とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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花宴 あさのあつこ

時代小説苦手なんです。
こういうののよさがまったくわかりません。
間をとびとびにする感じで書かれているので、もう少し書いてほしかったなと思う部分もあったり。
あとは死の扱い方が妙に無駄な感じがするというか、死なせる必然性のない人まで死なせているような気がして、そういうところも好きになれませんでした。
別に「人が死ぬんだから感動しろ」という本では全くないのですが、何か気持ちの悪さがありました。
花宴花宴
(2012/07/06)
あさのあつこ

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チャボとウサギの事件 岩崎夏海

とりあえず動物を殺しておくとか、幼馴染の女の子がショックを受けるとか、妙に「ぼくのメジャースプーン」のような感じがしてしまって、そこが気になった。
続編書きたいというアピールが何箇所かあったのもマイナス。
あとは全体的にストーリー展開が雑。
もしかしたら、きちんと表現されていないから雑に感じるだけかもしれないが、どうも文章が素人くさくて、気持ち悪かった。
チャボとウサギの事件チャボとウサギの事件
(2012/06/15)
岩崎 夏海

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バイバイ・フォギーデイ 熊谷達也

憲法について考えよう的な話を盛り込んだ青春小説。
ネットの中の話の書き方が妙にオジさん臭い。つまり嘘っぽい。
まあオジさんが頑張って書きましたってところでいいんじゃないでしょうか?
長文のブログは読み手を想定していないという主張は個人的には違和感がありますねえ。
このブログ最大の長編はこのブログとしてはわりと人気のある記事ですよ。
伝えたいから長文になるんじゃないかと思うんですけど。
まあそれは話の本筋から大きく外れてしまうので、本の評価とはあまり関係のない話ですが。
バイバイ・フォギーデイバイバイ・フォギーデイ
(2012/04/18)
熊谷 達也

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人質の朗読会 小川洋子

人質事件の犠牲者が、監禁中に語った物語という設定の短編集。
そりゃあ単なる自己紹介よりは「深遠」かもしれないが、自分で「深遠な物語」とかいうなよ…とまず思う。
しかもその物語とやらが、小川洋子の普通の短編によくある「地に足のついていない感じ」の物語で、この設定で、この話は無理、と思った。
もっと細かいことを言うとこの設定で行くなら、より慎重に書き分ける必要があるのに、言葉の選び方の流れが、どの話も小川洋子の特徴をよく反映していて、別々の人間が語った物語に思えないという欠点もある。
そういうわけで、どうもこの本は好きになれなかった。
ただ、一つだけよかった点は、人を殺したことをつかって感動押し売りにしようとしなかったことだ。
この点においては正攻法で感動させたと言えるだろう。まあ私は感動なんてしなかったが。
人質の朗読会人質の朗読会
(2011/02)
小川 洋子

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月と雷 角田光代

世の中には「わけのわからない人」というのがいる。そういう「わけのわからない人」を非常に説得力を持って描き出した作品である。
主人公の智は「普通の生活」ができない人間であり、それは母がめちゃくちゃな人だったことに原因があると考える。
しかしそのめちゃくちゃな行為があったからこそ、生じたこともあったりして、それが本当にいいか悪いのかよくわからない。
このつながっている感じの描き方もいいし、智自身のめちゃくちゃさ、さらには智に巻き込まれた泰子が描かれたラストシーンも素晴らしい。
結局のところ、人生はなるようにしかならない。あとはそれを受け止めて乗り越えていくしかないのだという強さを感じる作品である。
月と雷月と雷
(2012/07/09)
角田 光代

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海賊とよばれた男 百田尚樹

「すべての日本人に読ませたい本」というと若干右翼チックに思われてしまうかもしれない。
しかし、この本ほど多くの人に読んでもらいたいと思った本は今までにそれほどはない。
この作品は出光興産の創業者である出光佐三をモデルとしたノンフィクション小説なのだが、ノンフィクションとは思えないほどの波乱万丈な人生と、それでも負けない信念に頭がさがる思いである。


主人公は国のためにと難題を引き受ける。しかし本来なら自分を支援してくれるはずの国はその恩も忘れ、嫌がらせをするのである。
本作では石油業界を通じて、日本の政治家や官僚の器の小ささがよく描かれている。
そして国民の利益を犠牲にして目先の利益を追い求める小者によって日本のために頑張る人々が苦しめられているのである。
だが、この構図は石油業界に限ったことではないだろう。


 昔から「出る杭は打たれる」という。
狭い範囲だけにしか視点を向けていないからそうなる。
国際化が叫ばれても、この発想にとらわれている限りそれは変わらない。


そしてまずいことになぜか海外の者が力を持つことに対して何も気にしないのがこの抵抗勢力の悪いところなのである。
だから自分たちの首を絞めることになる。


これは戦前、戦中、戦後を通じて何も変わらない。
それがある種の絶望を感じさせる。
日本の本質とはそんなものなのだろうか。


だからこそ、多くの人にこの本を読んでもらいたいと強く思う。
そしてこうした抵抗勢力に対抗するような勢力になればいいと思う。
そういう自分も何かをしようという気にさせてくれる本である。
海賊とよばれた男 上海賊とよばれた男 上
(2012/07/12)
百田 尚樹

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海賊とよばれた男 下海賊とよばれた男 下
(2012/07/12)
百田 尚樹

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ウィンター・ホリデー 坂木司

最近読んだ本はわりと外れが多いというか…
そもそも「ワーキング・ホリデー」が続編を書いてほしいと思うような作品ではなかったので、その時点で若干評価が厳しくなったことは否定できないが、それにしても、である。
前作はまだ家族のつながりを考えるような読ませる部分があったのだが、今回はそれをひっかきまわしただけのような気もするし、あとは説教に説得力がない。
さらに進の友達の描き方が気持ち悪い。
男性にとっては違和感満載で、気持ち悪く感じる本ではないだろうか。
ウィンター・ホリデーウィンター・ホリデー
(2012/01)
坂木 司

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シューマンの指 奥泉光

ずいぶん前に「王様のブランチ」で紹介された時は何やら面白そうだったが、何のことはない、最初の伏線はかなりがっかりなオチが最後につき、また手記の中でのメインとなる事件もその処理はかなりあっさりまとめられている。
それに無駄が多すぎる。シューマンの音楽と重ねた何かが起きるというわけではなく、結局ダヴィッド同盟の話以外はさほど重要でもなく、単に筆者の音楽論を永嶺修人に述べさせただけである。
内容としては短編で収まるようなものを、無駄な音楽論とがっかりなオチのための無駄な伏線でページ数を稼いで長編にした作品といいたくなる。
こんなのでミステリーと言ってしまっていいのだろうか?
あまりにも「推理小説」の体をなしている部分が少なくないだろうか?
シューマンの指 (100周年書き下ろし)シューマンの指 (100周年書き下ろし)
(2010/07/23)
奥泉 光

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あつあつを召し上がれ 小川糸

食べ物が出てくる短編集。小川糸は食べ物を絡めるのはうまいと思うし、文章はうまいとは思わないが、それでも読みやすいように書かれている。題材も、面白くなりそうな要素はいろいろあるのだ。だが、期待してもなかなかいい作品に出合えない。
この本も読みやすい。それに短いので、どうしても短時間で何か小説を読まなければならない切羽詰まった事情があり、かつ、頭をつかいたくない場合にはいいかもしれない。
逆にいえば、そういう特殊事情でもない限りは暇つぶしにもならない本である。
もともと薄っぺらさが指摘されているのだから、短編なんて勝負にならない。
読みやすいというのは長編だからこそある程度評価の対象になるが、短編で読みやすかったからと言ってだからなんだ?という感じである。
Amazonの売り文句によれば「運命の料理とのふいの出会いを描き、深い感動を誘う、7つの物語」ということだったが、どこに感動があるのか、全く分からない話だった。
あつあつを召し上がれあつあつを召し上がれ
(2011/10)
小川 糸

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迷宮 中村文則

一見すると普通の人が、実はわけのわからない闇を抱えていたりする。
そういう傍から見ると普通だけど、何やら気持ちの悪い部分を持つ人というものを非常にうまく描き出している。
徐々に明らかになっていく主人公の過去と、同級生が被害者である「日置事件」の真相などが複雑に絡み合い、タイトル通り「迷宮」に読み手を誘いこんでいく作品であろう。
この不気味さと、それゆえにどんどん読み進めてしまう展開のうまさもさすがである。
事件の真相についてはあくまでも主人公の推論でしかない。しかしよくある無理な推理小説の無理な事件の真相(たとえばこの作品)のような不自然極まりないものと違って、遥かに説得力があり、またそれでいて事件が解決したというようなすっきりした感覚はがないところもいい。この絶妙な加減がこの作品の魅力となっている。
迷宮迷宮
(2012/06/29)
中村 文則

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勝負! 矢野隆

勝負をテーマにした短編集で、時代小説でもある。
だが、最後の話を除き、ただの暴力の応酬で、何やら理不尽なものもあったりして、全体としてはあまりレベルの高い作品とも思えなかった。
少年漫画で暴力的なシーンを売りにした漫画が結構受けたりするが、小説でそれをやってもダメなんじゃないだろうかという気がした。
短編なのに、多くのページを格闘シーンに割いているため、どうしてもストーリーはおざなりというかはっきりいって中身のない作品もあり、どうも本としては好きになれない。
勝負(ガチ)!勝負(ガチ)!
(2012/02/18)
矢野 隆

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