とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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婚礼、葬礼、その他 津村記久子

表題作と「冷たい十字路」の2つの短編しか入っていないので、すぐ読み終わる。
冷たい十字路のほうは別に面白くもなんともなかったのだが、表題作のほうがなかなか面白い。
本人は笑わせるつもりで書いたわけではないのだろうが、淡々と描かれているがゆえに妙におかしい。
いわゆる冠婚葬祭に序列をつけているところが視点としていいと思う。
婚礼、葬礼、その他婚礼、葬礼、その他
(2008/07)
津村 記久子

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かのこちゃんとマドレーヌ夫人

人間の言葉を理解する猫と小学生の女の子との生活を描いたファンタジー…というか大人向けしか書けない人が無理して子ども向けを書いてみました、という無理無理な感じがすごく出ていて、はっきり言ってつまらない。
子どもの描き方が妙に気持ち悪い。こうであってほしい、あるいはこういう部分しか見えていないという感じで違和感がありました。
しかも子供向けにしてしまったから、「人間の言葉を理解する猫」に何のインパクトもない。
自分の長所を自分で殺すようなものだ。
正直、今までの万城目の作品の中で、最低だと思う。
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)
(2010/01/27)
万城目 学

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シングルベル 山本幸久

結婚(というかその前の段階だろうか?)をテーマにした話。
親が婚活をする話から始まって、その男に見合いをさせるべく選ばれた女性たちを主人公にした話を並べて、最後にその青年を主人公にした話を持ってくる。
この構成はなかなか面白い。
いろいろあるんですよ、人生はという感じで。
終わり方もいい。
結局どうなったのかは読者の推理に任せるという形になっている。
本筋とは関係ないが推理小説好きの老女の頓珍漢な推理のエピソードもちょっと面白かった。
シングルベルシングルベル
(2009/06/05)
山本 幸久

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私の家では何も起こらない 恩田陸

短編集?なのか?ある一つの幽霊屋敷を舞台にしてはいるが、登場人物はばらばらであり(まあある意味共通点はあるが)、ネタも違う。
だが、気持ち悪いという点では共通している。
推理小説というにはちょっと違う話。まさかあれがトリックとかいうのか?
想像するとグロテスクであり、正直、あまり思い出したい部類の話ではない。
最初の話は比較的まともだったのに、中盤以降の方向性が…
頼むからもっと気持ち悪くないミステリー書いてくださいよ。

道尾秀介のもつ気持ち悪さとはまた違った意味での気持ち悪さのある話であるが、ただし勧めるときの文句はこの前の道尾秀介の本と全く同じ。
「読み方によってはおもしろいと言えないこともないが、ミステリーが好きな人よりはホラーが好きな人にお勧めしたほうがいい本だろう。」
私の家では何も起こらない (幽BOOKS)私の家では何も起こらない (幽BOOKS)
(2010/01/06)
恩田 陸

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毎月新聞 佐藤雅彦

どちらかというと「思い出の本」に近いですね。
大学生のころにパラパラとみて、面白そうな本だなあと思った記憶があります。
それから6年の月日を経て、文庫化。
で、さらにしばらくして読むに至ったわけですが、さすがはピタゴラスイッチを手掛ける佐藤雅彦先生だけあって、目の付けどころが面白い。
普通にエッセイとして読んでもいいですし、何か話のタネに読んでみるのもありかも知れません。
毎月新聞 (中公文庫)毎月新聞 (中公文庫)
(2009/09)
佐藤 雅彦

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鬼の跫音 道尾秀介

気色悪い短編集。
向日葵の咲かない夏」のようないろいろと気持ち悪さの残る推理小説。
というかある意味、非常に道尾秀介らしい作品ともいえる。
Sという顔のいい男が出てくるという共通点はあるが、すべて別人であり、年代もさまざまである。
だが、キャラ的には似ているので、関連させて読むのもまたありだろうとは思う。
トリックとかそういうところでの無茶はしていないが、全体的にここまで気持ち悪い話にしなくてもいいと思った。

せめてもの救いはこれが短編集であること。
つまり一つ一つが短いので、気持ち悪さに嫌気がさす前に、読み終えることができることだ。
読み方によってはおもしろいと言えないこともないが、ミステリーが好きな人よりはホラーが好きな人にお勧めしたほうがいい本だろう。
鬼の跫音鬼の跫音
(2009/01/31)
道尾 秀介

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再生 石田衣良

新たなスタートを切る人たちをテーマにした短編集といういい方が一番正確だろうか。
キャラクターが似ていて、なんとなくワンパターンに感じる部分もあるのだが、それでも面白い。
短編集だから途中でやめられるだろうと思って軽い気持ちで読んでいたら、結局一冊読みあげてしまった。
最初の話がちょっと胸糞悪いのだが、2つ目以降の話はそこそこよくできていると思う。
最初の話を読んだだけでこの短編集の評価を決めるべからず、と。
個人的には「銀のデート」が一番好きですね。
再生再生
(2009/04/23)
石田 衣良

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武士道シックスティーン 誉田哲也

誉田哲也は「ストロベリーナイト」でひどい目にあったので、避けていたのだが、これはスポーツ青春ものだということで、読んでみることに。
推理小説よりこっちのほうが彼にはいいのかもしれない。
対照的な主人公二人を軸に、交互に進める展開もわかりやすくていいし、お互いがお互いをどう見ているかがよくわかってなかなか面白い。
警察ものにありがちな論理破綻もばればれのトリックもミステリーじゃなければ必要がない。
今回も展開はある程度想像できるし、予想外のことは起こらない。
しかし、それでもこのさわやかさは高く評価していいだろう。
武士道シックスティーン武士道シックスティーン
(2007/07)
誉田 哲也

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