とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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シューカツ! 石田衣良

シューカツの話。
マスコミ系を目指す、という。なかなか面白い。でももう少し就活を批判的に書いてくれたほうが好みだったなあ…ってこの辺はただの戯言ですね。
「シューカツ」を丁寧に描いていて、説得力があります。
ところで作中ではA新聞とY新聞の大手2つの新聞社の内定を得た、という人物が出てくるのですが、確かこの大手2社は同じ日に試験だったから、両方から内定をもらうのは無理なのでは?と思いました。もちろん僕がシューカツしてた時の話で、今はどうなのかは知りませんけれど。


細かい話はともかく、シューカツなんて知らない時代の人には特に読んでもらいたい作品ですね。
年配の人の中には、
「仕事なんて選り好みしなければなんでもできる」
という人がいます。しかし、それはあまりにも現在の状況を知らなすぎる発言です。新書とかで結構問題視されている話を読め、とまではいいませんから、せめてこの程度の作品を読んで、これだけ努力したとしても、こんなのはかなり運のいいほうだということを知ってもらいたい、とりあえずその第一歩になる作品だと思いました。
シューカツ!シューカツ!
(2008/10)
石田 衣良

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かなりや 穂高明

ファンタジーっていうかなんというか…
理系チックな話が織り込んであって個人的にはそこだけが気に入りました。
話としては悪くはないんですが…自殺する人多すぎじゃないですか?いくら今の日本の死因の第2位が自殺だからってこれはやりすぎでしょう。
最後の話は無茶しすぎで、あの話でぐっと評価が下がりました。
最後まで自殺しか展開を考えられなかったところが敗因といえるでしょう。
いろいろと面白い要素があっただけに自殺だけに拘泥してほしくなかったというのが正直な感想です。
かなりやかなりや
(2008/11)
穂高 明

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おやすみ、こわい夢を見ないように 角田光代

角田光代らしい普通の短編集。
リンクしているようなしていないような感じの構成になっているので、個人的にはあまりすっきりしなかったが、独立の話として読んでもふつうに面白いので作品としては悪くないだろう。

裏表紙のあおり文句を読んだときに、もっと衝撃的に仕上げてくれると思っていたのだが、そうではなかったところが少し残念ではあった。
おやすみ、こわい夢を見ないように (新潮文庫)おやすみ、こわい夢を見ないように (新潮文庫)
(2008/05/28)
角田 光代

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ウォッチメイカー ジェフリー ディーヴァー

長い。
英語の文章を翻訳したとき特有の言い回しが多い。
感覚が違う。
というのが、序盤を読んで思ったこと。
そもそもシリーズものだということは知らなくて、「松田チョイス」で紹介されていたらしいということで読んでみたのだが、シリーズものの7冊目という大変中途半端な位置から読み始める結果になってしまい、途中にその手の記述があって苦笑してしまった。

ただ、勢いがつくと面白く読めないこともない。
やはりポイントはどう考えても僕好みにならないように見せかけて、実は、というところにある。
しかしもう一段階かぶせたのは余計だった。
結局のところ疲れる小説という評価に終わってしまったのはあまりに事件を複雑化しすぎて、最後のほうでもういいよという気分になってしまったことである。
まあ推理小説は「さっさと終われよ」と思いながら読むことが多い人間なので(じゃあ読まなきゃいいのに)、今回もそうだったというだけのことだ。
もちろん客観的にいえばすごく良くできた小説であることは間違いないだろう。
しかし労力に見合った達成感はこの本にはなかった。
ウォッチメイカーウォッチメイカー
(2007/10)
ジェフリー ディーヴァー

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図書館の神様 瀬尾まいこ

mixiがきっかけで読んでみようと思った作家の中ではおそらく瀬尾まいこが一番僕の波長にあっているような気がする。
体育会系だけが青春じゃないぞ、というのがちょこっと入っているのでそこが気に入った。
何やらメインテーマとかけ離れた評価の仕方で申し訳ないが、まあ批判しているわけではないからファンの人も許してくれるだろう。
図書館の神様図書館の神様
(2003/12/18)
瀬尾 まいこ

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対話篇 金城一紀

3篇の短編からなる本。
大学教授くらいしか共通する登場人物はいないが、まあそれなりに統一性のある話に仕上がっていて、面白かった。
最後の「花」がとてもいい締めくくり方をしたので、気持ちよく読み終われた点で印象が良くなったきらいはあるかもしれない。
対話篇 (新潮文庫)対話篇 (新潮文庫)
(2008/06/30)
金城 一紀

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ひゃくはち 早見和真

これはすごい。本気でやられた。
別に主人公が魅力的なわけでも僕の好みのテーマを書いているわけでもないのに、この面白さはどこからくるのだろう。
基本的に野球小説は野球部員たちを美化しすぎなところがいやだった。どうせ野球部員なんて陰ではたばこは吸ってるし、女とやってるしろくでもない連中じゃねえか、と思ってきたからだった。
実際、僕が出会った野球部員は喫煙率が高かったし、性格的にもどうも受け付けない人間が多かった。
だが、この作品で描かれているのは、まぎれもなくそんな「ろくでもない」高校生なのだ。野球は大事だけど、でもそれだけで人生ができてるわけじゃない。そんな等身大の高校生を完璧に描き出した。
まさに2008年を代表する傑作と言っていい。
っていうかなんでこれ大きな画像がないんだよ!!!!!!
ひゃくはちひゃくはち
(2008/06/26)
早見 和真

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とんび 重松清

思いっきり懐古趣味というか中年のためのおとぎ話ともいえる作品で田舎礼賛小説である。
方言の力の偉大さを存分に発揮しているし、都会は冷たいなどと思っている人にはドンピシャではまる作品だろう。
で、そんな年代の人の考え方なんか知ったことかというひねくれものの僕が、なぜこの本を評価しているか、それはここにある「親バカでいいじゃないか」という発想である。最近やたらモンスターペアレントとかなんかそういうものを「今の人批判」につなげようと必死になってる感じがして気持ち悪いのだが、これはそんな時代にありながら親バカを肯定的に描いている。だからこそただの中年向けおとぎ話になり下がらなかったのだといえる。
とんびとんび
(2008/10/31)
重松 清

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悪人 吉田修一

吉田修一の渾身の作品といってもいいだろう。
綿密に練られた設定、話の展開、人物の描き分けなどどれをとっても素晴らしい。
「悪人」とは何か、というテーマはもちろんだが、それ以外にもいろいろと考えさせてくれる作品である。
あえて欠点をあげるとすれば、ちょっと長いところだろうか。
しかし、面白いので、意外と長さは感じないはずだ。
悪人悪人
(2007/04/06)
吉田 修一

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散りしかたみに 近藤史恵

「ねむりねずみ」と「桜姫」の間を読んでいなかったので、読んでみました。
ミステリー系ではずれが続いたせいか、わりと面白く読めました。この勢いで二人道成寺も読んでしまおうかなと思います。
散りしかたみに (角川文庫)散りしかたみに (角川文庫)
(2001/08)
近藤 史恵

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美丘 石田衣良

今度、文庫版が出るらしいです。
さて、石田衣良らしい恋愛小説。美丘という名前の女に恋する男の話。
悪い本じゃなかったと思うけど、最後のほうが気に入らない。
別に「約束」を果たそうとすることじゃなくて、それ以外の部分でちょっとやりすぎ感がある。
ただ話としては面白いです。
美丘美丘
(2006/11/01)
石田 衣良

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判決の誤差 戸梶圭太

これだけひどい小説はずいぶん久々に読んだ。おそらく500冊に一冊くらいの確率でしか当たらないレベルである。
裁判員制度を批判したいのだろうというのはわかるが、悪意がありすぎて、リアリティのかけらもない。まだ悪意がない分だけ携帯小説のほうがマシだろう。
もう少し裁判の部分をきちんと描かなければ、説得力は出ないし、問題点が多すぎるので裁判員制度の批判にもならない。
まさか前科があるとかいうわけでもないだろうに、この裁判全体に対する悪意は何だろう。この状態では冷静さを求められる裁判というものをきちんと描くことはできないだろう。
しかも世の中を悪人で固めすぎている。これでは逆に説得力は生まれないのだ。世の中、人のいい奴がいるから悪人が生きていられるのだということを忘れている。これで世の中を描いた気になっているのだとしたら、いい年してとんだ勘違いをしているといわざるを得ない。
判決の誤差判決の誤差
(2008/12)
戸梶 圭太

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八日目の蟬 角田光代

これはおそらく「対岸の彼女」と並ぶ角田光代の代表作と言っていい。
誘拐犯の女と誘拐された子どもが成長したあとの2つの視点で描かれているが、やはり最後のところがすばらしい。
彼女は誘拐犯だった。だが、「母親」でもあったのだと言うことを象徴するセリフ。そのなんてことないセリフを山場に持ってくるところがすごい。
本来ならもっと感動的なセリフを言わせてもよさそうなものだが、それでは逆に説得力はない。ここはなんてことない言葉でなければならない。そしてその「なんてことない言葉」だからこそ、彼女が「母親」だったことの象徴となりうるのだ。
ここしばらく角田光代の本で衝撃的なものを読んでいなかったので、これにはやられた。
八日目の蝉八日目の蝉
(2007/03)
角田 光代

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ジョーカーゲーム 柳 広司

たぶん、これ鼻で笑う人 多いと思う。
後出しじゃんけんの連続で、正直、もう少し伏線の張り方に工夫が必要だと思ったし、なんかいくらなんでもこの根拠は無茶じゃない?というものもあった。
まあ人によっては楽しめるだろうし、実際推理小説好きな人からは高い評価を受けているのだから、そういう読み方をする人にはいいんじゃないかと思うけど、僕からは絶対に勧めない。
戦前を舞台にした作品が大好きな人にはいいのか?とかがんばってこの本の長所を考えてみたが、「読みやすい」くらいしか思いつかなかった。
ジョーカー・ゲームジョーカー・ゲーム
(2008/08/29)
柳 広司

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ツバメ記念日 重松清

昨年重松清が出した「季節風」のシリーズの1冊目。
春をテーマにした短編ばかりを集めた本。
それにしても職人の如く「春」を織り込んでいくつも短編を作り上げてしまうあたりさすがは重松清というべきか。
ツバメ記念日―季節風 春ツバメ記念日―季節風 春
(2008/03)
重松 清

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あの空の下で 吉田修一

全日空の機内誌に連載されたという小説とエッセイを集めた本。
どれもよくできていて、面白かった。限られたページ数でこれだけのことをやってのけたのだからさすがは吉田修一という感じである。
これを読んで旅行に行きたくなる人は多いと思うが、はたして全日空は売り上げを伸ばすことができたか?なんかJALとかが無駄に得していそうな気がしないでもない。
あの空の下であの空の下で
(2008/10/09)
吉田修一

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みずうみ いしいしんじ

その月で最初に読み終わる本は、相性がよくないというジンクスが続いているのだが、今月最初の本もがっかりな本。
意味がわからない、というのが正直なところ。第一章はそれでもまあうまくまとめてあった感じだったが、第二章以降はもはや何がしたいんだかわからない。
いしいしんじの本を読んだのは初めてだったが2冊目を読みたくならない作品だった。
(どんな作家でも作家としての評価を出す前には3冊は読むことにしてるので、そのうちあと2冊は読むでしょうけど)
みずうみみずうみ
(2007/03/16)
いしい しんじ

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