とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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sex 石田衣良

石田衣良がsexの重要性と主張するのはわからないでもないが…
短編でこういう話を延々とされても困る。
そして短編であるがゆえに、性描写に記述を割くと、それ以外の部分はかなり不足していて、結局性的行為(必ずしもsexではない)のことをちょこっとかいただけになっている。
その点でもあまり楽しめなかった。もう少し長めにして、ストーリーとして成立させてくれたら、もっと楽しめたかもしれない。
sexsex
(2010/03/11)
石田 衣良

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折れた竜骨 米澤穂信

魔法をつかった話というのは実は嫌いではない。
そういう作品について否定的な意見を書くことが多いのは、その作品が何でも魔法でご都合主義的な解決を求めるからであって、魔法自体が嫌いなわけではないのだ。
だが、魔法をつかった作品は都合よく魔法をつかって、こちらが「ふざけるな」という展開になることが多い。
ましてやミステリー。どんなインチキ推理が炸裂するのだろうか、とちょっと斜に構えて読みだしたのだが、これが面白い。
米澤穂信の作品はわりと好きで今までもよく読んできたが、これはその中でもよくできた作品だと思う。
魔法を使うものの、その効能が示されている。
そういう点においては、ほかの推理小説が普通の道具を提示することとあまり変わらない。
そして魔法をつかいながらも、中世のヨーロッパを舞台とし、その時代背景の描き方が自然に魔法と現実とを調和させている。
米澤穂信らしいラストも鮮やかだった。
魔法を使っているはいるが、その本質は王道のミステリーとしてかなり質の高い作品だと言えるだろう。
折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
(2010/11/27)
米澤 穂信

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錨を上げよ 百田尚樹

長い。
上下2冊だが、1冊が600ページくらいあるので、実質普通の小説の3冊から4冊分だろう。
百田尚樹の自伝的小説だと思うのだが、主人公の作田又三のあまりにも波瀾万丈すぎる人生に、というかこれは描き方の問題だが、あまりにもいろいろと詰め込みすぎた印象を受ける。
しかも生まれてから30過ぎまでと描いた期間が長いせいもあり、読み終わった後に、疲れたという感想しか出てこなかった。
とはいえ、これだけの長さを引っ張れるだけの面白さはあり、読む価値はある。
しかし最初の200ページくらいはあまりにも退屈だし、全体的にあと400ページから500ページくらいは削れたのではないかという気がした。
そういう意味では、若干筆者の自己満足的な部分を感じなくもなかった。
だいたい弟の竜之介が並はずれて勉強ができるという設定なのに、どう考えてもインテリなのは主人公のほうで、そのインテリ主人公が、語り手として自分はバカであると言ったところで説得力はないし、弟のほうも大したことがないように思えてしまい、違和感として付きまとう。
下巻ではあまり関係ないから、上巻がもう少し面白かったら、もっと評価できた本だと思う。
錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)
(2010/11/30)
百田 尚樹

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錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)
(2010/11/30)
百田 尚樹

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美晴さんランナウェイ 山本幸久

美晴さんというぶっとんだ叔母さんとそれに振り回される主人公の一家を描いた話。
叔母さんといってもまだ20代で、このキャラがなかなかいい。
おそらく80年代だろうと思われる時代の描き方もいい。下手に時代を強調しないでうまく文章の中に織り込んであるからこそ、スムーズに読める。
そして何より感動押し売りにしない。
いろいろと盛り上げる場面はあるのだけど、絶対に悲劇的な展開にはしないところがよい、と思ったら解説を書いた人も全く同意見だったらしい。
そういう山本幸久らしい温かい話である。

美晴さんランナウェイ (集英社文庫)美晴さんランナウェイ (集英社文庫)
(2010/03/19)
山本 幸久

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純平、考え直せ 奥田英朗

やくざの若者の話。
純平が意外といい奴で、また少年ジャンプの主人公みたいな単純さがあるものだから、あまり深刻にならずに読める。そのほかの登場人物もいい味を出している。
それからインターネット上の無責任な書きこみとマジになって行動する人たちの両極端な人々の描き方もいい。
そういう奥田英朗らしいコミカルな描き方によってやくざを描いた話としてはちょっと変わった話に仕上がっている。
純平、考え直せ純平、考え直せ
(2011/01/20)
奥田 英朗

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