とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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うちのパパが言うことには 重松清

実は重松清のエッセイはあまり読んだことがありません。
これが初めて。
小説がわりとそんな感じなので、エッセイもこんな感じというイメージ通りの作品ではありました。
重松清の作品の原点というか、どうやってあのような作品が生まれるかがなんとなくわかる気がしました。
2001年から2004年に書かれたということで、時事ネタが少し懐かしい感じに思えたりもして、これはこれで楽しめました。
それにしても煙草を一日80本って…ちょっと想像がつかないです。

うちのパパが言うことには (角川文庫)うちのパパが言うことには (角川文庫)
(2008/05/24)
重松 清

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クク氏の結婚、キキ夫人の幸福 佐野洋子

テーマとしては性欲なのだろうか?
絵本のような感じのページ数と絵の量である。
そして中身としては特にない。
ただ性的な話を書いているだけで、それ以上のものではないように思う。
どう読むべきなのか最後までよくわからなかった。
クク氏の結婚、キキ夫人の幸福クク氏の結婚、キキ夫人の幸福
(2009/10/07)
佐野 洋子

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押入れのちよ 荻原浩

幽霊とかそういうのを扱った短編集。
ホラーっぽいのもあるし、コミカルな話もある。
ついでに若干推理小説っぽい話もある。
そして話のレベルも面白いものからそうでもないものまで結構あって、なんかばらつきがあるように感じた。
「押入れのちよ」と「殺意のレシピ」はおもしろかったが、はっきりいってつまらない話もいくつかあり、本としてはまあまあ普通の評価となった。
最近、叙述トリックが楽しめなくなってしまっているのも原因かもしれない。
押入れのちよ (新潮文庫)押入れのちよ (新潮文庫)
(2008/12/20)
荻原 浩

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太郎が恋をする頃までには 栗原美和子

栗原美和子が自身の結婚に話をもとにした小説。
小説という点では微妙に素人くさい文章であり、ドラマの視点で描かれているような気がする。
だが、問題提起としては意味のあるものだと思う。
部落差別が現代にもあるのだということを丁寧に描いている。
理屈ではどうにもならないこと、という指摘も説得力がある。
ただ、栗原美和子は部落差別「は」いけないと言っているが、それ以外の差別についてはあまり意識していないのだろう。本音のところでは栗原美和子は部落差別以外の差別は肯定しているのではないかとも読める記述がみられ、結局自分が当事者でないものはどうでもいいのかとも思った。
太郎が恋をする頃までには…太郎が恋をする頃までには…
(2008/10)
栗原 美和子

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秋期限定栗きんとん事件 米澤穂信

ついに秋まで読みました。
今回は連続放火事件が起こる。
この放火事件の謎を追っただけだったらおもしろくもなんともない。
「このミステリーがすごい」で今年の10位に入るほどの作品でなければ。
今回は小山内さんがよかった。これでこそ本領発揮と言おうか。
彼女のキャラと小鳩君をうまく組み合わせた感じで、このシリーズの中では最高の出来だろう。
小学校中学校時代に少し読んだ推理小説もどきに出てきそうな少年が放火事件を追いかける。
この少年をかませたことで、小鳩&小山内の魅力を引き立たせる。
そして放火事件よりも最後の謎がメインだったというところもいい。
こういう推理小説なら素直に楽しめるものだと思った。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
(2009/02)
米澤 穂信

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秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
(2009/03/05)
米澤 穂信

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あげくの果て 曽根圭介

短編集というかなんというか…まあ一つの本に3つだから短編といっていいだろう。
まず最初の話。
この人、叙述トリック使いすぎだから、途中からどうでもよくなるんだよなあ…
推理小説としてこういうのはどうなんだろう?
もう少し興味を持つ形で引っ張ってくれないと。
短編なのに途中から早く終われよという気分になった。
いやもう推理小説とかそういうこと以前につまらない本だった。
で、残り二つは社会問題を織り込んだっぽいホラー小説。
気持ち悪いのと怖いのは別物だと思った。
たぶんこの人は自分ルールの設定が下手なのだろう。
この世界のルールちょっとおかしくないか?と思うような感じだった。倫理的にとかそういう意味ではなくて、理論的にきちんと構成されていないように思えた。
おそらく社会問題への風刺に重点を置いたので、つきつめていくと理論的に破綻することは気にしなかったのだろう。
ただその結果、ただの気持ち悪いだけの本になったように思えるが。
あげくの果てあげくの果て
(2008/10/25)
曽根 圭介

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桐畑家の縁談 中島京子

平凡な姉妹の話。
主人公の妹が結婚するまでのいきさつを描いた、という説明が正しいのだろうが、ドラマ性はまるでない。
しかも結婚への障害についてもいたって平凡な話で、何もかもが平凡な作品である。
だが、そこがいい。
国際結婚にあこがれる人は多いのだが、そういう人たちの多くは妙に外国人と結婚することで自分がドラマチックな人生を送っているかのように錯覚したい人である。
だが、実際の国際結婚なんて、こんなもんではないだろうか。
そう、単に相手が外国人であるというだけで、それ以上のドラマは生まないのだ。
そういうところをうまく描いた作品だと言えるだろう。
また、主人公の人生のいい加減なところもいい。
世の中そんなに覇気のある人たちばかりではないだろう。しかも妙に冷静な突っ込みを考えているところもいい。
表面上には出てこないくだらない思考が鮮やかに描かれているのもこの作品の魅力だろう。
桐畑家の縁談桐畑家の縁談
(2007/03/22)
中島京子

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再会 重松清

思い出を美化せずに振り返ることができる人というのは、意外と少ない。
いや多いのかもしれないが、美化せずに他人に語ることはしないだけかもしれない。
この作品は重松清が今まで描いてきたような、普通の子の物語と、年月の経過を合わせたパターンの短編集である。
最初の話と最後の話が多少リンクしている以外はほぼ独立の作品とみていい。
登場人物は、昔がよかったとは絶対に口にしない。
でもだからといって今が素晴らしいともいわない。
そういう人たちだから、妙に説得力がある。
そういえばこの作品には基本的には悪い人は出てこない。いや悪い人なのかもしれないが、重松清は悪人としてとらえていないのかもしれない。
なんでもかでも悪く書く人が多い中で、これだけ善人で固めて物語を作れるのはすごいことなのではないかと今更思う。
再会再会
(2009/10/23)
重松 清

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ヒマワリのキス 樋口直哉

新刊のコーナーにあったから読んでみたという例のパターン。
どうもあの図書館は樋口直哉がお気に入りらしい。
今回は絵にまつわる特殊能力を持った青年が絵にまつわる事件を解決するという、一見推理小説風に書かれた作品である。
が、おもしろいかどうかは別問題。
本人が推理小説のつもりで書いているとは思いたくないが、伏線の張り方とか多少意識してるのではないかという気がする。
しかし解決方法はなんかなあ…という感じで、要するに推理小説になりそこなった本という状態に見える。
しかも登場人物の単調さがまったく改善されていない。
彼は別のパターンの人間を主人公にした作品は描けないのだろうか?
人付き合いを苦手とし、非常に傲慢な思考を抱えながら、そのくせ自分は不器用だと言い放ちそうな感じの気色悪い人間しか主人公にしていない気がする。
こまかく突っ込みを入れると、1981年は高度経済成長の真っ最中ではない。
っていうか樋口直哉は1981年生まれなんだろ?ならそれくらい意識しておけよ。

ただ今までの作品が完全なる自己満足に終始していたのに対し、多少読ませる工夫があったように感じる。
そういう意味ではまだまだこれからの作家と言えるかもしれない。
ヒマワリのキスヒマワリのキス
(2009/11/19)
樋口直哉

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ダブル・ジョーカー 柳広司

「このミステリーがすごい」で、なんと今年の2位だそうで。
そんなに面白いか?
まあ前作よりはおもしろかったかなあ。
だがあくまでそれは相対評価。
「へへっこんなすごいことができるんだぜ!!」って感じで全体としてそんなにわくわくとかそういう楽しみ方のできる作品ではないんだなあ。
限られた材料で鮮やかにひっかけられたときのほうが、参りましたって感じになるが、この作品においてはD班の連中は若干人間離れしているので、推理小説の楽しみ方はできない。
…と思ったら今年の2位だってよ、2位。
これが推理小説として優れているってことか?
専門家の考えることはわからない。
ただ最後の話は少しだけ好感が持てた。
むやみやたらと美化するだけではこの作品はただの妄想だったが、それをとりあえずまともなほうこうにおさめておいたのは評価していい。
ダブル・ジョーカーダブル・ジョーカー
(2009/08/25)
柳 広司

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図書館内乱 有川浩

有川浩の図書館シリーズの2冊目にあたります。
なるほどレインツリーの国はここで登場する本なのですね。
レインツリーの国自体は決しておもしろい本ではありませんが、その扱いに関してはうまいところを突いたなあと思います。
残念な点としては、手塚の兄がそこまで優秀には思えないことです。
カリスマ性というのは文章で表現するのは難しいジャンルの才能なのかもしれませんね。
単純に理論的な面でのやり取りだけみると、そこまできちんとした理論構築がされていないように感じます。
またこれは江東にも言えることで、バランスと言いながら、その実偏っていることを誰も指摘していないこと、巧妙に問題をすり替えていることに隊員が誰も気づかないことが気になりました。
もちろんこれもその場の空気、といわれてしまうと全く反論の余地はありませんけれど。
ただあまり理論的なことを考えずに、読む分には十分に勢いのある作品だと思います。
図書館内乱図書館内乱
(2006/09/11)
有川 浩

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夏期限定トロピカルパフェ事件 米澤穂信

思わず六法を取り出して刑法を調べてしまいました。
これ、どうなんかねえ?
まあいろいろと突っ込みどころはあるが、それなりに楽しめる作品だったと。
ただなあ…今回ちょっと話が大げさすぎないか?という気がした。
もう少し安全な事件を扱った推理小説のほうがこの設定を活かせるんじゃないかなあとも思うし。
もうひとつ。
この町にはいくらなんでもお菓子屋が多すぎじゃないか?
武蔵野市か?


前回「期」ではなく「季」にすべきだと書いたので、この話はもういいだろう。
ただなあ…この小山内さんって人そんなにお菓子好きなのかなあ?
お勧めお菓子のリストを見た感じだと、全く好みが見えてこない。
普通ある程度傾向はあるものだと思うけどね。
まあすべて架空のお菓子だから突っ込むのはやめよう。
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
(2006/04/11)
米澤 穂信

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ごきげんな裏階段 佐藤多佳子

これで佐藤多佳子はだいたい制覇したかな、という感じ。
作品自体は1992年のものなのだが、今年文庫版が出た。
確かに小学生を主人公に設定し、子供向けの話として作られてはいるのだが、そこにいい加減さはない。
作者に子どもを見下す姿勢が少しでもあったなら絶対につくれない作品であることは間違いない。
子どもだからこそ気になるところを手抜きしない、子どもだからとバカにしない、その丁寧さが非常にいい。
大人が読む作品としては物足りない部分もあるかもしれないが、これを子どもを見くびっているとしか思えない作品と一緒にしてはならないと思う。
ごきげんな裏階段 (新潮文庫)ごきげんな裏階段 (新潮文庫)
(2009/10/28)
佐藤 多佳子

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花々 原田マハ

カフーを待ちわびて」の番外編というか、周りの人の話を書いた作品。
最初に断っておくと、カフーを待ちわびてを読んだことを明らかに前提とした作品になっていて、これを独立の作品として読むと厳しい。
しかし題材自体は何もカフーを待ちわびてに絡める必要は全くないわけで、どうしてこうも無理やり絡めたのかがよくわからない。
これは読者を狭めることにもなるだろうし、あまりいい方法だとは思えないのだが。
成子や俊一といった脇役をまた使ってみたかったのだろうか?
だったら最初から番外編、と明示すればよかったのに。
万城目学の「ホルモー六景」みたいに、「もう一つのカフー」(マジで適当に作ったのでセンスが悪いとか言わないように)とか。

まあとにかく、ある作品を前提条件に物語を書いたのなら、それを明示するべきだし、そうしたくないなら、独立の作品として楽しめる工夫をするべきだった、というのが結論といえるだろうか。

花々花々
(2009/03/04)
原田 マハ

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春期限定いちごタルト事件 米澤穂信

先輩的な人に勧められたので読んでみた。
わりと軽い推理小説で、まあおもしろい。中学生とかにはお勧めできるかもしれない。

が、僕の好きなタイプの推理小説ではない。
この作品は殺人事件とか派手な刑事事件を起こさない点は素晴らしいと思うが、だからといって詰めの甘さが許されるというものではない。

以下ネタばれにつき色を変える。
まず電子レンジで加熱した牛乳を冷蔵庫に放り込む高校生がいるか?
いない。
確率の計算で1対5を20%と言っている。
1対5なら6分の1すなわち16.7%だ。

で、タイトルだが
ケーキとかの季節限定ものは「春期」ではなく「春季」となるはずだ。
つまり、この作者はそんなにケーキが好きな人種ではない。
タイトルでケンカを売られた以上は買わねばなるまい。
続編とかもふくめて制覇してやろう。
ええここで負けたらお菓子好き名が廃るというもの。
(もはや作品の感想ではない)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
(2004/12/18)
米澤 穂信

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さよならの扉 平安寿子

こういう不思議な関係を描いた本というのはいいなあ。
夫の死をきっかけに夫の不倫相手に会おうとし、友達になろうとする妻…
このとんでもない関係を本当に鮮やかに描き出した作品。
人の死をこうやって前向きにとらえるのもありだなあと思う。
死が二人を分かつまでという言葉をケチくさいと言うラストもとても素敵だ。
そう、この話は終始前向きなのだ。
人はいつか死ぬ。そしてそのたびごとに少しずつ関係性は変わる。
でも生きていく以上それは当り前のことだし、それを否定的にとらえる理由なんて何もない。
だからこそ、この作品は最高に気持ちがいい。
感動なんかしなくていい、というスタンスで書かれたような気がして、そこも素晴らしいと思った。
さよならの扉さよならの扉
(2009/03)
平 安寿子

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しずかな日々 椰月美智子

読み終わって、ああいい話だなあと思う。
本当に静かな生活を描いた素晴らしい本だ。
いろいろ詰め込んだ話はそれはそれでおもしろいし、結構好きなのだが、逆にこういうのもいいなあと思う。
この物語の最大のポイントは、誰も不幸にしないこと。
誰かを不幸にして物語を成立させたり、感動の押し売りのための布石として不幸な人間を登場させる作品は多い。
しかし、この作品はだれも不幸にしない。
そしてだれも殺さない。
にもかかわらず、ああいい話だったと思う。
これほどの作品はそうそう出会えるものではない。
疲れているときにはお勧めの一冊といえるだろう。
しずかな日々しずかな日々
(2006/10/03)
椰月 美智子

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図書館戦争 有川浩

満を持して、といういい方はちょっとおかしいかもしれません。
ですが、この本を本屋大賞のノミネートで知ったのが2007年の1月ですから、3年近くたってようやく読むことができたわけです。
もちろん予約を入れればもっと早く読む機会はあったのでしょうけれど、2年たっても結構予約が入っていたので、今更予約もないだろうと思い、予約しないまま待っていたら、ようやく図書館で普通に借りられる状態になっていたわけです。


前置きが長くなってしまいましたが、それくらい長い間、待ってようやく読んでみたのですが…。
…期待しすぎてしまったようです。
問題提起としては悪くないのですが、国家の体制の設定に甘さが見られました。対立軸を地方自治体と国家とするには無理がある設定でした。
憲法に関してももう少し調べたほうがよかったのではないかと思われるところがいくつかあり、序盤で設定を全部説明してしまおうとする力技をかけられたときに、その設定の荒さが目に付いてしまいました。
また、登場人物のキャラクターが妙に単調で、本質的な差を見出すことができませんでした。
もちろん設定としてはおもしろいと思いますし、ストーリーもとても魅力的だと思います。
ですが、2006年を代表する作品かといわれると、賛同しかねます。
図書館戦争図書館戦争
(2006/02)
有川 浩

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ロコモーション 朝倉かすみ

一言で言うと、くだらない本だった。
二言で言うと、くだらない人間に囲まれて育った女が、くだらない人間になってしまう話。
登場人物すべてがくだらないため、くだらない部分にだけひたすら焦点を当てて描いた作品という感じすらする。
朝倉かすみが自己満足だといわれるのはこういう風に話を作り上げるからだろう。
何がしたいんだかわからない。
この女を幸福にしたいんだか、不幸にしたいんだか、現実的な話を描きたいのか、夢のある話を描きたいのか。
肯定的に評価するとしたら、まあいろいろ文句が付けられる、という点だろうか。
ロコモーションロコモーション
(2009/01/21)
朝倉 かすみ

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ところで、全く関係ないんだが、アマゾンの商品情報を入れようと思って「ロコモーション」で検索をかけたら、5番目に出たのがこれ
5番目に出たという証拠画像も貼っておこう
shouko.jpg
いやはやびっくりしました。
アマゾンでもこういうものって売ってるんですね。
なんかアダルト系は売られていないイメージがあったので。

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百瀬、こっちを向いて 中田永一

久々に気持ちのいい恋愛小説を読みました。
恋愛小説は下品な方向に走りがちな作品に限って「描写が素晴らしい」などと褒められる傾向が強いような気がするのですが、これはそういう意味では書評家には受けないような気がします。
最近の恋愛小説にしては珍しく(単に私が最近読んでいないというだけですが)かなりきれいに仕上げています。
4つの話からできているのですが、まったく性的な描写を持ってこないというのはすごいと思います。
安易に性行為に走らないからこその気持ちの表現が非常にいいですね。
これなら小学生にも勧められます。
そしてもちろん、大人が読んでも面白いと思います。
今度出る新刊は図書館に予約を入れておかなければいけませんね。
百瀬、こっちを向いて。百瀬、こっちを向いて。
(2008/05/10)
中田 永一

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