とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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いま、会いにゆきます 市川拓司

図書館でリサイクル図書になったのでもらってきた。
まあ悪くない小説、という感じだろうか。小説としてはいろいろと物足りなさが残るのだが、映画を思い出しながら読むとまあ楽しめる。
つまりは、映画を見てある程度映像を頭に作っておかないと、これだけから情景を想像して、この話の世界に入り込むというのはなかなか難しい作品ともいえる。
映画のほうはなかなかよかったので、映画を見て、それからこの本を読んだ方がいいかもしれない。
この本に思い入れがあって映画はダメだという人はあまりいないのではないだろうか。
映画が好きな人にはお勧めできるが、小説単体としてはちょっと物足りない気がする。
いま、会いにゆきますいま、会いにゆきます
(2003/03)
市川 拓司

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いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]
(2005/06/24)
竹内結子

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竜が最後に帰る場所 恒川光太郎

短編集でファンタジーから、わりと現実的な話からいろいろある。いや、5つしかないのだが、バラエティに富んだ内容になっている。
…というのが好意的な書き方。

確かに面白い作品もあり、いろいろな世界を描いて見せたということでその点を高く評価する人もいると思う。
だが、残念ながら作品の出来にはばらつきがあったように思う。
夜行の話とかオウムの話はありえない話なのに、妙なリアリティがあり面白かったが、ゴロンゴは最後を飾るにはちょっと弱い気がした。おそらく本のタイトルからしてもゴロンゴがメインなのだろうが、今一つインパクトに欠ける気がした。
ところでこの「ゴロンゴ」、メッセージとしては中島みゆきの「命のリレー」という歌に近い気がするのだが、いかがだろうか?

竜が最後に帰る場所竜が最後に帰る場所
(2010/09/17)
恒川 光太郎

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のはなし 伊集院光

さすがは伊集院、エッセイも面白い。
電車の中でニタニタ笑いながら読んでしまったので、周りの人はかなり気味悪がったことだろう。
なんというか、人に聞かせることを前提として話すのがうまい人というのは、人に読ませることを前提としたものについてもそれなりのものが書けるのだなと思った。
エッセイなんてのはこういう軽く楽しめるものがいい。
本来軽く読ませるべき本で説教垂れるバカがたまにいるが、そういう人にはぜひこの本を読んでもらいたい。
のはなしのはなし
(2007/09/28)
伊集院 光

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たまゆら あさのあつこ

こういうのが読みたいんじゃないんだよな、というのが正直な感想。
ぬばたま」と同じように山の恐ろしさのようなことをメインに書いているが、ぬばたまよりは地に足がついた作品である分好感が持てる。
だが、面白いかというとそれはまた別の問題。
結局のところ説教めいた言葉を重ねただけで、何も伝わってこない。
しかも伏線が処理しきれていないような印象を受けるし、突っ込みどころが多くて全体的に雑な作りに読める。
もっとほかに書きようはなかったのだろうかと思う。
たまゆらたまゆら
(2011/05)
あさの あつこ

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あられもない祈り 島本理生

一言で言うなら、「ナラタージュ」の二番煎じ。
DV男と優柔不断男とのはざまで揺れ動く性的なトラウマのある自分に自信のない女という構図で、正直人物のパターンが固定化されていて、またこれかよと思った。
ナラタージュは設定を利用してうまく優柔不断男の微妙な距離感を出していたが、この男たちからはわがままさしか感じない。はっきり言って期待外れだった。
あられもない祈りあられもない祈り
(2010/05/13)
島本 理生

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かがみのもり 大崎梢

大崎梢の田舎を舞台にした話(シリーズではないのだろうが)は面白い。
今回は主人公が学校の先生ということで若干残念な部分はあったのだが(何しろ大人は使える武器が多すぎる)、それでもうまくまとめてあった。
この話だと中学生を主人公にして解決に導くには無理がありすぎるから、主人公を学校の先生にしたのはベストな選択だろう。
確かに動機が弱かったり、ちょっと展開が読めてしまったりと突っ込みどころはいろいろとあるのだが、それでも舞台となる部分はそれなりに描かれていたし、骨格自体はきちんとした推理小説だと思う。
また幅広い世代に対して読みやすいように書かれており、その点でも好感が持てる。
タイトルが「鏡の森」ではなく「かがみのもり」である理由も一つの謎として読んでみると面白いかもしれない(もっとも謎と言うほどのものではなく話に書いてあるのだが)
かがみのもり (BOOK WITH YOU)かがみのもり (BOOK WITH YOU)
(2011/03/19)
大崎梢

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県庁おもてなし課 有川浩

タイトルがなかなか面白いのですが、高知県には実際におもてなし課が存在するそうです。
さてこの話、お役所の融通のきかなさをうまく描いていてそこは非常に面白かったのですが、安っぽい恋愛話を二つ絡めたことで、ちょっと残念な作品になってしまっています。
面白いことは間違いないんですが、どうしてここまで無駄な恋愛を絡めるのだろうかと思いながら読みました。
題材はまちがいなくいい。だったら余計な小細工をしないほうがよかったのではないかと思いましたね。
もちろん有川浩の予定調和で展開があからさまな恋愛物語が好きな方はあまり気にならないかもしれません。
そういう予定調和としての面白さはあると思います。ただせっかく面白い題材だっただけにこういう予定調和は絡めてほしくなかったなというのが正直な感想です。
県庁おもてなし課県庁おもてなし課
(2011/03/29)
有川 浩

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ふたりの距離の概算 米澤穂信

シリーズものであることをわかっていて、あえてこの本から読むという暴挙をやってみたのだが、意外と楽しめた。もちろんシリーズものであるため、登場人物の設定について説明が省略されているし、そういう点では1冊目からきちんと読むべきだったと思ったのだが、それでも十分に面白かった。
大日向という1年生についての事情がメインだったのがその理由かもしれない。大日向は今までの作品には出てこない、つまり大日向についてはきちんと説明がされるわけで、それだけで十分なのだ。
高校の設定自体にはかなり無理があるが、事件自体は非常に日常的なもので、説得力があり、うまく作られた推理小説だったと言えるだろう。
ふたりの距離の概算ふたりの距離の概算
(2010/06/26)
米澤 穂信

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スコーレNo.4 宮下奈都

1人の女性の成長を描いた話。
そういう風に書いてしまうとどうということはないのだけど、何気ない言葉の選び方が妙にいい。
それぞれの場面はありきたりで、だからといって表現に凝っているわけではない。
それにもかかわらず、すっと情景が浮かんできて、いつのまにか物語の世界に取り込まれている。
個人的には祖母の気持ち悪さが非常にいい描き方だと思った。肉親だからこその視点、あるいは諦観、祖母は決して悪い人としては描かれていないけれど、その妙な気持ち悪さは読み手にはっきり伝わってくる。
そういう家族のしがらみ、それから逃れて、大人になった後、再び実家を訪ねる主人公の心の動きが本当に見事だった。
スコーレNo.4 (光文社文庫)スコーレNo.4 (光文社文庫)
(2009/11/10)
宮下 奈都

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