とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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はやく名探偵になりたい 東川篤哉

烏賊川市を舞台とした探偵・鵜飼のシリーズであるということに途中まで気がつかなかった。
このシリーズを読んだことがなかったので、キャラクターを今一つ把握できていない状態で読んでしまったので、まあ多少甘めの評価。
推理に無理があるって言うのは言わないお約束なのだろうな。
はやく名探偵になりたいはやく名探偵になりたい
(2011/09/17)
東川 篤哉

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コーヒーもう一杯 平安寿子

ひょんなことからカフェを経営することになる30代女性の話。仕事のとらえ方が面白い。また嫉妬などはあるものの、いわゆる「文学作品」のようなはっきりいって異常としかいいようがないレベルの嫉妬深さではなく、普通に現実にいそうな人間らしいレベルの感情であり、非常に説得力がある。まあこういう地に足のついている感じがかえって「文学評論家」には受けないのかもしれない。
コーヒーもう一杯コーヒーもう一杯
(2011/10)
平 安寿子

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大人になりきれない 平山瑞穂

会社で浮いている人たちの噂話からはいり、各章ではその浮いている人たちの視点から語られる。
自分もこんな風に言われているんじゃないかとちょっと心配になるが、しかし、それにしても最後のまとめのような文章は余計だったんじゃないだろうか。
この「浮いている人視点」の文章の面白さを「大人になっていない」で片付けてしまったら逆につまらないというか、ネオテニーの話はわざわざまとめとして書く必要があったのかとか疑問が残る。
エンターテインメントに徹しきれなかった中途半端さが最後で出てしまったように思えて残念だ。
大人になりきれない大人になりきれない
(2012/06/08)
平山 瑞穂

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怪談 柳広司

小泉八雲の「怪談」をベースに、現代風の物語として描いた短編集。
最後の耳なし芳一には若干無理があると思ったが、まあ全体的には結構無理なく仕上がっていて面白かった。
こういう話がかけるのに、なんでジョーカーゲームとか説得力のない話をわざわざ書きたがるのかよくわからない。
怪談怪談
(2011/12/15)
柳 広司

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私の中の男の子 山崎ナオコーラ

若くして作家デビューした女性が主人公。
自分の書く作品は男性目線のつもりなのに、常に女性として扱われる、女性作家の書くものとして先入観を持って作品を読まれる、そういったことに違和感をもっているというところからはじまって、かなりジェンダーの問題に踏み込んだ作品になっている。
こう考えると、自分も含めて結構ジェンダーにとらわれていることに気づかされる作品である。
私の中の男の子私の中の男の子
(2012/02/24)
山崎 ナオコーラ

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空飛ぶ広報室 有川浩

それなりに面白いんですよね。読みやすいし、自衛隊の広報の仕事というのが非常にわかりやすく描かれていて、悪くない作品だと思います。
ただ、何かこう手放しで称賛できないのは、妙に「自衛隊以外の人間への無邪気な侮蔑」を感じるからです。
本人はおそらくそういう風には思っていないのでしょう。
しかし、自衛隊に入れ込むあまり、「自衛隊以外の職業は、自衛隊がいてこそ成り立つのだから自衛隊に感謝しなければならない」とでもいわんばかりの他の職業の人々を見下した感じが出ていて、それはちょっと他の人に失礼なのではないかと思いました。
自衛隊を称賛するのが悪いことだとは思いませんし、自衛隊についてもっと多くの人に知ってもらいたいと思うのもいいと思います。
ですが、だからと言って他の職業を見下すような描き方をしなくてもよかったのではないでしょうか。
自衛隊には配慮を求めるくせに、ほかの職業をけなすことになることについては全くの無配慮に感じられました。
このあたりがなければもっと素直に楽しめた作品ですね。
空飛ぶ広報室空飛ぶ広報室
(2012/07/27)
有川 浩

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原稿零枚日記 小川洋子

もっと地に足のついた感じの作品かと思ったら、いわゆる現実と空想をぼかしたような作品で、私の嫌いなタイプのほうの小川洋子の作品でした。
日記形式で幻想的な小説を書くとどうなるか、という好意的にとらえる方法もあるでしょうし、あまりにも不自然すぎて、日記形式にする意味がわからないという解釈もあるでしょう。
なんというか三崎亜記が書くさりげなく変なものをぶち込む系の話ならそれを狙った面白さもあるのですが、さり気ないわけではまったくない不自然さがどうも受け入れられませんでした。
原稿零枚日記原稿零枚日記
(2010/08/05)
小川 洋子

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音のない花火 砂田麻美

要するに古いタイプの父親が死ぬってことでなんとなく感動させようというタイプの本。とまで言い切るのはさすがに問題があるが、何か細かいところで、死をもって本来肯定すべきでない要素を肯定させてしまうような感じが見て取れて気持ち悪さが残ったのは事実だ。
全体的には父親の古い考え型的な部分に反発を覚えるのかと思いきや、なんかそうでもない主人公とか、微妙な感じの恋愛ごっことか、妙にイライラさせられる作品であった。
音のない花火音のない花火
(2011/09/16)
砂田麻美

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ひらいて 綿矢りさ

ひさびさに「文学」っぽい綿矢りさを読んだ気がする。
若者らしい衝動と、終盤のどこか現実離れしたような空気感など、書評家ウケしそうな気がする。
だが、その一方でこの本は妙に読みやすい。ここが自己満足芸術的文学との差である。つまり綿矢りさは、読者を置き去りにしないようにしつつ、その一方で主人公と西村と美雪の関係を文学的に描いて見せたのである。
「かわいそうだね?」で少し大衆よりになったかと思いきや、今作では文学よりに戻して見せるなど、綿矢りさの幅の広さを感じる作品である。
ひらいてひらいて
(2012/07/31)
綿矢 りさ

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お勧めの角田光代の本

blogramで角田光代の部門で1位になりました(9月10日23時現在)
そこでそれを記念してお勧めの角田光代の小説を紹介。
※あくまでも私個人のお勧め度であり、なんら統計的な根拠のあるものではありません。

1位 対岸の彼女

対岸の彼女 (文春文庫)対岸の彼女 (文春文庫)
(2007/10)
角田 光代

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2人の関係が非常にいいんですよね。まとめかたも非常に素晴らしい作品です。


2位 八日目の蝉

八日目の蝉 (中公文庫)八日目の蝉 (中公文庫)
(2011/01/22)
角田 光代

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これは以前に記事にしましたね。その記事がこちら


3位 ひそやかな花園

ひそやかな花園ひそやかな花園
(2010/07/24)
角田 光代

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こちらも以前に記事にしました。
それがこちら


4位 森に眠る魚

森に眠る魚 (双葉文庫)森に眠る魚 (双葉文庫)
(2011/11/10)
角田 光代

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これも以前に紹介した作品ですね。その記事がこちら


5位 三月の招待状

三月の招待状 (集英社文庫)三月の招待状 (集英社文庫)
(2011/09/16)
角田 光代

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こちらも以前の記事を載せておきます。
読んだ時期が「新世界より」と近かったため、面白さがあまり目立たなかったのがちょっと残念ですね。
その以前の記事がこちら




以前記事にしたものばかりですみませんが、昔の作品が結果的に5位以内に入らなかったので、こんな感じに。
もし次に機会があれば10位まで拡大してやってみようと思います。
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花咲小路四丁目の聖人 小路幸也

昔、大泥棒だった父が町の危機を救う話。
大泥棒が出てくる、というとなんとなくミステリーを想像するが、ミステリーというにはちょっと違うタイプのお話。
主人公を20代女性に設定する意味がよくわからないが、まあいいことにして、語り手を主人公にしているために「~なんだ」っていういい方があまりにも多用されすぎていて、何か少しだけ気持ち悪い文章だった。
まあ話自体はファンタジーで心温まるいいお話、で済むんじゃないでしょうか。
こういうものにはあまり現実路線でのツッコミは適切でない気がします。
花咲小路四丁目の聖人花咲小路四丁目の聖人
(2011/11/10)
小路幸也

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4周年記念

今年もやります。

過去1年間のblog調査
というわけでさっそく見ていこう。
過去1年(2011.9.08~2012.9.06)で記事にした回数 
8回(8冊) 辻村深月 6.23
5回(5冊) 湊かなえ 7.05
5回(5冊) 近藤史恵 7.25
5回(5冊) 角田光代 8.18
4回(4冊) 石田衣良 7.08
4回(4冊) 重松清 7.20
4回(4冊) 坂木司 8.12
4回(4冊) あさのあつこ 8.26
3回(3冊) 中島京子 2.16
3回(3冊) 津村記久子 3.25
3回(3冊) 有川浩 4.11
3回(3冊) 朝井リョウ 4.18
3回(3冊) 越谷オサム 5.05
3回(3冊) 佐川光晴 6.12
3回(3冊) 伊坂幸太郎 6.21
3回(3冊) 宮下奈都 7.21
3回(3冊) 道尾秀介 7.24
3回(3冊) はらだみずき 7.27
3回(3冊) 百田尚樹 8.16

3回以上の作家が昨年よりもかなり増えた。
辻村深月が1位。直木賞をとる前に注目していたということになるのだろうか?
もともとは単に従妹に勧められただけなのだが。
重松清がベスト10に復帰。重松清の場合、新刊はすべて読むので、何冊出したかということに大きく左右される。
石田衣良、あさのあつこは毎年恒例。
あさのあつこは「燦」と「ミヤマ物語」をどこで記事にするか迷い、結局書かなかったという経緯があるので、これが加算されるともっと増えたかもしれない。
湊かなえは図書館で借りられるようになったのが大きい。
またここ1年で読み始めた作家として坂木司が入った。




通算 5回以上記事にした作家。数字は最後に書いた記事の日付
①29回(34冊) 重松清
②23回(24冊) 近藤史恵
③21回(21冊) 石田衣良
④21回(21冊) あさのあつこ
⑤19回(19冊) 道尾秀介
⑤19回(19冊) 角田光代
⑦16回(16冊) 平安寿子 3.22
⑦16回(16冊) 有川浩 4.11
⑨13回(13冊) 大崎梢 7.04
⑩12回(12冊) 辻村深月 6.23

11回(11冊) 吉田修一 7.31
10回(12冊) 三浦しをん 2.05
10回(10冊) 森見登美彦 11.5.07
10回(10冊) 米澤穂信 11.6.07
9回(9冊) 恩田陸 10.07.10
9回(9冊) 桜庭一樹 4.04
9回(9冊) 瀬尾まいこ 5.24
8回(8冊) 山崎ナオコーラ 4.20
8回(8冊) 椰月美智子 4.27
8回(8冊) 伊坂幸太郎 6.21
8回(8冊) 東野圭吾 7.03
8回(8冊) 湊かなえ 7.05
8回(8冊) 宮下奈都 7.21
8回(8冊) 百田尚樹 8.16
7回(8冊) はらだみずき 7.27
7回(7冊) 万城目学 11.7.21
7回(7冊) 畠中恵 11.8.10
7回(7冊) 久保寺健彦 11.12.10
6回(6冊) 朝倉かすみ 10.10.22
6回(6冊) 宮部みゆき 10.10.30
6回(6冊) 本多孝好 11.1.05
6回(6冊) 奥田英朗 11.9.04
6回(6冊) 貴志祐介 11.9.22
6回(6冊) 島本理生 4.16
6回(6冊) 山本幸久 5.10
5回(5冊) 梨木香歩 10.12.03
5回(5冊) 三崎亜記 11.3.29
5回(5冊) 恒川光太郎 11.6.25
5回(5冊) 西加奈子 1.30
5回(5冊) 中島京子 2.16
5回(5冊) 津村記久子 3.25
5回(5冊) 朝井リョウ 4.18
5回(5冊) 荻原浩 7.30
5回(5冊) 中村文則 8.02
5回(5冊) 小川糸 8.06
吉田修一が10位に入らなかったのが残念だが、こういうこともある。
恩田陸はよく見ると2年以上記事にしていない。
森見登美彦と米澤穂信も1年以上記事にしていないが、これは本が出ていないので仕方ない。

そういえば、先日blogramを久々にみたら、角田光代で1位になっていた。
そこで今度お勧めの角田光代の本特集でもやろうと思う。
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ところでブログを始めた当初は少しはお金が入ってくるものと思ったのですが、4年たった今でも1円も入ってきておりません。広告載せてるだけ損した気分になってきたな。

四龍海城 乾ルカ

四龍海城という特殊な場所に紛れ込んでしまった少年が脱出を目指す話であるが、こういう特殊な空間における人間関係の描き方が非常に興味深い。
「出城料」が何かというのを探し求めるのだが、まあ終盤でこれの正体がわかってしまうのだけど、それはおそらくはわざとではないかと思う。
作者は、少し先に「出城料」の答えを読者にわかるようにし、登場人物がどういう選択をするかを提示しながら読者に自分ならどうするかを考えさせるように描きだす。
これは大げさにいえば、生き方を問うものでもある。
そう考えると、10代の人にこそ読んでもらいたい話である。
四龍海城四龍海城
(2011/07)
乾 ルカ

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タイニータイニーハッピー 飛鳥井千砂

タイニータイニーハッピーなる建物(ショッピングモール)を舞台にした連作短編集。
まあいわゆる普通の女性視点の物語ではあるのだが、読みやすいので男性でも楽しめる。
個人的にいいなと思ったポイントは女だからと言って必ずしも男より甘いものが好きとは限らないという点をその男が別に変だという描き方でなく、非常に自然に描いているところである。
全体的にはふわふわした感じだが、時折みせる妙な鋭い視点というのがちょっと面白い作品である。
タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)
(2011/08/25)
飛鳥井 千砂

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ファイヤーボール 原宏一

会社で勢力争いに敗れ、閑職に回された主人公が、町内会の仕事を引き受けさせられ、そこから新たな人生を見つけていく話という説明になるだろうか?
しかし、この話、いろいろな部分で人間社会の裏というか汚さをうまく描いている。
その一方で、祭りを成功させようとすることによって、一歩踏み出すことの勇気も与えてくれる作品である。
全体的に無理なくまとめてあり、非常に説得力があっていい作品である。
ファイヤーボールファイヤーボール
(2012/02/08)
原 宏一

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