とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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サーモン・キャッチャー 道尾秀介

読み終えた最初の感想が「伊坂の出来損ないみたい」だった。荒唐無稽な伏線を張って最後に回収するという感じが伊坂幸太郎の作品に似ていて、でもそれがはっきりいってうまくいっていない感じがしたので、出来損ないのように感じてしまった。作中に出てくる架空の言語も日本語の音とは全く違う意味であるというところでうまくはまれば結構楽しめたのだろうが、「これで笑いでも取る気なのだろうか?」という疑問が付きまとい、正直、カタカナを追うのがばかばかしく思えてしまった。
まあ要するに面白くなかったので、すべてが悪く見えてしまうということなのだろう。

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staph 道尾秀介

中学生の甥と暮らすバツイチ女性を主人公として、家族の在り方について描いた作品。道尾秀介は以前、人間を描くためにミステリーという形をとるというようなことを言っていたが、まさにそれが当てはまるといえるだろう。若干ご都合主義的なところはあるが、十分に楽しめる作品である。

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透明カメレオン 道尾秀介

無理やりまとめると、いろいろな過去を抱えた人がバーに集まってそこに迷い込んだ女性の抱える問題をみんなで解決する話ということになるだろうか。不幸な人を量産するところが道尾秀介っぽいような感じで、さらに叙述トリックも使うので道尾秀介が好きな人にはいい作品だろう。話としてはなかなか面白いのだが、この安易な叙述トリックと不幸な人量産がちょっと気になってしまった。
透明カメレオン透明カメレオン
(2015/01/30)
道尾 秀介

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貘の檻 道尾秀介

道尾秀介らしいミステリー。長野の山奥の村を舞台に、複雑な過去を持つ主人公とその過去に関わる事件の真相を徐々に明らかにしていく。最後の展開も含めてよくできていたと思う。
貘の檻貘の檻
(2014/04/22)
道尾 秀介

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鏡の花 道尾秀介

連作短編集。ちょっと変わっているのは登場人物の設定が各話ごとに微妙に違っているところ。死んでいる設定の人物が話ごとに異なるので、2章目あたりは違和感があったが、読み進めていくとそれが逆にいい味に思えてくる。
最終話がいいところに落ち着いた設定で、道尾秀介にしては気分良く終われる本であった。
鏡の花鏡の花
(2013/09/05)
道尾 秀介

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笑うハーレキン 道尾秀介

疫病神に取りつかれてホームレスになった…と思っている(?)男の話。
人間を描くためにミステリーを描くという道尾秀介らしい作品ともいえる。
まあいくつか解決していない問題もあるような気がしないでもないが、それはあまり問題にならない作品だろう。
笑うハーレキン笑うハーレキン
(2013/01/09)
道尾 秀介

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ノエル 道尾秀介

3つの話を無理やりつなげた作品といおうか…
叙述トリックの組み合わせがあまりにも使われすぎていて、何もそこまでしてミステリー風味にしなくてもと思った。
話としてはそれなりに楽しめるのだが、もう少し別のかき方をしてくれてもよかったと思う。
ノエル: a story of storiesノエル: a story of stories
(2012/09/21)
道尾 秀介

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光 道尾秀介

語り手が小学生時代を思い出して描く、という形の作品。
田舎を舞台にしているが、方言などのせこい手段で書評家ウケを狙おうとしなかったところは好感が持てる。

道尾秀介は小学生同士の人間関係の描き方が非常にうまく、この作品ではそれが活かされていて、久々にあたりといっていい作品になっている。

光
(2012/06/08)
道尾秀介

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水の柩 道尾秀介

小中学生の持つ残酷さがうまく描かれていて、「月と蟹」よりもこちらのほうがいい作品だと思った。
それなりに面白かったのだが…序盤の叙述トリックいらなくないか?
普通に展開が読めて、無理をしてミステリー風味にしているとしか思えなかった。
むしろそういう無理なミステリーにしなくても十分に面白い小説だったと思うのだが。
ミステリーでデビューしたからミステリーを書かなければならないと思ったのだろうか?
その点がなければもっといい作品になったと思えるだけに少しだけ残念だった。
水の柩水の柩
(2011/10/27)
道尾 秀介

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背の眼 道尾秀介

道尾秀介のデビュー作。
初期作品なのでいろいろと粗さはあるが、それなりに楽しめる。
今までこのシリーズでやたら「福島の事件」と言われていたので、それが理解できてよかったというのもある。
このシリーズの中では唯一霊がいそうな形で描かれているのも特徴かもしれない。

背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)
(2007/10)
道尾 秀介

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背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)
(2007/10)
道尾 秀介

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カササギたちの四季 道尾秀介

カササギといっても鳥のカササギではない。主人公の勤務先の店を経営するのがカササギという人物であるというだけで、最初の話以外は鳥と全く関係ない。
このカササギのインチキ推理と、それをごまかそうとする主人公の日暮とのコンビが面白い。
カササギの推理は、「子供向け」と称する子どもをバカにしたとしか思えない推理小説にありそうな、かなり無理のある推理で、もしかしたらそういうインチキ推理小説に対する皮肉でも込めたのだろうか。
ところで、主人公はある少女のためにわざわざカササギのインチキをごまかそうとするのだが、この本に書かれてある話だけだと、別に彼女はカササギがインチキだと知ったら生きていけないほどの何かを抱えているようには思えなかった。なぜ主人公がそこまで思いつめるのかが、全く理解できなかったので、ハマる作品かと言われるとちょっと微妙だ。
カササギたちの四季カササギたちの四季
(2011/02/19)
道尾秀介

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月と蟹 道尾秀介

直木賞受賞作ということで、ちょっと期待していたのだが、期待したほどではなかった。
道尾の作品の中では文学寄りの作品と言えるだろう。
本人がまさか賞を狙って書いたとは思いたくないが、正直、批評家受けを狙ってそうな感じで、推理小説だと賞が取りにくいから推理小説的な部分をできるだけ目立たない感じにして、文学的な感じを強調した感じにも見える。
子どもの持つ残酷性とかうまく描かれていてよかったのだが、そういうリアルさを悪く言えば机上の空論的な「文学」の中に押し込めてしまったように思える。
直木賞より芥川賞の本が好きというタイプの人には受けるだろうが、道尾秀介の作品としては少し物足りなさを感じた。
月と蟹月と蟹
(2010/09/14)
道尾 秀介

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プロムナード 道尾秀介

たぶん今年私が読む最後の道尾作品となるでしょう。
いつの間にやらblogramのカテゴリーにおいて重松清→有川浩→道尾秀介と移動していきましたね。
blogramの選定基準がよくわからないのですが、今のことろ道尾秀介に落ち着いています。

さてこの本は、エッセイが中心ですが、途中道尾秀介のお勧めの映画やお勧めの本などの紹介、あるいは昔描いたという絵本、さらに戯曲まで収録されています。

まあ絵本と戯曲はともかく、エッセイは非常に面白かったです。
普段、人を不幸にする話を量産しているので、なんか暗い感じのイメージだったのですが、結構笑える話もあり、小説とは違った一面があって楽しめる作品だと思います。

プロムナードプロムナード
(2010/05/28)
道尾 秀介

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月の恋人 道尾秀介

たまにはまともな推理小説を読もうと思って借りてきたら…推理小説ではなかったというオチ。

道尾秀介が推理小説じゃなかったというのも意外だったが、内容も道尾秀介らしくないことに驚かされる。
全体的に「幸せな人」の多い文章だった。
不幸を量産するのが道尾秀介っぽいと思っていただけに、グロいシーンもなく、不幸を量産することもせず、全体的になんかご都合主義で回っていく話だったのがある意味衝撃的だった。
まあたまには幸せな感じで読むのも悪くないと思う。
月の恋人―Moon Lovers月の恋人―Moon Lovers
(2010/05)
道尾 秀介

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球体の蛇 道尾秀介

ミステリーというには少し変わった作品である。
昔、きらきらひかるとかいうドラマで小林聡美が「事実は一つだけど、真実は一つじゃない」とかなんとかいう台詞を言ってたのをふと思い出した。
この作品で、謎、要するに推理の対象となるのは、「真実」のほうではないかと思う。
「事実」ももちろん推理の対象となるが、サヨの行動の謎は最後までよくわからない。
むしろナオや智子といったほかの人物の行動の「真実」を考えさせる作品といえるだろう。
そして、この作品は答えを最後までぼかす。つまり「真実は一つじゃない」ところにもっていく。
主人公の推論がどこまで当たっているか、それは解釈の問題だろう。
だが、たぶん「事実」は多くの人が同じ結論に行きつくだろうが、「真実」は読み手によって異なるのではないだろうかと思う。
球体の蛇球体の蛇
(2009/11/19)
道尾 秀介

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光媒の花 道尾秀介

微妙に登場人物がつながっている短編集というべきか。連作というほどはリンクしていないように思うので、変な表現になってしまったが。
前半はどちらかというと気持ちの悪い感じで後半はわりと気持ちのいい感じの話になっている。
推理小説の短編集というのはわりと気持ちの悪いのを集めるか、楽しめるものだけを集めるかで、本のカラーを統一しているものが多いと思うが、この本は、気持ち悪い作品と、気持ちのいい作品を同じ雰囲気の中で共存させている、比較的珍しいタイプの推理小説の短編集だと思う。
クマザサだのシロツメクサだのアジサイだの花をとりいれることで、ちょっと文学的な雰囲気でも出そうとしたのだろうか?これはこれでありだと思うが、道尾秀介ってあまり花が好きではないのかなと少し思った。どこか置き場所に困った感じに思えた。
もちろんこれは気のせいと言えば気のせいなので、作品の価値を下げるほどのものではないが。
光媒の花光媒の花
(2010/03/26)
道尾 秀介

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カラスの親指 道尾秀介

道尾秀介にしてはずいぶん感じのいい推理小説だった。たいていはホラーに近いグロい話にもっていく道尾秀介だが、今回は殺人事件ではないし、詐欺師を主人公に、なかなか面白い推理を展開させる。
最後ほうののせりふもなかなかいいと思ったし。ただこれを書いてしまうとネタばれになりかねないので、書けないのが残念だが。
人間を描くためにミステリーという形をとっている、という道尾秀介の言葉からすれば、この作品こそまさにそれに当たるといえるだろう。
登場人物がとてもうまく描けていて、今までの道尾作品の中でも特に好感が持てた。
これを批判している人たちはミステリー寄りで読んでしまったか、もしくは終盤の決め台詞が耳に痛かったのではないだろうか?後者に該当しそうな人が結構いるんじゃないか?と書評を読みながら思った。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbカラスの親指 by rule of CROW’s thumb
(2008/07/23)
道尾 秀介

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龍神の雨 道尾秀介 

不幸な人間を量産するタイプの推理小説。
こういう話は基本的に好きになれない。だが、今回は比較的不幸に必然性があるし、最後も比較的まともな形で辞めている。
そういう意味では一応理論的に成立する推理小説としてそれなりに評価すべき作品と言えるだろう。
去年だったかにテレビ番組で絶賛されてはいたが、そんなに絶賛するほどの感動はない。が、感動押し売り本でもないので、普通の推理小説としてのレベルは満たしているといえるだろう。
龍神の雨龍神の雨
(2009/05)
道尾 秀介

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花と流れ星 道尾秀介

推理小説家の道尾秀介なる人物が登場し、心霊現象探究所の真備が事件を解決するシリーズ。
つまり骸の爪と同じシリーズ。
そして同じミスをやっている。短編集だったせいか、一つの話の中で繰り返し「福島の事件」が出てくることはなかったが、「骸の爪」のネタをつかってしまっているので、もしこれを先に読んでいたらネタばれになる危険性がある。
ほかにも骸の爪のときは仏教についていろいろ調べていたくせに、エジプトの神話についてはちゃんと調べていないとか、いろいろと突っ込みどころはあるのだが、今回はまあエンターテインメントの範疇からはみ出てはいないので、そこまで気にしなくてもいいだろう。
しかし単体で読ませられない作品を書くのなら、シリーズであることを明示してほしいのだがなあ…
花と流れ星花と流れ星
(2009/08)
道尾 秀介

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骸の爪 道尾秀介

推理小説としては、それなりによくできているのかもしれない。
変な方向の可能性も示して読者を引っ掛けつつ、真相を明かす際に、きちんと現実的な処理をする。
だが、この作品には致命傷がある。
それはシリーズものであることを表紙に明示していないこと。
そして第一作の話を「十か月前の事件」や「福島の事件」としてしつこくしつこく入れる。
話の盛り上がるとことでいちいちこの記述を入れるものだから、トリックの見事さも、推理の構成のち密さも何もかもを吹き飛ばして不快感が残る。
そういう余計な部分がなければ楽しめたのにと思うと残念である。
骸の爪 (幻冬舎文庫)骸の爪 (幻冬舎文庫)
(2009/09)
道尾 秀介

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鬼の跫音 道尾秀介

気色悪い短編集。
向日葵の咲かない夏」のようないろいろと気持ち悪さの残る推理小説。
というかある意味、非常に道尾秀介らしい作品ともいえる。
Sという顔のいい男が出てくるという共通点はあるが、すべて別人であり、年代もさまざまである。
だが、キャラ的には似ているので、関連させて読むのもまたありだろうとは思う。
トリックとかそういうところでの無茶はしていないが、全体的にここまで気持ち悪い話にしなくてもいいと思った。

せめてもの救いはこれが短編集であること。
つまり一つ一つが短いので、気持ち悪さに嫌気がさす前に、読み終えることができることだ。
読み方によってはおもしろいと言えないこともないが、ミステリーが好きな人よりはホラーが好きな人にお勧めしたほうがいい本だろう。
鬼の跫音鬼の跫音
(2009/01/31)
道尾 秀介

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シャドウ 道尾秀介

最近、ようやく道尾秀介の傾向が読めてきた。
道尾は人間を描くのに、推理小説という形態が一番いいと考えているという内容のあとがきがついているが、これも本格的推理小説ということなのだろう。
blogramの「ミステリー・推理小説」部門で1位をとったこともあるこのブログですが、書いている当人はそんなに「ミステリー・推理小説」が好きではないというところに「本格的推理小説」という言葉への反発があるのかもしれません。
「結局そうなるわけね」と思ったが最後この手の作品は評価が急落するという宿命を帯びているというか…
正直に書くと、なんか道尾がこの作品で何を描きたかったのかわかっていないんじゃないかという気がした。
最後の息子のセリフが一応テーマを表してるってことになるのかなあ?
にしては何か違うような部分が見られるのだが…
シャドウ (創元推理文庫)シャドウ (創元推理文庫)
(2009/08/20)
道尾 秀介

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片眼の猿 道尾秀介

よく考えたら当たり前の結論なのだが、独特の伏線の張り方にひっかけられてしまったような感じだ。
だが、こういうのは悪くない。意外性を出すために無茶をしていないというわけではないのだが、無理やりなごまかし工作はやっていない。最初の設定をぼかすことでうまく引っかけたというべきだろう。
推理小説が好きな人がどう評価するのかはわからないが、殺人の正当性云々の話とか、感動押し売りにならなかったところがよかった。
片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫 み 40-2)片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫 み 40-2)
(2009/06/27)
道尾 秀介

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ラットマン 道尾秀介

評価としてはするする読めた、という点でちょっと高めにしておきました。
あとは最後のおちもそう悪くなかった。
ただ最初のエレベーターのやり取りにあまり意義を感じない。
終盤にもう1回出てくるけど、それとあわせて考えても、別になくていいように思えた。


ところでこの場合起訴するかどうかは結構微妙な線じゃないかなあ。
まぬかれない、というほどのことでもない気がしたが。
ラットマンラットマン
(2008/01/22)
道尾 秀介

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「竹内行夫に×を」という呼びかけにご理解を頂き、本当にありがとうございました。
最終的に落選には至らなくとも、十分に皆さんの意思は示せたのではないかと思います。
これからもきちんと我々国民が監視していきましょう。

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ソロモンの犬 道尾秀介

「向日葵の咲かない夏」は生理的にダメだったが、こちらはなかなかさわやか(?)に仕上げてあった。
喫茶店の正体がわかった時に一瞬いやな予感はしたが、そこはいい意味で裏切られた感じだ。
結果として、多少ご都合主義な部分はあるものの、大いに楽しめた。
人間の狂気にスポットを当てた推理小説はグロすぎてひいてしまうのだが、ここには狂気というようなものはあまりない。というかこれくらいのほうが感情移入しやすくて読みやすい。
主人公を含む大学生4人組の関係や、間宮先生も独特の存在感があってよかった。
犬好きの人には特にお勧め?
ソロモンの犬ソロモンの犬
(2007/08)
道尾 秀介

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向日葵の咲かない夏 道尾秀介

「生理的にムリ」という言葉が頭をよぎる。(そういえばヒッキー北風はどうなったんだろう?)
こうなってしまうともはやどれだけ素晴らしい文章が展開されていようともがんばって読みました、という感じになってしまう。当然楽しめるわけがないし、途中でやめてもよかったのだが、ちょっと気になるところがあったので、最後まで読んだ。
が、気にするほどのことでもなかった。
最後まで読んだところで伏線としてきれいに処理されていたとは思えなかったし、こういうオチかよ、と思うとなんか腹が立ってくる。もちろん腹が立ってくるのは「がんばって読んだ」ことに起因するものだから、頑張って読まなかった人は別に腹も立たないのかもしれないが。
そういえばあとがきで賛否両論ある作品だと書いてあった。
ならば私は「否」に一票を投じよう。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
(2008/07/29)
道尾 秀介

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