とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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ホームグラウンド はらだみずき

サッカーがらみの話ではあるが、今回は少し変わった物語である。
テーマとしてはグラウンドになるのだろうが、むしろ家族の物語に焦点が当ててあり、これはこれで面白い。
芝の種類などあまり意識したことがなかったので、そういうところも興味深かった。
ホームグラウンドホームグラウンド
(2012/02/21)
はらだ みずき

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もう誘拐なんてしない 東川篤哉

謎解きはディナーのあとで」だけで東川篤哉の評価を決めるのは正しくないと思い、別の作品も読んでみました。
この作品は、ひょんなことからやくざの娘を狂言誘拐することになるという話ですが、それに別の事件を絡めて…

感想としては、きっとこの人は根がいい人なんだろうなという感じでしょうか。
これなら謎解きはディナーのあとでで、なぜ毒舌執事が全然毒舌でなかったのかも納得できます。
コミカルな感じで、子供向けミステリーにはいいんじゃないでしょうか。
殺人も軽い感じとして処理してあり、そこだけならば、昔学研とかに載ってたような軽い読み物としてのミステリーとして十分に成立します。
子どもにもわかりやすく、かつミステリー風味が楽しめる作品…でなぜ高評価が出せないかというと伏線をきちんと処理していないからです。
未解決の問題を残して終わるという、ちょっと問題がある作品です。
たぶん子どもだったら気にすると思います。
つまり、その点において子供向け作品になれないうえに、そもそもの作りが雑で、大人が読むに耐えうるものとは言い難い。
したがって、微妙な作品と言わざるをえません。
もう誘拐なんてしない (文春文庫)もう誘拐なんてしない (文春文庫)
(2010/07/09)
東川 篤哉

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それもまたちいさな光 角田光代

角田光代の文庫書き下ろし。ラジオドラマ用に書かれた作品だそうだ。

角田光代らしい作品と言えるが、むしろどうしようもない恋にはまる女性とか、どうもいつものパターンか?という気がしてしまって、そこがマイナスだった。
一応、長編小説という分類にはなるのだろうが、文庫で180ページほどの短い作品で、ページ数の都合なのか、小島慶子との対談が収録されている。

ラジオを聞きたくなる作品になっていればよかったのだが、残念ながらそこまででもなかった。

それもまたちいさな光 (文春文庫)それもまたちいさな光 (文春文庫)
(2012/05/10)
角田 光代

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オーダーメイド殺人クラブ 辻村深月

主人公がクラスメートというだけの男子生徒に自分の殺人を依頼する。そしてそれが誰もやったことがないようなものである、すなわち"オーダーメイド"であることを追求するところがこの話のポイントだろう。
辻村深月にしては珍しく登場人物の使い回しをしなかった。せいぜいチヨダコーキの作品の話が出てくるくらいで、スロウハイツの神様を読んでなかったとしても特に問題はない。
中学生の傷つきやすいくせに攻撃的で、生死の境の曖昧な感じというところが非常にうまく出ている。
女子中学生同士の関係の負の面にわりと焦点をあてて書いてあり、この描き方の性格の悪さが、辻村深月の魅力だろうと思う。
だからこそ主人公が殺人を依頼する過程に妙に説得力がある。
徳川の友人関係にあまり突っ込みすぎなかったところもよかった。徳川の人物像に関しては多少変なところがないわけではないが、これを個人の問題にしてしまえば、そういう人である、で済む。その処理もうまくできていたと思う。
ラストは若干ありきたりではあるが、全体的にはなかなかよくできた作品だろう。
オーダーメイド殺人クラブオーダーメイド殺人クラブ
(2011/05/26)
辻村 深月

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オー!ファーザー 伊坂幸太郎

父親が4人いるという高校生の話。
設定もむちゃくちゃだし、ストーリー展開もむちゃくちゃなのだが、それを面白さにかえることに成功している。
久々に伊坂らしいむちゃくちゃな設定をテンポよく読ませてしまうという気持ちのいいエンターテインメント小説を読んだ気がする。
伊坂とは価値観が合わないと常々思っているのだが、こういう風に家族とか個人の価値観にしてしまえば楽しめる。それを社会の価値観であるかのように主張するから、押しつけがましさが出てくる。
今回の作品は昔の伊坂に戻ったような感じで…というかこれはゴールデンスランバーより前に書かれた作品らしい。
できればこういう作品を書いてほしいのだが、それはあまり望めないような気もしてきた。

オー!ファーザーオー!ファーザー
(2010/03)
伊坂 幸太郎

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一年四組の窓から あさのあつこ

中学生向けのわかりやすい小説。あさのあつこはこうやって主人公を中学生くらいに設定した作品のほうが妙に文章が生き生きしている。
主人公の女の子がかわいい設定だとか絵を描きたいと思う少年とか少し少女漫画的な感じもするが、全体的にはいい作品だと思う。
もちろん伏線が処理しきれていないとか、途中の時間経過が飛びすぎな印象を受ける部分もある。しかし、そこを気にする人間はそもそも対象外なのである。これは中学生向けの作品であり、その対象を無視した批評はそれこそが的外れなのである。
一年四組の窓から (BOOK WITH YOU)一年四組の窓から (BOOK WITH YOU)
(2012/03/17)
あさの あつこ

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コンカツ? 石田衣良

前作「スイングアウト・ブラザース」が男性側のコンカツ(厳密にはこちらは彼女をつくるというちょっと手前の段階ではあるが)なら、この作品は女性の側からのコンカツを描いた作品。
女性視点で結婚対象外になる男性というのが非常にうまく描かれていて、なかなか面白い。実際の女性が読んだら違和感があるのかもしれないが、個人的には結構説得力があるように思えた。
まあとにかく結婚は大変だという結論に至り、私自身はもう少し独身が続きそうな気がした。
コンカツ?コンカツ?
(2012/04)
石田 衣良

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おかえりMr.バットマン 佐川光晴

妻とうまくいっていない翻訳家の男を主人公に、出版社から突如持ち込まれた世界的人気作家の娘の問題を絡め、ドラマチックな設定になっている。しかし、ドラマチックな設定であるにもかかわらず、妙に地に足がついていて、その登場人物たちの発想の普通さというか常識にとらわれている感じが、非常に説得力を持っている。
翻訳の仕事の裏が少しわかるような気がするところもいいし、全体的に安心できる感じの作品になっている。
おかえり、Mr.バットマンおかえり、Mr.バットマン
(2012/04/12)
佐川 光晴

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ニコニコ時給800円 海猫沢めろん

アルバイトをテーマにした短編集と言っていいのだろうか。
登場人物の書き分けが曖昧なので、語り手が不安定というか誰の視点なのかわかりにくく、今一つ話に入り込めない。
題材としてはなかなか面白いところをついていると思うのだが、それが活かされていないのが残念だ。
ニコニコ時給800円ニコニコ時給800円
(2011/07/26)
海猫沢 めろん

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往復書簡 湊かなえ

手紙形式で書かれた推理小説。手紙のやり取りの形で展開する3篇の話が収録されている。
まあこれはこれでそれなりに楽しめるものなのではないか。
という妙な表現になってしまったのは、いくつか気になる点があったからで、たぶん推理小説だからという意識がなければそこまで気にせずに読んだのではないかと思われるからである。
あまり気にしなければ楽しめる、それでいいという感じだろうか。
往復書簡往復書簡
(2010/09/21)
湊 かなえ

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けむたい後輩 柚木麻子

昔、詩集を出した「先輩」である栞子とそれに憧れる「後輩」の真実子との関係を軸に真実子の親友の美里などが絡み、展開させる。
物語は栞子の視点と美里の視点から語られるが、この微妙な描き分けが見事である。
特に栞子の描き方がすばらしい。これはなかなか男性作家には書けない世界なのではないだろうか。
若干、途中を省いてしまってごまかしているように見える部分があるのが残念ではあるが、そういう「省いてしまった」部分さえも読みたいような気にさせる作品だろう。
けむたい後輩けむたい後輩
(2012/02/24)
柚木 麻子

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ジュージュー よしもとばなな

小川糸が文章をうまく書いたらこんな感じの作品になるんじゃないだろうか。
そういう印象の作品。
ジュージューというステーキ屋がありました、母は死にました、でもなんとか日常を取り戻して頑張ってます的な話で、正直、私の好みではない。
ゆえに他の人には勧められない本という評価となる。
ジュージュージュージュー
(2011/07)
よしもと ばなな

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さよならドビュッシー 中山七里

今話題のミステリー作家・中山七里のデビュー作。
従妹に勧められて読んでみたのだが、これが意外と面白い。たぶん推理小説としては先が読めてしまうのだろうけど、そこはそんなに問題ではない。
火事から奇跡的に生き残った少女がピアニストを目指す話として十分楽しめるし、音楽に関する描写もそう悪いとは思えない。
個人的に好感が持てたのは、筆者が「人を殺すこと」と「人が死ぬこと」の区別をつけていたこと。
まあAmazonのレビューを見た感じだと読解力不足でこの本の悪口を書いている人もいたが、無知をさらすだけなので辞めたほうがいいだろう。
推理小説として展開が読めてしまうことは批判材料だろうが、この死への評価の違いをきちんと出せたことを評価している人が少ないのが意外だった。
つまりアマゾンのレビューで悪口(あんなものを「批判」などと偉そうに言えまい)を書いている人間の大半は私程度の読解力すらも持ち合わせていないのだということを証明してくれた作品ともいえるかもしれない。
さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)
(2011/01/12)
中山 七里

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鉄人探偵団 山下貴光

鉄人が世界を変えようとする物語…という風に説明したい。
いろいろと突っ込みどころはある。展開がご都合主義だとか、ちょっとヤンキー的な人たちがいい人すぎるとか。
しかし、それらを吹き飛ばすだけの勢いがこの作品にはある。
こういう推理小説の書き方もありなのかという意味では非常に興味深い作品である。
もしかしたら推理小説ではないのかもしれないが。
鉄人探偵団 (宝島社文庫)鉄人探偵団 (宝島社文庫)
(2011/09/06)
山下 貴光

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