とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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みぞれ 重松清

文庫版オリジナルの短編集。
しかし、書かれた時期が結構長いので、ところどころに時代を感じてしまったりするのもある。

まあとにかく、いろいろな夫婦の形が描かれていてなかなか面白かった。
重松清らしい短編集で、重松清が好きな人にはかなり楽しめる作品だろう。
みぞれ (角川文庫)みぞれ (角川文庫)
(2008/07/25)
重松 清

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借金取りの王子 垣根涼介

「君たちに明日はない」の続編。
なんかあまり楽しめなかったというのが正直な感想。このパターンに飽きたというのもありますが、2冊目で飽きてしまうような内容だったともいえます。
たぶん2冊も引っ張れるほど主人公に魅力がないというのがあるのかもしれません。
借金取りの王子借金取りの王子
(2007/09)
垣根 涼介

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大人ドロップ 樋口直哉 

率直に言うと、村上春樹のできそこないのような作品。
自分のことがよくわからない男と、話の展開上都合のいい女を出してどうにかするという、わりと村上春樹好きの大学生が書きそうな書き方で、村上春樹と違うところは、読んでも面白くなくて、作者の独りよがりなところが目につくというところ。
正直、素人の域を出ていないと思うのだが。
大人ドロップ大人ドロップ
(2007/02/21)
樋口 直哉

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四月になれば彼女は 川上健一

人生のターニングポイントになった日というのを描いた作品なのだが、序盤の伏線があまり意味がない。これは別の作品と関連するのか?序盤でその妙な話を入れなければもっとおもしろかったのに、と思うと残念でならない。
本当によくできた作品なのだ。高校卒業後、すぐには大人になれない、将来なんてまだ分からないそんな時期をうまく描いている。
若干詰め込みすぎなところはあるが、スピード感があり、一気に読める。
だからこそ、あの無駄な伏線が最後に何の意味もなさなかったことを知り、がっかりしてしまうのだ。
四月になれば彼女は (集英社文庫)四月になれば彼女は (集英社文庫)
(2009/02)
川上 健一

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待ってる あさのあつこ

時代小説。
橘屋という料理屋を舞台にそれにまつわる人々の話を書いているのだが、最後の話がなんかいやだなあと感じた。それまではそこそこ面白い話だったのに、後味がすごく悪い。
もちろん幸せなんてのは他人がごちゃごちゃ言う問題じゃないし、本人がそれでいいならいいはずなんだが、若干マインドコントロール入ってないか?という気がした。

待ってる 橘屋草子待ってる 橘屋草子
(2009/02/05)
あさの あつこ

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阪急電車 有川浩

本屋大賞にあとわずかでノミネートしそこなった作品。(つまり一次投票で11位だった)
阪急電車を利用するいろいろな人たちの話を短編集風に書いた作品。
翔子の話などは女性ならではの敵の女に対する容赦ない書き方がすごくよかったですね。
ただ、男性を主人公にした話の平凡な感じが残念でしたね。どうせなら全部女性が主人公の話で固めてしまえばよかったのに。
男性が主人公になっているのが二つあるんですが、あまり区別がつきませんでした。
阪急電車阪急電車
(2008/01)
有川 浩

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サンタ・エクスプレス 重松清

季節ものの短編集の第4弾で締めくくりとなる作品。
ですが…正直、そろそろネタ切れかという感じでした。
おそらく4冊の中ではこれが一番面白くなかったような…
コーヒーの話とか、苦し紛れ?と思われるようなのがいくつかありました。
もしかしたら単なる読んだ順番の問題で、飽きてしまっただけなのかもしれません。
サンタ・エクスプレス―季節風 冬サンタ・エクスプレス―季節風 冬
(2008/12)
重松 清

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太陽と毒ぐも 角田光代

角田光代は変だけどいそうな人を描くのがうまい。
これはそんな変なところを持った人と恋愛を絡めた短編集で、どの話も妙に滑稽で面白い。それでも当人は真剣なのだというところもよく書けていると思う。
太陽と毒ぐも太陽と毒ぐも
(2004/05/20)
角田 光代

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オリンピックの身代金 奥田英朗

奥田英朗にしてはかなりの長さ、しかもかなり深刻な作品である。
東京五輪を控えて沸き立つ東京と地方との対比や学歴などを通して「住む世界が違う」ということを考えさせられる。
もう一つ欠かせないのが、国家権力の強大さと一人の人間がいかに小さな存在であるかという点。社会を変えようとしても何もできないことに今の若者にも通じる虚脱感が漂う。
明るい話題にあふれた時代の救いようのない絶望を描き出した傑作といっていいだろう。
オリンピックの身代金オリンピックの身代金
(2008/11/28)
奥田 英朗

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君が降る日 島本理生

3作の話からなる。短編集と呼ぶにはちょっと一つ一つが長いかも。
表題作はなんとも島本理生らしい作品。
こういう設定で島本理生なら、こうくるだろうという感じで、意外性はなかったのだが、安心して読める作品ではあった。
「冬の動物園」ではエッセイで島本理生が弟について書いていたことがあったが、そのエピソードが織り込まれていて、まさかこの男のモデルは弟か?などと邪推してしまった。
「野ばら」もなかなかいい形で終わっていた。
そう考えると、衝撃性はないし、ハッピーエンドでもないのだが、読んで悪い本ではなかった。
いやむしろこういうの結構好きだ。
君が降る日君が降る日
(2009/03)
島本 理生

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レインツリーの国 有川浩

障害者を扱った恋愛小説。
面白いのだが、一つだけ、個人的にどうしても好きになれない点は主人公の男がうざいということ。
ストーリーとしてはよくできていると思いますし、おそらくは感情移入できる人も多いと思います。
ただね、なんでこの男はこんなに上目線なのだろうかとか不幸自慢してどうすんだとか、いろいろと思うところがあり、いま一つはまりそこなった感じです。
主人公の設定って大切だなあとどうでもいい感想で締めくくっておきます。

レインツリーの国レインツリーの国
(2006/09/28)
有川 浩

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手 山崎ナオコーラ

短編集、というには若干バランスが悪い。表題作だけではページ数が足りなかったので短編を入れてみたという感じの本だった。
だが、正直、この表題作がかなりがっかりだったのだ。
僕の好きな山崎ナオコーラの本ってこんな感じではない、と思った。
文体が劇的に変わったわけではないのだが、この話には僕が山崎ナオコーラを高く評価していた最大のポイントが完璧に抜け落ちている。
それは「優しさ」である。だめなやつをダメなやつとして描く作家は多いし、逆に愛すべきものとして描く人も多いだろう。しかし山崎ナオコーラは、ダメなやつとして描きながらも、そうした人物を非難しない優しさを持っていたように感じた。
だが、この作品からはその「優しさ」が感じられない。
そこが残念だった。
手
(2009/01)
山崎 ナオコーラ

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仏果を得ず 三浦しをん

勝田文の表紙がいい。
中身は…うーん、文楽について丁寧に書いているところはいいし、いっそのことその路線でやればよかったのに、必然性のない(作者としてはあるつもりなのかもしれないが)恋愛を絡めたせいで、急に安っぽい話変わってしまったという印象を受けた。
その恋愛の話さえなければ、もっとおもしろかったような気がする。
仏果を得ず仏果を得ず
(2007/11)
三浦 しをん

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賢者はベンチで思索する 近藤史恵

ミステリーというかなんというか。
主にファミレスでバイトしているフリーターとそのファミレスの常連の老人という組み合わせがなかなか面白かったです。
あまりおおごとにならないのがいいですね。
全体的には少々無理のある部分はあるのですが、そこは面白さでカバーできる範囲でした。
賢者はベンチで思索する (文春文庫)賢者はベンチで思索する (文春文庫)
(2008/06/10)
近藤 史恵

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吉原手引草 松井今朝子

今度文庫が出るらしい。
まあそれは後から知った話なのだが、結果的にタイミングが良かったと。
ただ、作品としてははっきり言ってつまらない。
時代小説に対して僕の評価が辛いことは前にも述べたが、そういう理由でなく、単純につまらないのだ。


これが直木賞?笑わせる。ほかの候補作のほうがよっぽど面白かったし、引き込むものがあった。
主人公はある事件を起こしたと思われる花魁について調べている。だが、主人公のセリフは一切出てこない。事件の関係者からいろいろと語られるだけである。
ある人物について様々な人の視点から描き出すという点では井上靖の名作「後白河院」を思い出すが、これはそんなレベルの高い作品ではなかった。
なんせ無理が多すぎる。何かにつけすぐ「~かって?」と聞き返す言葉を入れるのである。普段の会話で「~かって?」なんてめったに使うもんじゃない。にもかかわらず、そろいもそろってこんな言い回しを多用するなんて、書き方に無理があるとアピールしているようなもんじゃないか。


あとは「あんなことをした」と派手にいう割に、あっさりとまとめてしまって、どんな事件なんだろうとさんざん引っ張った挙句それかよ、と思った。
書き方にあまりに無理があるせいで主人公の正体に対する興味が全く湧いてこなかったというのも欠点だろう。
こんな駄作を褒めちぎっている人々の気持ちが全くわからない。
吉原手引草吉原手引草
(2007/03)
松井 今朝子

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希望ヶ丘の人びと 重松 清

よくできていると思います。学校とか塾の話とか、いかにも説得力がありそうに書いてあります。
そしてニュータウンを舞台にし、うまく得意のパターンに持ち込んだことで、楽しめる作品に仕上がっています。


でも塾ってそういうものではないんですよ。
特に進学塾はね。
おそらくはある程度はストーリーの都合でいじくったのでしょうが、そこに違和感をおぼえる人もいるのではないでしょうか。
あとは小学5年生という設定にしては幼すぎる弟も少し気になりました。まあこれは個人差がありますから、そういうもんだと言い切られればそう思いますが。

その結果、完成度の高い割に、これはよかった、といいきれない感じが残ってしまいました。

希望ヶ丘の人びと希望ヶ丘の人びと
(2009/01/16)
重松 清

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