とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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星を作った男 重松清

阿久悠にまつわるノンフィクション。阿久悠についてなんとなく偉大な作詞家くらいの印象しかなかったので、彼の功績を知ることができたという意味では非常に興味深い作品である。ただわかりやすくしようとして若干分類が大雑把になっているような点(たとえば阿久悠=フィクションを作り上げる、シンガーソングライター=等身大というようなところ)が少し気になった。もちろん全体としてはその時代を描いた読み物として十分に楽しめるし、丁寧に調べて書かれているので、読んで損はない作品である。

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娘に語るお父さんの歴史 重松清

父が中学生の娘に自分の生まれ育った時代を調べながら語る、という形で昭和を振り返った感じの作品になっている。なおこれは単行本から10年たっているのでその後の話が少し描かれている。それにしても10年でまた変わったなと感じさせてくれる作品でもあった。

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たんぽぽ団地 重松清

老朽化のため取り壊しが決まっている団地を舞台にかつてそこをロケ地としたドラマの物語と重なって現在の話が展開される。それなりに面白いのだが、勉強ができる子=悪という妙なステレオタイプの構図がかなり気持ち悪い。まああまり追及してはいけない話なのだろう。

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なきむし姫 重松清

2児の母でありながら泣き虫のアヤとその夫のテツの家族の話。設定としては若干無理があるような気もしないでもないのだが、文章がうまいので結構一気に読める。それにしても日本ってブラック企業多いなあと余計なことを思ったりも。

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一人っ子同盟 重松清

今年になってから初の重松清の本である。はっきりとは書かれていないが時代設定的には今から40年ほど前だろうか。まだ一人っ子が少なかった時代の、ご近所さんがうるさかった時代の物語である。
子どもにはどうにもならない現実の描き方が切なくていい作品だと思う。
一人っ子同盟一人っ子同盟
(2014/09/22)
重松 清

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赤ヘル1975 重松清

1975年の広島を舞台にした中学生の友情物語。広島カープの初優勝の軌跡がファン目線で書かれていて、それと絡める形で物語が展開する。終盤の描き方なんかもういつものパターンだと分かっているのに、それでも切ない気分にさせられる。スポーツ小説というよりはある種昭和という時代の「時代劇」として楽しめる作品である。
赤ヘル1975赤ヘル1975
(2013/11/28)
重松 清

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四十回のまばたき 重松清

重松清の初期の作品。重松清はだいたい読んだと思っていたのですが、こうして読んでいない作品もあったのですね。
この作品は主人公の義理の妹にあたる人が冬眠(のようなことを)するという特異な病気であり、その女性と主人公の関係が丁寧に描かれています。そこにいろいろな人物を絡めることで家族とは何かを考えさせる作品になっています。今とは微妙に言葉の選び方が違ったりするので、ちょっと新鮮な気分で読めました。
四十回のまばたき (幻冬舎文庫)四十回のまばたき (幻冬舎文庫)
(2000/08)
重松 清

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ゼツメツ少年 重松清

居場所のない少年が仲間を誘って家出を考える―物語としては悪くない…のだが、昔の作品の登場人物を次から次へと出すのは正直、重松清にはやってほしくなかった。
「エイジ」も「ナイフ」も「きみの友達」も大好きな作品だっただけに、いろいろと裏切られた気分だった。
もちろんこれらの作品を読んでいなかったとしても大きな問題はない。だが、作品中で気になるような書き方をするから余計にたちが悪い。
こういうよけいなことさえしなければもっと評価できた作品だったのに、と面白かっただけに残念なところのある作品だった。
ゼツメツ少年ゼツメツ少年
(2013/09/20)
重松 清

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みんなのうた 重松清

東京で浪人していた主人公が、また大学受験に失敗し、地元に帰ったら実家がカラオケボックスを始めていた、というなかなかすごい設定で物語が始まる。
最後のほうで若干やりすぎっぽいところはあるのだが、読みやすいし、それなりに楽しめる。単純な地方礼賛でないところもよかった。
みんなのうた (角川文庫)みんなのうた (角川文庫)
(2013/08/24)
重松 清

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ファミレス 重松清

ファミレスというよりは料理をテーマにした作品と言えるかもしれない。料理を作るときに現れる様々な心の動きをいろいろな登場人物にうまく重ねて描いた作品。大げさな言い方をすれば自分の生き方も考えさせられる作品になっている。ただそういうよけいなことを考えず、普通にいろいろな家族の物語として読んでも問題ない。むちゃくちゃな料理教室の先生などドタバタコメディの要素も入っていて、エンターテインメントとしても楽しめる作品である。
ファミレスファミレス
(2013/07/23)
重松 清

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星のかけら 重松清

久々の新潮文庫の書下ろし。いじめられている小学生を主人公に、重松清らしい話が展開される。
話としてはよくできているのだが、最後がちょっと物足りない気もした。
星のかけら (新潮文庫)星のかけら (新潮文庫)
(2013/06/26)
重松 清

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きみの町で 重松清

若干哲学的なものをテーマにした短編集。とはいえ子供向けなので、読みやすい。もちろんテーマがテーマだけに大人が読んでも十分に考えさせられる作品になっていると思う。

きみの町できみの町で
(2013/05/31)
重松 清

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また次の春へ 重松清

重松清の久々の短編集。
テーマとしては3月11日の震災後の人々を描いた作品。といっても直接被災した人というよりは、自分自身はそこにいなかった人、というのが特徴である。
重松清の優しさというのはこういうテーマを描くには本当にうってつけだと思う。
また次の春へまた次の春へ
(2013/03/09)
重松 清

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空より高く 重松清

ニュータウンとかつての自殺者と先生と…素材としては今まで重松清がよく描いてきたものであるが、全く新しい物語になっている。
新聞掲載時からずいぶん時間がたっているが、「大幅な加筆・修正」というのがなされた結果なのだろう。
ひょっとしたら「エイジ」のようにかなり違う物語になっているかもしれない。そうなると新聞掲載時にどのようなものだったのかも気になるところだ。


空より高く空より高く
(2012/09/24)
重松 清

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さすらい猫ノアの伝説2 重松清

さすらい猫ノアのシリーズの2冊目。だが、ノア以外は全く登場人物が重なっていないので、全く別の話と言っていいだろう。
今回は父の仕事の都合で転校を繰り返す少女が主人公。なかなかうまくまとめられていてよかったと思う。
まあ個人的にはもっとドロドロしたいじめとかがあってもよさそうな…と思わないでもないが、逆にここまで田舎になるとそういうものもないのかもしれない。
さすらい猫ノアの伝説2 転校生は黒猫がお好きの巻 (講談社青い鳥文庫)さすらい猫ノアの伝説2 転校生は黒猫がお好きの巻 (講談社青い鳥文庫)
(2012/07/13)
重松 清、杉田 比呂美 他

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希望の地図 重松清

「ドキュメントノベル」ということで、基本的には実在の人物の話をベースに書かれている。主人公の少年以外はほとんどノンフィクションなのだろう。
それにしてもハマりすぎと言っていいほど、重松清の文章はこの手のテーマにあう。
感動させようとかそういう意図ではなくて、被災地の人たちのことを伝えたいという思いが感じられて、非常にいい。
いろいろと震災関連の本は出されていて、少々うんざりしている人もいると思うが、これは十分に読む価値のある本だろう。
希望の地図希望の地図
(2012/03/09)
重松 清

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峠うどん物語 重松清

今月早くも2回目の重松清作品の紹介。
葬儀場の前にあるうどん屋の物語で、主人公をうどん屋をやる老夫婦ではなく、孫の中学生に設定したのがよかった。
わかりやすく物語の世界が読み取れるので、小学生でも十分に楽しめる作品になっているといえるだろう。
個人的には大人を美化しすぎというか、まあこの子がいい子でよかったね、と思う点が多々あったが、それも含めてこの物語の魅力になっているといえるだろう。
本題とは少しそれるのだが、葬式で泣くというのがそれほど素晴らしいことであると私には思えなかったのだが、これはどうなのだろう?
私は父方の祖父の葬式では号泣し、母方の祖父の葬式では全く泣かなかった。
泣くという行為にあまりにも指標としての価値を見出してしまうと、私のような場合にこの差がどこから来るのか説明できないようにも思えるのだが。
峠うどん物語(上)峠うどん物語(上)
(2011/08/19)
重松 清

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峠うどん物語(下)峠うどん物語(下)
(2011/08/31)
重松 清

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ポニーテール 重松清

重松清の久々の新刊だったので期待値をあげすぎたせいか、思ったほどは面白くなかったです。
いわゆるステップファミリーの話で、題材としてはそれほど特殊とは思わなかったのですが、登場人物同士の関係の描き方がいいですね。
家族間の描き方もいいのですが、特に主人公とツルちゃんとの関係の描き方が非常にいい。小学生のころの友情というにはまだ幼い感じの関係が本当にうまく表現されています。
全体的に子供向けに書かれた感じだったので、そこがたまたま私が今読みたいのと違ったというところでしょうか。
そういうわけで作品としては悪くないと思います。
ポニーテールポニーテール
(2011/07)
重松 清

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きみ去りしのち 重松清

後妻との間の子供を亡くし、前妻のとの間の子といろいろと旅をする男の話。
いろいろと旅をするわりにはその土地の特徴というか、何も舞台をそこにしなくてもよさそうな気もするという話がいくつかあった。
ただ残された人々の描き方、あるいはこれから死に向かう人の描き方などは非常に説得力があり、話としては良くできていると思う。
きみ去りしのちきみ去りしのち
(2010/02/10)
重松 清

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さすらい猫 ノアの伝説 重松清

久々に重松清の本を読みました。
子供向けの本なのでわりとすぐに読み終わります。表紙の絵が「ステップ」の絵を描いた杉田 比呂美さんですね。
内容は、主人公の設定を小学5年生にして、思いっきり子供向けに展開させます。
そしてちょっと作りすぎなくらいに根はいい子という登場人物たち。
普通に考えればあまりにもいい人すぎてありえないのですが、重松清が書くと、妙にありそうな感じになるのが不思議ですね。
ノアの設定がファンタジーなので、その半分ファンタジーなところがこの物語に説得力を与えたのかもしれません。
子供向け文章ですが、でも本当にこういうのを楽しむのは子どもに戻りたいタイプの大人ではないかと思いました。
さすらい猫 ノアの伝説さすらい猫 ノアの伝説
(2010/08/04)
重松 清杉田 比呂美

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あすなろ三三七拍子 重松清

久々に重松清の作品を読みました。
重松清は応援団に何かあこがれでもあるのでしょうか?
やたら応援団を美化しているような気がするのですが。
この作品も、応援団存続のために、会社から無理やり入学させて応援団員を勧誘させるという話で、そのむちゃくちゃな設定であるにもかかわらず、その理不尽さよりも応援団の素晴らしさを主張する内容になっているような気がします。
もちろん話としては十分に面白いですし、応援団を美化しているとはいえ、決して押しつけがましい作品ではないので、楽しめるのですが、妙に引っ掛かりました。
もう一つ引っかかった点が、「オトナ論」。
大人としての言葉とか、大人だから~とか、正直、ここだけは若干気持ち悪さを感じました。
「オトナ」でくくることの乱暴さを重松清は十分に認識していると思っていただけに、この感覚への反発が私の中にはありましたね。
オトナってそんなに難しいものですか?
ここで私の友人の言葉を引用しておきましょう。
「小難しいオトナ論を振りかざす人間は、他人の人生を簡単に否定できる人間だから信用に値しない」
彼曰く、結局オトナ論というのは自分のなりたいものを言語化しただけにすぎないわけだから、それとは違う人生を歩んできた人を必然的に否定することになる。だからオトナ論の射程が狭い人はある価値観しか受け入れられないわけで、それに合致しない人を簡単に否定できる。そういう人間を信用できるわけがないということだそうです。

重松清は本来そういうくだらないオトナ論をかざす人間ではなかったと思うんですが…
この作品限定にしておいていただきたいですね。
いやもちろんこの作品においてオトナ論はメインテーマではないと思うので、そういう意味ではこの部分を無視して楽しむことはできます。
むしろ面白かったからこそ、気になったということで…
あすなろ三三七拍子あすなろ三三七拍子
(2010/03/13)
重松 清

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みんなのなやみ 重松清

小説ではなくて重松清が5年ほど前にやっていた悩み相談をまとめたもの。
返答の仕方が非常に優しい。
悩み相談ってときどきお前何さまだよと言いたくなるものがあるが、重松清の場合は答え方も謙虚だし、相手が子どもでも全くバカにしていない。
その誠実な返答に好感が持てる。
みんなのなやみ (新潮文庫)みんなのなやみ (新潮文庫)
(2009/11/28)
重松 清

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十字架 重松清

なかなか重いテーマを扱った作品だと思います。
クラスメイトの自殺と遺書、残された家族…
重松清らしく「いい人」にするような解釈で登場人物が描かれていますが、この主人公の「いい人思考」が、結果的に付け込まれる要因になっているのではないかと勝手な想像をめぐらせてしまいました。
この作品にはだめな大人が何人か登場します。
まず田原という記者が出てきますが、彼は大人としてやってはいけないことをやっています。ですが、それも主人公に言わせれば「いい人」の「意味のある行為」として解釈されます。
またこちらは比較的まともなほうですが、本多という記者も私に言わせれば、だめな大人ですね。
正直、こういう記者を生徒に近づけたくないです。
中学生に対してあんな発言をすることができるどうしようもない大人が、正義感を振りかざして偉そうなことを言う世の中なのだと、そういう事実を重松清はつきつけたかったのでしょうか?
もちろんそうではないのでしょう。
重松清をもってすれば、こういうだめな大人もいい人に変わってしまいます。
いつもならそれでもいいのですが、今回は恐ろしいものを感じました。
どんなに相手が正義を振りかざそうとも、屈してはいけない部分というのはあるのではないかと、私はそう思ったからです。
この作品はフィクションです。
しかし、自分のだめな行為を無理やり正当化し、精神的に動揺している子どもに押しつけようとする「人の隙に付け込む大人」は結構いるように思います。
いくら重松清がどんな人でも「いい人」にする達人だとしても、こういう人間を美化するのだけはやめてほしいと思いました。
作品としてはいい本なんですけどね。
十字架十字架
(2009/12/15)
重松 清

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うちのパパが言うことには 重松清

実は重松清のエッセイはあまり読んだことがありません。
これが初めて。
小説がわりとそんな感じなので、エッセイもこんな感じというイメージ通りの作品ではありました。
重松清の作品の原点というか、どうやってあのような作品が生まれるかがなんとなくわかる気がしました。
2001年から2004年に書かれたということで、時事ネタが少し懐かしい感じに思えたりもして、これはこれで楽しめました。
それにしても煙草を一日80本って…ちょっと想像がつかないです。

うちのパパが言うことには (角川文庫)うちのパパが言うことには (角川文庫)
(2008/05/24)
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再会 重松清

思い出を美化せずに振り返ることができる人というのは、意外と少ない。
いや多いのかもしれないが、美化せずに他人に語ることはしないだけかもしれない。
この作品は重松清が今まで描いてきたような、普通の子の物語と、年月の経過を合わせたパターンの短編集である。
最初の話と最後の話が多少リンクしている以外はほぼ独立の作品とみていい。
登場人物は、昔がよかったとは絶対に口にしない。
でもだからといって今が素晴らしいともいわない。
そういう人たちだから、妙に説得力がある。
そういえばこの作品には基本的には悪い人は出てこない。いや悪い人なのかもしれないが、重松清は悪人としてとらえていないのかもしれない。
なんでもかでも悪く書く人が多い中で、これだけ善人で固めて物語を作れるのはすごいことなのではないかと今更思う。
再会再会
(2009/10/23)
重松 清

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ブランケット・キャッツ 重松清

レンタル猫の話。
レンタル猫屋の主人が出てくるという共通点はあるが、これ以外の人物は重なっていないから、まあ短編集と言っていいだろう。
ふつうに重松清らしい題材に猫を絡めた感じ。
重松清には職人芸的なものを感じるのだが、今回も見事に自分の土俵に引きずり込みつつ、その一方できちんとレンタル猫という題材を活かしている。
このバランス感覚もさすが。
大きな感動はないのだが、安心して読める作品である。
ブランケット・キャッツブランケット・キャッツ
(2008/02/07)
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永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢 重松清

小さい画像にするかどうか本気で悩みました。
カイムという死なない男を主人公にした短編を多数集めた本ですが、いくつかおもしろい話もある、という程度。
重松清自身が最初に前置きしているように、たぶん彼にとっては苦手なジャンルの作品なのでしょう。
うそっぽい話がかなり多くて、重松清の良さをあまり出せていない話が多かったです。
ただ、こういう主張がまだまだ許される、という現代の希望というかそういう安心という点で小さい画像にはしませんでした。
石田衣良なんかは激しく攻撃されていますが、重松清はまだ大丈夫、と。
これで重松清が攻撃されるようになったら日本は終わり、という指標になる本かもしれませんね。
永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢
(2007/11/21)
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青春夜明け前 重松清

重松清のお得意のパターンに持ち込んだ短編集。
中国地方の田舎を舞台にした、1970年代の中学生・高校生を鮮やかに描き出した作品である。
傾向としては「かっぽん屋 」に近い作品だろうか?
重松清のいいところは、過去を無駄に美化しないところだ。
そしてもう一つ、うまい具合に「本音」をついてくる。
だからこそ自分が生きた時代ではないのに、妙に共感できてしまうのだろう。
青春夜明け前 (講談社文庫)青春夜明け前 (講談社文庫)
(2009/08/12)
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かあちゃん 重松清

長編かと思いきや実質的には連作短編集という感じだった。

最初の話で引っ張られるとちょっといやだなと思っていたので、こういうものの方がよかった。

償うというのはどういうことかをテーマにしつつ、いろいろと人間の抱えている悩みみたいなものを描いている。まあ重松清らしく、結局みんなそれなりにいい人なので、もしかしたらこれを物足りないと思う人もいるかもしれない。

最後もうまいところで切ったなあと思った。
あれはどっちに展開させても妙なことになったので、あれで終わらせたのがベストだろう。そういうあたりの調節具合もさすが。
人によっては名作と言ってくれるだろう。
(僕は言わない。本としては好きだけど、最初の話の設定がどうも好きになれなかった)
かあちゃんかあちゃん
(2009/05/29)
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更新頻度とアクセス数にそれほど相関関係がないということがわかった。
まあ今まで通りに戻すだけですが。
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ブルーベリー 重松清

重松清の自伝的小説。ってこのパターン多いな。
しかし、使い古されたパターンなのに、こんなに面白いのはなぜだろう。
まず主人公がいい。
周りの人のバカなところもいい。
そして何より昔はよかった、にならないところがいい。
昔はこうだった、と振り返る。そしてそういう時代だった、と締めくくる。
そこには懐かしむ気持ちはあっても、それが今より良かったなどというイカれた思想を含んでいない。
あの時代より良いものを求めたから今がある。それはすなわち今の生活を手放せないのなら、過去を必要以上に美化する資格はないことを意味する。
だからこそ重松清の懐古趣味は無駄に過去に戻りたがらない分好感が持てるのだろう。
そして使い古されたパターンだとわかりつつも、ついつい読み返さずにはいられなくなってしまうのかもしれない。
ブルーベリーブルーベリー
(2008/04/22)
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