうか。少なくとも私はそういう扱いをすることに非常に違和感があり、そのせいで妙に不快になった。
まとめかたは普通だし、その点と「こころ」崇拝さえなければ楽しめたのだが、何しろこの2つの点が私には大きくマイナスとして作用した。
話虫干話虫干
(2012/06/07)
小路 幸也

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痺れる 沼田まほかる

短編集なのだが、何かをテーマにした短編集という感じではないようにも思える。
だが、読んだときにバラバラな感じがしないのは、この話はどれも「恐ろしい」という共通点があるからである。
単純なホラーともまた違う。何かもっとよくないものが自分の内面に入り込んだような気持ちの悪さがある。
好き嫌いがありそうな作品だと思うが、これを「怖い」と思わない人はあまりいないのではないだろうか。
痺れる (光文社文庫)痺れる (光文社文庫)
(2012/08/08)
沼田 まほかる

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GO!GO!アリゲーターズ 山本幸久

地方の独立リーグの弱小球団の職員になったシングルマザーの主人公が、困難を乗り越えていく話と言ってしまうと何か違うような気がする。
野球小説の中でも高校野球やプロ野球でなく、あえて地方の独立リーグをテーマにしているというのもなかなか面白いし、何よりも主人公のしぶとさがいい。
山本幸久らしい元気が出る物語である。
GO! GO! アリゲーターズGO! GO! アリゲーターズ
(2012/04/26)
山本 幸久

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たとえば、すぐりとおれの恋 はらだみずき

最初は何やら面白そうだったのだが、読み進めていくうちに何やら草介が非常に不快な存在になっていく。
それだけならまだよかったのだが、その草介にすごく違和感があって、それが今一つ勧める気にならなかった要因かもしれない。
すぐりと対比させようと無理に作っている感じがしてしまったのが残念である。
たとえば、すぐりとおれの恋たとえば、すぐりとおれの恋
(2012/08/31)
はらだ みずき

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何者 朝井リョウ

就職活動を描いた作品は近年増えてきたが、その中でもこれほど強烈な作品は読んだことがない。
人物の描き方の圧倒的なリアリティはいうまでもないが、その組み合わせ方、インターネットの使い方など、オジサンが無理をして書いている作品とは全く違って、若者ならではの鋭い感覚が光る。
それだけでも十分に面白いのだが、終盤の意外な展開も今までの朝井リョウの作品にはなかったもの。予想していなかっただけに、完全にやられた。今年最高の衝撃作と言ってもいい。
何者何者
(2012/11/30)
朝井 リョウ

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はぶらし 近藤史恵

脚本家の主人公・鈴音のもとに数年間ろくに交流もなかった高校の同級生・水絵が突如子連れで転がり込んでくるというところから始まる。
主人公が無自覚なお人よしさと同級生の無自覚な図々しさとの対比が面白い。
ミステリーというものとは少し違うが、シングルマザーへの社会の扱いの描き方や、DVのにおわせ方などがうまいので、いろいろと考えさせられる作品になっている。
はぶらしはぶらし
(2012/09/27)
近藤 史恵

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花の鎖 湊かなえ

梨花、紗月、美雪の3人の視点から描かれた話がそれぞれ展開される。中途半端に誤誘導用の伏線が張ってあるが、あまり効果的ではなかったのでそこは残念だったが、話としてはそれなりに面白かった。
最後にこの3人の関係が明らかになり、わりときちんと収束させられた物語である。そういう意味ではいい推理小説と言えるかもしれない。
花の鎖花の鎖
(2011/03/08)
湊 かなえ

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泡をたたき割る人魚は 片瀬チヲル

悪い意味での女性作家的な作品。
これは男性に読ませる気はないだろうなという気がする。
それよりも他人を意識して書いていたのかどうかすら怪しい。
妄想の現実化というのは小説のパターンとしてありがちなのだから、もう少し他人に伝えようとする工夫がほしかったところだ。
正直、独りよがりにしか思えなかった。
泡をたたき割る人魚は泡をたたき割る人魚は
(2012/07/06)
片瀬 チヲル

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ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~ 三上延

話題になった本はとりあえず読んでみる。
なるほど剛力彩芽がイメージでないと言われた理由がよくわかる。しいて言うなら栞子でなく、妹のほうがいくらか剛力さんのイメージに近いかもしれない。
本の知識はなくとも楽しめるだろうし、まあ突っ込みどころがないわけでもないが、娯楽路線としてはありだと思う。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
(2011/03/25)
三上 延

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架空列車 岡本学

引きこもりだった男が架空の鉄道を考え、実際に現地に行って運行時間を考えるという話。
そこで…となるので、まあネタばれを避けると本当に肝心な部分を伏せざるを得ない。
全体的には普通の文学作品というか自分と向き合うことによってうんぬんとか書評家がいいそうな話。
一応、それなりに読みやすく描かれているので、その点は評価してもいい。
架空列車架空列車
(2012/07/06)
岡本 学

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旅猫リポート 有川浩

事情により猫を飼えなくなった男が猫の引き取り手を探して旅をする話。
その事情というのもわりと早い段階でなんとなくわかるので、あとは男の過去の話がメイン。
描き方としては、猫視点が中心で、途中にさまざまな人物の視点の話が入る。
「吾輩は猫である」よりはなんとなく「ルドルフとイッパイアッテナ」を思い出させる。時代背景の差だろうか?
旅猫リポート旅猫リポート
(2012/11/15)
有川 浩

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キシャツー 小路幸也

北海道の田舎町を舞台にした高校生のふれあい(?)の話。
青春小説としてまあそれなりに楽しめる。
小路幸也って少年の描き分けが男性作家にしてはあまり上手でないような気がしてしまうのが欠点かもしれない。
キシャツーキシャツー
(2012/07/14)
小路 幸也

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どんまいっ! 椰月美智子

連作短編集といういい方をしていいものか…スタートの話と最後の話では30年近く経過していることになるので、単純に青春小説といういい方も何か違うように思える。
男は成長しない、女はオトナみたいな、決めつけて書いている点と、その結果としての男性同士の関係の描き方の不自然さは少々不快ではあるが、まあそんなに深く考えず、普通の人たちを描いた作品として楽しめばいい。
どんまいっ! (幻冬舎文庫)どんまいっ! (幻冬舎文庫)
(2012/04/12)
椰月 美智子

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空の拳 角田光代

ボクシングをテーマにした作品は多いし、個人的に好きな作品も多い。この作品も私が個人的に好きという点においてはそれらの作品と変わらない。
だが、この作品はいわゆるスポーツとしてのボクシングとしての魅力よりも、人間関係や、社会の描き方のほうに強くひかれる作品であるという点で異なっている。
時代は90年代末から2000年代前半とほんの10年ほど前を舞台にしているのだが、数年前でも今とは微妙に違うのだということに気づかせてくれる。
そして「正義」を振りかざす社会、あるいは人間の持つ悪意の描き方も素晴らしい。
主人公がもともとボクシングに興味がなかった人間という設定にしてあるので、ボクシングに興味がない人でも十分に楽しめる作品になっているし、仮にボクシングが好きな人で、ボクシングの部分の描き方が気に入らなくても、この作品の魅力をそれ以外の部分に感じることができるだろう。
空の拳空の拳
(2012/10/11)
角田 光代

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こいわすれ 畠中恵

「まんまこと」のシリーズ3冊目。
もう少し麻之助と清十郎と吉五郎の描き分けがうまくできていたら、あるいはこの3人のキャラの違いを活かした話だったならもっと面白いのに、と思う。
今回もそれはあまり変わらない。
このシリーズはこれで辞める気なのだろうか?ネタばれになるので詳しくは書かないが、なんとなくそんな感じがする終わり方でもあった。
こいわすれこいわすれ
(2011/09/28)
畠中 恵

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惑いの森~50ストーリーズ~ 中村文則

前に読んだ短編集「世界の果て」があまり面白くなかったので、今回はどうだろうかと思ったが、今回はわりとよかったのではないか。
つながっているようなつながっていないような短編同士の関係もいい味を出しているし、奇妙な設定の描き方も面白かった。
そして奇妙な設定の中にふと真実をつくような言葉がまぎれているところがおそらくこの短編集の最大の魅力だろう。
好き嫌いは分かれそうだが、読んでみる価値はある作品である。
惑いの森 ~50ストーリーズ~惑いの森 ~50ストーリーズ~
(2012/09/21)
中村文則

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天国という名の組曲 あさのあつこ

いつのまにか4冊目が出ていた。正直シリーズ化するような作品とも思えなかったが、一つ一つの作品がつながっているわけではないので、特に意識しなくてもいい。
ただ正直、白兎に魅力を感じるかどうかという点にかなり左右される気がする。
今回は別に白兎が嫌いでもそれなりに楽しめるので、このシリーズとしてはいい出来だったと言えるかもしれない。
白兎4 天国という名の組曲 (白兎 4)白兎4 天国という名の組曲 (白兎 4)
(2012/09/27)
あさの あつこ

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