とりあえず読んでみる
本の感想を思いつくままに書いています。読んだ順番ではありません。   あと非常に偏った趣味なのでその辺もご理解いただけると嬉しいです。    ※画像の大きさがおおざっぱなお勧め度です。

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静かな雨 宮下奈都

長編というには短いが、この作品だけで1冊の本になっている。ある意味芥川賞のような感じの本ともいえる。話としては足に障害がある主人公とたいやき屋の女性との物語で、事件はいろいろと起きるのだが、全体的に淡々と展開し、そのまま終わる。なんというかあまりにも「文学的」すぎてつかみどころのない感じがした。

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いまさら翼といわれても 米澤穂信

久々の古典部シリーズ。いわゆる日常の謎のシリーズなのだが、折木の過去の話がいくつか出てきたりして、ちょっと考えさせられる部分もある。全体的に若者らしい悩みが描かれていて面白かった。


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マカロンはマカロン 近藤史恵

8年ぶりの新刊。久々ではあったが、やはりこのシリーズは面白い。料理の話も興味深いが、そこにやってくる人々の問題をさりげなく解決していく感じが非常にいい。近藤史恵のシリーズものの作品の中では一番続いてほしい作品である。

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本バスめぐりん。 大崎梢

定年退職後、移動図書館の運転手になった主人公が、その移動図書館行先で起こる様々な問題を解決(?)する話。大掛かりな事件でないので、気持ちよく読める。また図書館が本を買う人たちの味方であることもちゃんと描いてあるところもよかった。

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クローバーナイト 辻村深月

いわゆる「イクメン」にあたる会計士の男を主人公にした家族の話。保育園に通わせる親たちの気持ちがよく描かれている。まあこんなにうまくいっている家庭はかなり少数だろうとは思うが、まあそれはそれで楽しめる作品である。

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木もれ日を縫う 谷瑞恵

東京で暮らす若い女性のもとに母を名乗る知らない女性が現れる。母は山姥になったと主張するのだが…というような話であるが、一見ファンタジー風に見えて、実は結構現実的なところがいい。パッチワークがポイントになっているが、かといってパッチワークがわからなくても十分に楽しめる。3姉妹の関係とか生き方の問題とか非常に丁寧に描かれていて好感の持てる作品だった。

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サーモン・キャッチャー 道尾秀介

読み終えた最初の感想が「伊坂の出来損ないみたい」だった。荒唐無稽な伏線を張って最後に回収するという感じが伊坂幸太郎の作品に似ていて、でもそれがはっきりいってうまくいっていない感じがしたので、出来損ないのように感じてしまった。作中に出てくる架空の言語も日本語の音とは全く違う意味であるというところでうまくはまれば結構楽しめたのだろうが、「これで笑いでも取る気なのだろうか?」という疑問が付きまとい、正直、カタカナを追うのがばかばかしく思えてしまった。
まあ要するに面白くなかったので、すべてが悪く見えてしまうということなのだろう。

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ストレンジャー・イン・パラダイス 小路幸也

いわゆるUターンの人たちを利用して田舎の町を活性化させる話。複数の人物の視点から展開するので、連作短編集なのかと思ったらそうではなかった。しかし、それが効果的に作用していたかというとあまりそんな感じもしなかった。別にこんなにいろいろな人物の視点にしてごちゃごちゃにしなくてもよかったんじゃないかと思わないでもない。もちろん話としてはそれなりに楽しめる作品なのではあるのだが。

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ハーメルンの誘拐魔 中山七里

ハーメルンの笛吹き男の伝説になぞらえた誘拐事件が起きる話。まあ医療関係の問題提起があってそれなりに楽しめる作品ではあったのだが…何やら妙に薄っぺらい印象になってしまったのはなぜだろう。ミステリーとしての「エンターテインメント性」と「わかりやすさ」が、問題提起として出された問題をあまりにも単純化してしまい、結果としてあまり考えさせられる作品になっていなかったということになるのだろうか。

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犯罪小説集 吉田修一

実際に世間を賑わわせた事件をベースにして書かれた短編集。人々の描き方がうまいので、犯罪にも非常に説得力がある。もちろん犯罪を正当化する気はないのだが、ついついなるほどなあと思わされてしまう作品である。

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シャルロットの憂鬱 近藤史恵

子供のいない夫婦が元・警察犬のシャルロットを引き取り、その後起きるちょっとした事件を描いた話。どの事件も日常的なものでそれほど大掛かりでないところがいい。なかなか重い話もあるのだが、それほど深刻にならずに読める作品である。

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僕とおじさんの朝ごはん 桂望実

何をするにも消極的な感じの主人公がひょんなことからであった少年との交流をきっかけにちょっと前向きになる話。タイトルからすると少年のほうが主人公のように感じてしまうが、この作品では「おじさん」が主人公である。結構重い問題も投げかけられているのだが、そのわりに説教臭くないところがよかった。

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可愛い世の中 山崎ナオコーラ

主人公は先進的な考え方を持った女性ということになるのだろうか?まあ先進的といういい方はひょっとしたら私がそう思うだけで、ほかの人からすればただの変な人なのかもしれない。だが、世間とは少し違う考えを持っているということは間違いないだろう。そしてそのことが、思いのほか生きるのを大変にするというのもまた事実であり、それが非常にうまく描かれている。たぶんこの手の作品は「世間の常識」の押し付けに嫌な思いをした人でなければ分からないものなのではないだろうか。作者がどういう思いでタイトルをつけたのかは不明だが、チェーホフの「かわいい女」からきているような気がする。自分の考えを持たないほうが楽に生きられる、そういう世の中であるという皮肉が込められているのだと考えるのはうがちすぎだろうか。

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ストレイヤーズ・クロニクル 本多孝好

長そうだったので敬遠していた本作をようやく読んだ。映画化されたので、どうやら超能力者と超能力者の戦いだろうというのは知っていたのだが、化け物であることを宿命づけられた人々の行動に説得力があって読みごたえがあった。最終的な結末もありきたりなラストではなく、かといって中途半端な終わり方でもない素晴らしいエンディングだった。陳腐な言い方になってしまうが、生きることの意味を改めて考えさせてくれる作品だと思う。



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恋のゴンドラ 東野圭吾

ゲレンデを舞台にした連作短編集。ミステリーではないが、それなりに楽しめる。「白銀ジャック」のシリーズの根津が脇役で出てくるが、別にこのシリーズを読んでいなくても読むのに支障はないだろう。

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アレグロ・ラガッツァ あさのあつこ

女子高校生が吹奏楽をやる話といってしまえば身もふたもないが…高校生のわりに少し登場人物が幼い気がする。なんというか全体的にちょっと違和感があり、また終わり方も何やら中途半端で、消化不良の感じは否めない。個人的には出番の少ない、離婚した父親が一番登場人物としていい味を出していたような気がしないでもない。

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夜行 森見登美彦

どこかホラーのような部分も感じさせる作品。10年前の祭りの際に失踪した人とある画家の絵にまつわる思い出をそれぞれの人々が語っていき…という連作短編集のような構成でありながら、最後までどこか不思議な空気のまま終わる。コメディの要素がほとんどない森見作品はかなり久々なのではないだろうか。だが、これはこれで十分に楽しめる作品である。

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名もなき風たち サッカーボーイズU-16 はらだみずき

中学卒業で完結したかと思ったサッカーボーイズの続編というか高校生編。遼介の成長をついつい追いかけてしまうところがこの作品の魅力かもしれない。私個人は相変わらずサッカーはよくわからないのだけど、この作品は読み続けてしまう。

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手のひらの京 綿矢りさ

京都で生まれ育った3姉妹を描いた作品。三者三様の描き方が面白い。題材としてはありきたりな部類に入るのだろうが、家族の描き方にいろいろと考えさせられた。

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ヴァラエティ 奥田英朗

筆者がいうには「まとまらなかった短編集」。まあいろいろな出版社で書かれたものを集めてあるところからそう表現しているわけだが、お蔵入りしたかもしれない作品が読めたのはありがたい。イッセー尾形や山田太一との対談なども収録されており、奥田英朗の様々な面がみられる作品である。

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氷の轍 桜木紫乃

身寄りのない老人の遺体が発見されるところから事件が始まる。そしてその老人の過去をたどっていくうちに事件の真相が明らかになるのだが…主人公に複雑な生い立ちを持つ女性刑事をおき、複雑な家庭環境ゆえの事件の捉え方や、感情の動きが非常に面白い。一つだけ惜しまれるのは、脇役で「凍原」の松崎比呂がところどころ出てくるところである。別に重要な役割ではないので、あえて出さなかったほうがよかったのではないかと思うのだが。

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家族のシナリオ 小野寺史宜

元女優の息子である主人公が、ふとしたきっかけから演劇部に入る話。
母親の過去を知っていく過程がなかなか面白い。ちょっと特殊な家族事情であるが、深刻になりすぎないところも妙に説得力があってよかった。

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メビウス・ファクトリー 三崎亜記

企業城下町が舞台になっているのだが、特殊な設定の中に非常に現実的な問題提起を投げ込んでくるところが何とも三崎亜記らしくていい。自分の意志なのか、それはそうなるように仕向けられたものなのか、演じているのか、本物なのか、いろいろなことを考えさせられる作品である。

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みかづき 森絵都

千葉県を舞台に戦後の塾創世記から現代までを描いた作品。塾の先生というものにスポットを当てた作品はいくつかあるが、塾の経営や時代背景などをここまで丁寧に描いた作品はなかなかないだろう。それなりに説得力があり、面白いのは認めるのだが、何か違うだろうと思う部分も少し残った。

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望み 雫井脩介

加害者のほうがいいのか、被害者のほうがいいのかというのはよくある問なのかもしれない。しかし、実際、そういう問題に直面した時、加害者の家族として糾弾されるのがいいのか、それともたとえ息子は戻ってこなくても被害者として同情されたほうがいいのか、というのはなかなか難しい問題である。
大衆の無責任さの描き方がうまいので、全体として非常に考えさせられる作品になっている。

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女子的生活 坂木司

ミステリーではない坂木司の本というのはわりとはずれが多い。そしてこれもはずれである。これが女子的生活なのかは私には判断できないが、なんというかいろいろと違和感があった。

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明るい夜に出かけて 佐藤多佳子

ラジオのリスナー、いわゆる「はがき職人」だった大学生が主人公。インターネットの怖さというか無責任な人々の描き方が非常にいい。今でもラジオを聞く人たちを描くというのもなかなか面白い視点だと感じた。

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遠い唇 北村薫

北村薫の短編集。大掛かりな事件ではないので比較的気楽に読める。あとがきにもあったが、ネットのおかげで誰でも名探偵になれるという発想は確かにそうだと思った。

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よっつ屋根の下 大崎梢

父が正義感を発揮したことによって左遷され、それによってばらばらになってしまった家族を描いた作品。家族のメンバー一人一人が主人公になっているので、連作短編集という風にとらえてもいいかもしれない。田舎礼賛的な話だったらドン引きだったが、それほどでもなかったので、まあそれなりに楽しめる作品である。

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危険なビーナス 東野圭吾

獣医をやっている主人公のところに海外で仕事をしている弟の妻を名乗る女性がやってくるところから話が始まる。そこから複雑な家庭環境だったり、母親の死の真相だったりが明らかになっていくわけだが、まあ話としてはそれなりに面白い。ただそれほどハラハラするような展開でもないので、刺激がほしい人にはあまりお勧めしない。

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