とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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ポイズンドーター・ホーリーマザー 湊かなえ

連作でない短編集。人間関係の描き方が湊かなえらしくていい。立場が違うと全く違って見えるということがよく表れていた。個人的には「ベストフレンド」が気に入っているが、最後の2編「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」がなかなか考えさせられる作品に仕上がっていて、全体としてよくできた本になっていると思う。

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ユートピア 湊かなえ

田舎の町を舞台にして、もともと地元の人、夫の転勤で来た人、理想郷を求めて来た人という3人の立場の違う女性の視点で描かれた作品。下手な「文学作品」のような田舎礼賛になっていないところがいい。いい点悪い点をきっちり描き出し、それでもそこで生きる道を選ぶのか、出ていく道を選ぶのか、という問題に向き合っているところにただのミステリーとは違うものが感じられた。

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リバース 湊かなえ

変な脅迫の手紙が来て、大学時代の友人の事故を思い出す、という物語。話としてはよくできていて、事件の真相がちょっと悲しい。ただ世代的に今のあの年齢の人々なら当然予想できてそれに合わせて行動するのではないのかという気がしないでもなかったのだが。

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絶唱 湊かなえ

トンガと震災を描いた作品。連作短編集ということになるのだろうか。トンガという着眼点はなかなかいい。そして何よりも被災者の描き方がいい。その人が悪いわけではないのに、責めずにはいられない心理が見事だった。まあ意地の悪い言い方をすれば、自分は被害にあったんだから他人(といってもこの人も被害者なのだが)を責めてもいいみたいな被害者の傲慢さや、不幸比べの不毛さなど震災ネタではなかなか描きづらい部分を描いているあたりに説得力を感じた。
絶唱絶唱
(2015/01/22)
湊 かなえ

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物語のおわり 湊かなえ

最初に出てくる物語が「書きかけの物語」としていろいろな人の手に渡っていくという連作短編集。その物語の結末を自分の立場でいろいろと考えるというところが面白い。ありえないと言い切るのは簡単だが、それぞれの立場で違った結末を考えるというのはそれなりに説得力があり、これはこれでありだと思った。
物語のおわり物語のおわり
(2014/10/07)
湊 かなえ

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望郷 湊かなえ

地方の島を舞台にした連作短篇集。人間関係の描き方が湊かなえらしく面白い。ミステリーというにはちょっと違う話もあったが、まあ短編集なのでそれもありだろう。
望郷望郷
(2013/01)
湊 かなえ

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山女日記 湊かなえ

山に登る女性たちを描いた連作短編集。初心者向けの登山が多いのでこれから山登りをしようと思っている人には参考になるかもしれない。登場人物たちも比較的いい人たちばかりで、わりと後味は悪くない。…でも湊かなえ特有の人間の負の面を鮮やかに描き出すというようなことはこの作品にはなかったのが少し残念でもあった。
山女日記山女日記
(2014/07/10)
湊 かなえ

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白ゆき姫殺人事件 湊かなえ

映画化もされた作品。湊かなえらしく人の裏がいろいろと描かれていて、それが事件をきっかけにあぶり出されていくのが面白い。マスコミの無責任さの描き方も非常に良かった。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)
(2014/02/20)
湊 かなえ

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豆の上で眠る 湊かなえ

何らかの事件が起きたらしいことはわかるが、最初はそれがなんなのかよくわからない。そしてそのうちにそれがどんな事件だったかがわかり、そしてその事件の真相という形で物語が進む。
ただテーマはただの謎解きではない。謎が解けましたでいいのか、ということを考えさせられる作品である。
豆の上で眠る豆の上で眠る
(2014/03/28)
湊 かなえ

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母性 湊かなえ

湊かなえは人の無自覚の悪意をさりげなく放り込み、展開させる途中で少しずつ際立たせていくのが非常にうまいなと感じた。
ただ負の面を強調するのではなく、それが負の面だと気づいていない人を描くのがうまいというべきか。
今回もどう考えてもおかしい母親の自分のおかしさを理解していないところがうまく描かれていて、なかなか面白かった。
母性母性
(2012/10/31)
湊 かなえ

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花の鎖 湊かなえ

梨花、紗月、美雪の3人の視点から描かれた話がそれぞれ展開される。中途半端に誤誘導用の伏線が張ってあるが、あまり効果的ではなかったのでそこは残念だったが、話としてはそれなりに面白かった。
最後にこの3人の関係が明らかになり、わりときちんと収束させられた物語である。そういう意味ではいい推理小説と言えるかもしれない。
花の鎖花の鎖
(2011/03/08)
湊 かなえ

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サファイア 湊かなえ

短編集で、どの話にも宝石のタイトルが付いており、ミステリーっぽいのもあるし、ホラーっぽいのもある。
意外とといったら失礼かもしれないが、面白く、湊かなえの新しい可能性を感じさせる作品ともいえるかもしれない。
サファイアサファイア
(2012/04)
湊 かなえ

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往復書簡 湊かなえ

手紙形式で書かれた推理小説。手紙のやり取りの形で展開する3篇の話が収録されている。
まあこれはこれでそれなりに楽しめるものなのではないか。
という妙な表現になってしまったのは、いくつか気になる点があったからで、たぶん推理小説だからという意識がなければそこまで気にせずに読んだのではないかと思われるからである。
あまり気にしなければ楽しめる、それでいいという感じだろうか。
往復書簡往復書簡
(2010/09/21)
湊 かなえ

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夜行観覧車 湊かなえ

推理小説というのとはちょっと違う感じもするが、まあそれなりに面白い。
高級住宅街で起こった家庭内の殺人事件を描いているのだが、周りの人間の悪意の描き方がいい。
ここまで悪い人ばかりということはないだろうが、ある面では非常に人間の心を反映しているようにも思える。
結局、多くの人間はたたきたいものをたたく。そしてそれを勝手に正当化する。
そういう部分がうまく描かれていたことがこの作品の魅力だろう。
ただやはり極端ではあるので、人によっては受け付けないかもしれない。
夜行観覧車夜行観覧車
(2010/06/02)
湊 かなえ

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境遇 湊かなえ

30代女性2人の友情の話というところだろうか。
それっぽい事件を起こして、ミステリーとしてそれなりに盛り上げてそれっぽく終息させるかと思いきや、最後に余計なその後の話を入れる。
最後の部分いらなかったんじゃないか?
その後の話を書くなら書くでもっと別の描き方もあっただろうに妙に中途半端な気がする、というかこの部分はないほうがよかったと思う。
この部分がなければもう少しいい気分で終われたような気がする。
境遇境遇
(2011/10/05)
湊 かなえ

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Nのために 湊かなえ

読んだ時期が悪かったのか、全く楽しめなかった。
Nと言えないこともない人がたくさん出てきて、事件が起きる話。真相は最後に明らかになるよ、みたいなそれだけ書くとそこまでひどい作品でもなさそうに思える。しかし、これが読んでみるとほんとうにつまらないのだ。
登場人物を多面的にとらえようとするのはいいのだが、結果として、人物像がごちゃごちゃになっていて、それがまた変な人が多いものだから、それにつきあうのに疲れてしまう。
最終的に真相が明らかになって、ここまで引っ張ってしかも突っ込みどころ満載の真相ってそれはないよと思う。
人物の描き方もだめなら、事件の真相もだめだ。
せめてどちらかで楽しませる作品になっていたらよかったのだが、結局物語を引っ張らせる核のようなものが何もなかった感じがする。
もう少し暇な時期に読んだら話は違うのかもしれないが、とりあえず今はこんな話につき合ってられないと思った。最後まで読んで言うのもなんですけどね。
NのためにNのために
(2010/01/27)
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少女 湊かなえ

今やすっかり人気のミステリー作家になった湊かなえだが、これはまだ「告白」の一発屋となるかどうかという状況で出された本。当時、立ち読みで少し読んでいたのだが、全部通しで読むと、なかなか計算されて書かれた話だということが分かる。
最終的に登場人物をつなげすぎているきらいはあるし、叙述トリック的なものを使いすぎているようにも思うが、話としてはそう悪くない。
推理小説にしようという意識が強すぎるのか、ちょっと無理に謎にしている部分があるようなきもするが、全体的にはいまどきの少女の友情のようなものをうまく描いた作品だと思う、とはいえ、今どきの少女がどういう関係にあるのか私は全く知らないのだけど。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)
(2009/01/23)
湊 かなえ

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贖罪 湊かなえ

わりと早めに予約を入れたせいか、思ったより早くやってきた。
話としては…
うーん、面白いんだけど「告白」の二番煎じという感じが否めない。
あとは全体に嘘っぽくて「告白」ほど勢いで読ませることができていない感じがした。
ある事件とそれにかかわった4人の少女と被害者の母親の5人の独白で構成されているが、みんな事件に巻き込まれすぎでしょう。「告白」は一つの事件だからこその説得力があったが、ここまで事件に巻き込まれる人が多発してしまうと説得力を持たせるのは難しいだろう。
いくらなんでもこれはやりすぎ。その結果、違和感が強くなりすぎてしまって、面白いんだけど、粗さが目に付いてしまう。
あとは細かい話になってしまうが、いくら議員の息子だからといったって、これ起訴しないって。検察はそんなに暇じゃないし、だいたいそんな根拠で捜査したら後で大問題になるって。
議員だってそうでしょう。弁護士に探られたくないから、そんなリスクわざわざ負わないって。
と考えると、真紀が不起訴にならなかったのがおかしい。っていうかそもそもこれは純然たる被害者としての処理をすべきだろう。
プールの授業中の女性教諭と襲ってきた男だったらたとえ生徒が全員避難した後であったとしても、さらに自分が逃げられる状態にあったとしても、プールにつき落とすくらいのことは間違いなく許される。それが問題になること自体もおかしいが、その後週刊誌が騒いだくらいで起訴する検察も不自然だ。
で、最終的に有罪判決って…どこの裁判所だよ?
どうしてもこの手の話に説得力が見いだせないんだよなあ…
面白いんだけど、そういうところが気になってしまうと、名作とは思えなくなってしまう。
せめて最後のところでは無罪を勝ち取ったということにしてほしかったなあ。
贖罪 (ミステリ・フロンティア)贖罪 (ミステリ・フロンティア)
(2009/06/11)
湊 かなえ

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告白 湊かなえ

一気に読んでしまった。
こういう語り口調の文章は大体途中で飽きるのだけど、いつの間にか読み終えていたという感じ。
5人の語り手がそれぞれの視点から事件を捉えて語るのだが、多少の難点はあるものの、うまく描き分けられているといっていいだろう。
とにかく面白い。あとから読み返したらいろいろと問題点に気づくが、読んでいる最中には全く気にならない。
新人とは思えない…というかミステリーに分類される本として僕が3年以内に読んだ本の中では最高の作品だった。
告白告白
(2008/08/05)
湊 かなえ

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